ライター
あおい フィンランド在住/ブロガー

大阪生まれ、フィンランド在住。幼い頃から夢見たフィンランド留学中に、ひょんなことから出会ったフィンランド人と恋に落ちて、大学卒業後に結婚。2015年の夏にフィンランドへ移住後グラフィックデザイナーとして働きながら、フィンランドのライフスタイルと国際結婚、旅行情報を連載する4コマ漫画ブログを開始。半年で月間20万PVを超えるブログへと成長し、旬の現地情報をユーモアたっぷりのイラストで届けるブロガーとして活躍中。

こんにちは!コンテンツディレクターの阿部サキソフォンです。TABIPPO.NETで彼氏募集なんてしていた私ですが、実はずっと「国際恋愛」に憧れていました。言葉の壁を感じながらも二人で素敵な時間を過ごしたり、お互いの異文化に驚きながらも認め合ったり。

ただ「結婚」となると、急に現実味を帯びてきます。親への紹介はどうするの?嫁姑問題は?お金ってどう管理しているの?

気になることが多すぎて夜も眠れないので、TABIPPO.NETで執筆中の、フィンランド人の旦那さんを持つ「aoiさん」に気になる疑問・質問に答えていただきました!そんな心配無用だろう、というツッコミは受け付けません。

 

1.喧嘩は多い?食事とか宗教とか

喧嘩は多いです。ブログには楽しい話を投稿しているので、仲の良い夫婦ですね!とコメントをいただくことが多いのですが、どこにでもいる夫婦同様、普通になんども喧嘩します。

喧嘩の発端になることはさまざまですが、言葉の壁で時々意見や考えがうまく伝わらない時もあります。喧嘩はいつも英語なので、まっすぐに気持ちを伝えられないこともあり、なかなか話し合いがつかないなんてこともありますよ。

 

ただ、二人のなかで「その国の考え方の当たり前」を武器に争わないように努力しています。フィンランド人と日本人が暮らすとなればちょっとした感覚の違い、意見の食い違いはもちろんです。

その辺は、夫婦で歩み寄れるようにお互い努力しています。

国際結婚喧嘩

それからこれは自分の悪いところなんですが時々、「こういう時は空気を読んでほしい」と察してほしいオーラを出してしまうことがありました。

でも、これがなかなか日本人ならではの技のようで、彼にとっては難しいようです。英語では空気を読むを、read the airなんて使えないそうですけどね!

空気を読む

どうにか意味を伝え、空気を感じ取ってほしいと説明したことがありますが、結局これは、わたしのわがままな期待だとわかり、今はなんでも彼にまっすぐ言うように心がけています。

宗教については、夫婦で仏教やキリスト教など季節の行事をいろんな風に楽しむので、日本で暮らしていた時とあんまり変わりはありません。もちろん二人ともどこかの宗教に属したり、特別視するわけでもなく、宗教そのものを尊敬しています。

 

ちなみに、彼の仏教知識のおかげで、日本に住んでいた頃より仏教に興味が湧くようになり、本を買って読んでみることも機会として増えました。

日本では宗教の話なんて若者の間では全然しないと思いますが、海外では「宗教どこ?」ってよく聞かれますよね!知識として少しでも知っておかなきゃなと思っているんです。

食事は二人とも好き嫌いが少なく、食文化を大いに楽しむ性格なのでフィンランド料理も大好きですし、彼も日本食が好きです。嫌いというか、食べられないものは納豆だけ。笑

納豆が食べられない

納豆が食べられない

日本に滞在中、彼はいろんな物を初めて口にしました。馬刺し、ホタルイカ、ユッケ、カキ、などなど。全部わたしの大好物なんですけど、楽しんで食べていましたよ!

 

2.日本語の微妙なニュアンスつたえる時どうしてる?

微妙なニュアンスとか難しい言葉は、たとえ話を用いて教えようとします。ただ、難しすぎるとまだまだ彼の日本語レベルには合わないなと思うので、とっても簡単な表現に変えて教えることが多いです。

 

しかし最近、大阪弁のいろんなフレーズ、例えば「なんしかそういうこっちゃ」とか「いらち」は一瞬で覚えました。きっと関西の日本語のリズム、雰囲気が楽しいのだと思います。なんだか、しっくりくるところがあるんでしょうね。

かなり使いこないしているので、未来の子どもも夫婦で大阪弁に染める気満々です。

 

3.年金ってどうなってるの?

フィンランドの年金
フィンランドの年金は全員が65歳からもらえますが、現在年齢が引き上げられるかもしれないという問題もあるそうです。国民が年金を払い始めるのは、成人となる18歳を迎えたとき。

年金は、勤め先の給料から自動的に納める仕組みで、65歳までに納めた額により、受給額には個人差があります。基本的に納めた額が低くても、全員が最低でも760ユーロ(日本円で約9万円)受け取れるそうで、私のような外国人でもこちらで結婚し、生活しているため受給対象になるようです。

話せば話すほど年金の話は長く深くなるので、続きはブログで詳しく紹介できればと思います。

 

4.義理の両親はどんな反応だった?

まだ遠距離恋愛中で彼女だった頃、クリスマスにフィンランドへ遊びに行った時が初めての対面でした。その時はお互い緊張していましたし、しかも英語しか話せないわたしでしたが、初対面の頃からあたたかく迎えていただき、心温まる時間を作ってくれました。

その後の渡航でフィンランドへ引っ越し、すぐ結婚。義父が結婚した日に涙を流して「我がファミリーへようこそ」と迎えてくれたことを今も忘れません。

国際結婚

ちなみに、結婚してから現在1年と7ヶ月ですが、彼のご両親とわたしの両親はまだ会ったことがありません。いつか面会の時間をつくれたらなと願っていますが、渡航費や時間を考えるとむずかしいので、きっと私たち夫婦で何かいいきっかけを未来で作るべきだなと考え中です。

例えば、子どもができたとき、またはしていない結婚式をあげるときでしょうか。笑

 

5.親戚づきあいは順調?大変?

国際結婚家族との関わり

親戚付き合いも順調です。さすがヨーロッパだなと思うのですが、彼の叔母がドイツ、フランスにいることもあって(同じく国際結婚)、境遇が同じであるからか通じ合えるところがあります。

それに彼の叔母は日本が好きで、いろんな話に耳を傾けてくださいます。彼はいとこも多く、お兄さんには奥さんと息子もいて、親戚とはいろいろ関わる機会が多いです。ですが今までどんな問題もなく、あたたかい時間を過ごさせていただいているので、本当に家族の関係に感謝しています。

 

フィンランド語がもっと上達して、自分の言葉で気持ちを深く伝えられるようになった時、たくさん恩返ししたいなと思います。

ライター
あおい フィンランド在住/ブロガー

大阪生まれ、フィンランド在住。幼い頃から夢見たフィンランド留学中に、ひょんなことから出会ったフィンランド人と恋に落ちて、大学卒業後に結婚。2015年の夏にフィンランドへ移住後グラフィックデザイナーとして働きながら、フィンランドのライフスタイルと国際結婚、旅行情報を連載する4コマ漫画ブログを開始。半年で月間20万PVを超えるブログへと成長し、旬の現地情報をユーモアたっぷりのイラストで届けるブロガーとして活躍中。

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