ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

今回はスペインを代表する観光スポット、アルハンブラ宮殿の概要を解説します。ぜひ、この記事を参考にして、アルハンブラ宮殿を訪れてみましょう。

 

そもそも、アルハンブラ宮殿とは?

アルハンブラ宮殿はアンダルシア地方、グラナダにある宮殿です。アルハンブラ宮殿が造られた13世紀、キリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)が行われ、イスラーム教徒はイベリア半島の南端に追い詰められました。

1230年、イベリア半島最後のイスラーム王国となるグラナダ王国が建国されました。アルハンブラ宮殿はこのグラナダ王国の創始者であるムハンマド1世によって建てられました。1238年に着工し、以後170年に渡って増改築が行われました。

グラナダ王国は1492年に崩壊しますが、アルハンブラ宮殿はスペインに残るイスラーム建築の傑作として、現在でも多くの観光客を魅了し続けています。

 

アルハンブラ宮殿へのアクセス

アルハンブラ宮殿があるグラナダへはセビーリャから特急列車で約3時間、市内からマイクロバス30系統、32系統で約10分です。マイクロバスの料金は1ユーロかかります。

 

アルハンブラ宮殿の見所

アルハンブラ宮殿は一言では語り尽くせないほど、多くの魅力が詰まっています。特に注目したいのが、ライオン宮殿にある二重窓です。二重窓がある場所は王の居住空間として作られました。イスラーム建築の特徴であるアラベスク文様が大変美しく、イスラーム文化の高度な技術に驚かされることでしょう。

また、アルハンブラ宮殿の周辺にも宮殿が存在します。その中のひとつが夏の別荘として使われたヘネラリーフェ離宮です。ヘネラリーフェ離宮で注目したいのが庭にある噴水です。この噴水は土地の高低差を利用して作られています。

 

アルハンブラ宮殿を訪れる際の注意点

All photo by shutterstock

アルハンブラ宮殿は1日の入場者数を制限しています。したがって、ホームページから予約することをおすすめします。なお、現地でチケットと交換する際には、予約番号と購入時に使用したクレジットカードが必要です。

 

最後に

アルハンブラ宮殿は歴史スポットです。したがって、あらかじめ歴史を少しだけでも勉強すると理解が深まるでしょう。

■詳細情報
・名称:アルハンブラ宮殿(la Alhambra)
・住所:Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada, スペイン
・アクセス:市内からマイクロバスで30系統、32系統で約10分
・営業時間:午前 8:30~14:00、午後 14:00~22:00(3月15日~10月14日)、午前 8:30~14:00、午後 14:00~18:00(10月15日~3月14日)
・定休日:1月1日、12月25日
・電話番号:+34 958 02 79 71
・料金:14ユーロ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.alhambradegranada.org/ja
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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