ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

今回はインドネシアにある世界遺産「ボロブドゥール」を紹介します。ボロブドゥールは長年、密林の中に放置されていました。その後、復旧作業が行われ、今日のような美しい姿になりました。さっそく、ボロブドゥールの魅力に迫ります。

 

ボロブドゥールの概要

ボロブドゥールの概要 

photo by shutterstock

ボロブドゥールは8世紀~9世紀頃に建てられた巨大仏教寺院です。一般の寺院とは異なり、ピラミッド状の構造になっており、内部に入ることはできません。ボロブドゥールが建てられた時代、インドネシアはシャイレーンドラ朝の統治下にありました。

その後、シャイレーンドラ朝が衰退し、ボロブドゥール宮殿は密林の中で朽ち果てたのです。1973年になり、外国の援助を得ながら、ボロブドゥールの再建が始まりました。現在では美しい姿で多くの観光客を魅了しています。

 

ボロブドゥールへのアクセス

ボロブドゥールへのアクセス

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ボロブドゥール宮殿はジャワ島中部、ジョクジャカルタ特別州にあります。ジャカルタからジョクジャカルタへは飛行機で約1時間。ジョグジャカルタからボロブドゥールへはバスで約90分です。

 

ボロブドゥールの見所

ボロブドゥールの見所

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ボロブドゥールを訪れると、第1回廊から順々に登っていきます。それぞれの回廊には仏陀の生き様や教えが精密に掘られています。ぜひ、それぞれの彫刻に注目してみましょう。中にはかわいいゾウやウサギが描かれている彫刻もあります。

階段を登りきるとストゥーパと呼ばれる仏塔が72個、中央に巨大ストゥーパが一つあります。頂上から眺める風景も独特のものがあります。ぜひ、ボロブドゥールを見学して、日本とは異なる仏教文化に触れてみましょう。

 

最後に

現在、インドネシアは東南アジア最大のイスラーム国家です。そのためかわかりませんが、ボロブドゥールには首がとれた仏像も存在します。インドネシアの歴史を少しでも知っていると、ボロブドゥールに対する見方が少し変わるかもしれません。

■詳細情報
・名称:ボロブドゥール(Borobudur)
・住所:Jl. Badrawati, Borobudur, Magelang, Jawa Tengah, インドネシア
・アクセス:ジョグジャカルタからバスで90分
・営業時間:6:00~17:00
・電話番号:+62 293 788266
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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