編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

日本人に人気のリゾート地「セブ島」そこからフェリーで約2時間の場所に美しい珊瑚と壮大な山々に囲まれた島「ボホール島」があります。セブからの日帰りスポットとして人気のこの島の有名スポットは「チョコレートヒルズ」と「ターシャ」ですが、それ以外もここならではの素敵なスポットがいっぱいです。

一般的にツアー化されていない場所も含めて、ボホール島のベストプランをご紹介します。また、ボホール島はツアーで行くより個人で行く方が圧倒的に安く回れるので、そのあたりの節約テクニックも解説しちゃいます。

*編集部追記
2016年5月に公開された記事に、新たに加筆しました。(2018/12/1)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

ボホール島ってどんなところ?

ボホール島はフィリピンからフェリーで2時間ほどの距離にある、東京都2個分の面積を誇る人口約130万人ほどの離島です。豊かな自然と温かな人々が魅力的で、日帰りで行けることから旅行先として人気の島でもあります。

人口の約8割がカトリック教徒であることからクリスマスを盛大に祝う習慣があり、9月から2月頃まで島全体がクリスマスムードになります。島内ではビサヤ語というフィリピンの中でもスペイン語に近い言語やタガログ語が話されていますが、英語も通じるので安心してください。

ボホール島へのアクセス

スクリーンショット 2016-05-07 9.12.18photo by Takuya Hanaoka

ボホール島へはセブシティの港より毎日何便も色んなフェリー会社から就航しています。セブシティ各所から港までは数十分で到着しますが、リゾート地であるマクタン島からは車で1時間程度かかります。

朝の通勤ラッシュなどではさらに時間がかかるので、余裕を持って出発する必要があります。港はPier1〜4までありますが、Pier1に行けばまず間違いないでしょう。一番本数が多いのが「OCEANJET」というフェリー会社です。

<セブシティ港→タグビララン港>
6:00
7:00
8:00
9:20
10:40

エコノミー500ペソ/人
ビジネス1,000ペソ/人

朝はこのようなダイヤになっていますが、8:00までに乗った方が良いです。そして、7時過ぎには港に着いた方が良いでしょう。なぜなら、定員になると「full booked」という張り紙が次々に貼られ、早々にチケットが買えなくなります。

筆者はマクタンから渋滞に巻き込まれて、8:00に乗る予定が9:20になり、あやうく10:40まで遅れる可能性があったのです。朝のチケット売り場は相当混雑しているので、ボホール島での滞在時間を極力確保するために早起きしましょう!

車をチャーターしよう

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photo by Takuya Hanaoka

タグビラランの港に着いたら、まずはチャーターする車を探しましょう。というより、港に着いた途端たくさんの人に囲まれるでしょう。ホテル、タクシー、アクティビティなど、まるで大学入学時の新入生ばりに人が寄ってきます。そこでまずは車を1日チャーターできる人たちに限定して交渉しましょう。

交渉といってもそんなに難しいことはなく、向こうから「こんな場所を回って1日いくらだ」というパネルを見せられるので、値段を確認しましょう。その時に注意しないといけないのは、その金額はグループ全員なのか、一人あたりなのかです。色々聞いてみると、1日1台あたり3,000ペソ(約7,500円)が妥当なところです。

「帰りは何時のフェリーに乗る予定。そして全員で3,000ペソだ」としっかり握っておきましょう。

また、港に着いたら帰りのフェリーチケットを先に買っておきましょう。便はたくさんありますが、曜日によってはすぐ売り切れてしまいます。筆者は夕方タグビララン港についたら、その日の夕方以降のフェリーがすべて完売という最悪の事態に陥ってしまいました(泣)

ロボク川クルーズ

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photo by Takuya Hanaoka

まずご紹介するのはロボク川クルーズ。川下りしながらブッフェが食べられます。港から車で約1時間くらいの場所です。料金は乗船料とブッフェ代で450ペソ(約1,125円)船の中で飲むアルコールなどのドリンクは別料金です。

写真のような感じで船上ライブを聴きながら、ヤシの木に覆われたロボク川を下っていきます。一緒のテーブルになった外国人観光客とビールを交わしながら音楽と食事を楽しむ。最高に気持ち良いです。

途中、現地の人たちが集まっている小さな村みたいな場所に立ち寄り、竹弓体験や民族楽器演奏などが楽しめるので是非参加してみてください。そんな大自然に包まれた贅沢なひとときが約1時間。船はスタート地点に戻ってきますのでドライバーに待っていてもらいましょう。

ターシャ

メガネザルの愛称で有名な「ターシャ」。こちらも港から車で約1時間強くらいの場所で、入園料は80ペソ(約200円)です。まずは英語で注意事項がありますが、触ってはいけない、写真フラッシュNGなどがルールです。小さな林を決められたルートで歩いていきます。その中でターシャがいる場所だけマーキングされているような感じです。

最初のポイントに着いた時に、一見どこにいるのか全くわかりませんでした。というのも、とっても小さいのです。ほぼ握りこぶしくらいの大きさです。しかも夜行性なので、昼間はより縮こまっていてこっちを見ることがほとんどないので、シャッターチャンスは限られています。

あまり近づけず、スマホで撮るとほとんど見えないので一眼レフなどの高精度のカメラで撮影することをオススメです。

一瞬こっちを見た時にその目がとても力強かったのを覚えています。まるで「見るな」とこっちを威嚇しているようです。ターシャのことを思うとあまり騒いであげたくないですが、とても変わった生き物なので一見の価値ありです。

チョコレートヒルズ

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photo by Takuya Hanaoka

ターシャと同じく定番の観光地である「チョコレートヒルズ」。1,000を超える小高い丘が乾季になるとチョコレート色に染まる不思議な風景です。この山々を見る展望台に向かいましょう。かなりの心臓破りの階段を上った先に、写真のような光景が広がっていて圧巻です。

なぜこういった地形が生まれたのか謎ですが、なんだかタイムスリップしたような昔の景色という印象を受けました。この後にもご紹介しますが、チョコレートヒルズは一般的には上から見るのが普通ですが、地上レベルから見るとまた違った景色になって面白いですよ。

ATV Rental

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photo by Takuya Hanaoka

次にご紹介するのがATV Rental。「ATV」とは四輪バギーのことです。チャーターしたドライバーに「これが一番だ」と勧められて半信半疑でしたが、これが超オススメなのです!最高にエキサイティングなので是非体験してもらいたいです!

写真のようなバギーに乗ってボホールの田舎道を爆走していくのです。未舗装の荒れた道をバギーでぶっ飛ばす!これまで体験してきたゴーカートとは訳が違います。

そして、そのルートの中で地上からチョコレートヒルズを見る絶好のポイントもあったりします。牧場のような壮大な広場からチョコレートヒルズがニョキニョキと連なっている光景は圧巻です。上から見るより地上から見た方が感動しちゃいました。

途中、現地民が住んでるような本当のローカル道を通ったりもして、生の風景が見れたのが観光地と違って新鮮でした。青い空、緑の草原を見ながらバギーを走らせるだけでも本当に気持ち良いです。

値段は1時間550ペソ(約1,375円)。るるぶなどの雑誌にはあまり紹介されていないですが、必見のスポットですよ。

時間に余裕があれば訪れたい

この4つを回るとほぼ夕方頃になり、帰りの船の時間になると思いますが、もっと早く港に着くよ!という早起きな方にオススメの追加スポットをご紹介。

ヒナグダナン洞窟

ボホール島から陸続きでつながっている「パングラオ島」北部の洞窟です。入園料は25ペソ(約65円)。真っ暗な洞窟の中に池が広がっていて、そこで泳げたりします。

とても湿度が高いためあまり居心地は良くありませんが、男旅でここを訪れたらテンションが上がって泳いでしまうかもしれません。

アロナビーチ

phoyo by pixta

「パングラオ島」の南に伸びる美しい砂浜のビーチ。ヤシの木が並んでいてリゾート的な雰囲気です。

セブ島では近場で綺麗なビーチが中々無いので、歩いているだけも楽しいでしょう。地元の人も多く、のんびりした雰囲気が漂っています。いずれもタグビララン港から車で20分圏内にあるので、帰りのフェリーに間に合えば是非訪れたいスポットです。

あとは教会がお好きな人はバクラヨン教会やロボク教会なんかも有名なので、チョコレートヒルズからの帰りに立ち寄ってみましょう。

最後に

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photo by Takuya Hanaoka

以上、ボホール島のスポットをご紹介しましたが、是非ツアーではなく個人手配にチャレンジしてみてください。バギーのような知らなかった意外な場所に出会えるだけではなく、費用もかなり抑えることができました。ちなみに、上記で紹介したプランをすべて周った場合

・セブシティ港⇄タグビララン港 乗船料(エコノミー)500×2=1,000ペソ
・車チャーター代3,000ペソ÷3人=1,000ペソ
・ロボク川クルーズ450ペソ
・ターシャ入園料80ペソ
・ATV Rental(バギー)550ペソ
・ヒナグダナン洞窟入園料25ペソ

合計3,105ペソ(約7,763円)/1人当たり となります。ちなみにツアーで周った場合チョコレートヒルズ、ターシャ、ロボク川クルーズと教会などを周って12,000〜13,000円程度が相場です。

しかもツアーにはバギーがないので、実質半額近い金額でボホール島を満喫できます。ツアーの安心感も良いですが、個人のドキドキ感も良いですよ。是非、ボホール島で大自然を感じてみてください。

ライター:キタトモミ(ボホール島ってどんなところ?)

編集部

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