ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

数時間のトランジットなら、免税店を覗いてみたり、少し仮眠をしたり有意義な時間の過ごし方がたくさん。久しぶりにWiFiがある環境になったことで、友人や恋人に連絡を取りますよね。

私・阿部サキソフォン@mnooooom)は今まさにトランジットなうなのですが、もはや無の境地に達しそうです。モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港→中国の武漢→成田空港の帰りの、ちょうど「武漢」の部分。全然聞き取れない中国語をずっと耳にしながら、到着してから早13時間が経とうとしています。

モスクワから武漢に到着したのが午前10時。今現在、中国は夜の23時。成田行きのフライトは、明日の朝8時。計算してみてください。

22時間のトランジットです。

というわけで、暇すぎるので20時間超のトランジットの過ごし方を考えてみました。

1.空港を散策する

まず基本。空港内に何があるのか、歩いて確かめてみましょう。ちなみにこの空港、特別広いわけではありません。あと50通りも浮かぶか今から不安になってきた…。

2.お店の看板を丁寧に読んでみる

まあ、中国語わからないので勘ですけどね。漢字でなんとなく意味がわかるんだから、昔の人に感謝。日本に漢字を取り入れてくれてありがとう。ビバ漢字。

3.案内板も丁寧に読んでみる

わ〜〜〜あっちにはレストランがありそう。もはや漢字読まなくてもイラストで分かる時代だった。

4.充電できる場所を確認する

現代っ子の命とも言えるスマホ、途中で電池が切れてしまっては22時間なんて持ちません。発狂する事態です。そうなる前に、どこで充電できるか事前に確認しておきます。

5.お土産やさんを覗いてみる

荷物を増やしたくないので購入はしませんが、時間があるのでウィンドウショッピング。歩いているだけなのに、お店のお姉ちゃんがめちゃくちゃガンを飛ばしてきます。ああ、フライトまだかなぁ。

6.変なやつを観察してみる

なんか、見つけました。ほらほら、こっち向いてー!ねえねえ、こっちー!

7.変なやつの動きを研究する

何これ、全然可愛くない。衝撃のダサさ。変なやつの動きを研究したって、何にも役立ちません。

8.美味しそうなレストランを見つける

20時間もいるんだから、もちろん食事は不可欠。どこでご飯を食べようか、食べながら空港内を散策します。中国の麺類って、なんでも美味しそうに見える。何が入ってるか謎なのに大体美味しいのは、世界七不思議のうちの一つ。

9.どこのトイレが綺麗かチェック

場所によってなぜか清潔さが異なるトイレ。空港内のどこが一番使いやすくて綺麗か、全部確認しても時間はまだまだ余っています。

10.化粧を落とす

誰も見てないし、いいよね。すっぴんにマスクで臨戦態勢です。

11.ロビーでの感動の再会を見守る

「待たせたね、ハニー!」「どれだけ待ったと思ってるの…やっと会えたわねダーリン!」彼らはお互いだけを一心に見つめ軽やかに駆け寄ると、男は彼女を以前より少し逞しくなった腕で優しく抱きしめ、彼女は背中あたりまで伸びた髪をふわりとなびかせて彼の胸に飛び込ん…

なんてシーンはなかった。意外と、感動の再会は少ない。

12.違う階に移動する

上は国内線のゲートがあるらしい。これから日本に向かう私にとっては120%用事のない場所ですが、いかんせん時間がまだまだあるので上に行ってみます。

13.就航してる航空会社を確認する

特に意味はありません。

14.あら、綺麗なお姉さん

めちゃくちゃ美人さんです。もし生まれ変わるなら「ロシアの色白美女」とは言わないから、日本人でいいから、もう少しアジアンビューティーっぽく生まれたい。24歳になってまで大学近くのコンビニで年確されることのないように、来世は生きたい。

15.おっぱ…

失礼しました。

18.命の水を確保

飲料水のサーバーが設けられている空港も多くあります。20時間干からびないように、水の確保も大切です。ずっと疑問なんですけど、なんでこの手の空港にあるサーバーの紙コップってめちゃくちゃミニサイズなんでしょうか?ごくごく、じゃなくて、ごっくん。一回で飲み切れちゃう。

あと時々ある逆円錐のような形の紙方式。まず取り出すところで苦戦します。

17.PCを取り出す

愛用のMacbook!じゃじゃーーーん!って…要らん顔が邪魔してMacが全く見えていない件。

18.自分の記事をチェックする

昨日公開した記事、どうかな〜〜〜?お、久しぶりの生理記事が良い反応みたい。ちなみにこれは、風が強すぎて画面を見てシャッターを切るのに必死になって眉間がむぎゅっとなった瞬間です。

19.他のライターの記事を読む

森の映画祭、ゴールデンウィークにもやるんだ!昨年行けなかったから、今年は行きたいなあ。

20.旅の記事を執筆する

真面目モードです。(でも自撮りするくらいには暇です)

21.龍角散をなめる

旅先でも喉を大切に、ね。

22.ちょっと一休みしようかな

バックパックは枕代わり。ん、なんか丸くて硬いものが当たってる気がする。

23.再びPCをカタカタ…

執筆しているのは今あなたが読んでいる、この記事です。

24.音楽でも聴こうっと

お気付きですか。これらの写真、周りを中国人に囲まれている中で全部自撮りしてます。日本だと周りの目を気にして自撮りはほとんどしませんが、海外では他の外国人に負けじとパシャパシャ撮ります。

25.ご飯を食べにレストランへ

お腹が空いていてガッツいたので、写真を撮り忘れました。美味しいかまずいかで言うと、よくわからない味でした。

26.繋がらないLINEを眺める

中国ではLINEやFacebookが使えません。過去のトークを意味もなく見返します。

27.カップルアプリで彼氏に連絡をとる

しかし相手は仕事中。返事は遅い。

中国でカップルアプリに助けられた記事はこちら
まさに神。LINEもFacebookも使えない中国では「カップル専用アプリ」が超使える

28.次の旅を考える

考える間もありませんでした。ロシアから帰国して二日後、今度はマカオへ取材でした。

29.その次の旅を考える

その次はウィーンへの取材。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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