編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

カンボジアで安全に注意が必要な場所は?

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首都プノンペン

最もカンボジアで犯罪発生率の高いプノンペン。国外からも窃盗集団が集まるともいわれており、貴重品管理には注意が必要です。

ひったくりで多いパターンは、背後から来たバイクにバッグをひったくられるというものです。常に背後には気を付けて、なるべく車道から離れて歩くようにしましょう。ナイトマーケットなど人の多い場所に出かける際には、余計な貴重品を持たないようにするのが一番です。

また、夜間に移動した場合にドラッグなどに誘う悪徳ドライバーの存在も報告があり、なるべくホテルに近い場所で食事をした方がよいでしょう。

シェムリアップ

観光客が落とすお金が重要な収入源となっているシェムリアップでは、政府主導による観光客保護のためのセキュリティが強化されているため、プノンペンよりは窃盗などの犯罪発生率は低くなっています。しかし、注意を怠らず、人気のない場所に近寄らないことは絶対に守りましょう!

ぜひ外務省の海外渡航登録「たびレジ」の登録や、海外安全アプリのダウンロードをおすすめします。バンダ発生時も在カンボジア日本大使館からお知らせメールで注意が促されるので安心です。

カンボジアで安全な移動方法は?

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鉄道のないカンボジア。移動の基本は飛行機と長距離バスになります!

■短距離移動手段(都市部)

シェムリアップやプノンペンでは、アジアでおなじみの乗り物である三輪タクシー「トゥクトゥク」が便利です。2~3ドルも出せば、近距離移動ならほぼカバーできます。もう一つバイクタクシーの数も多いのですが、日本の整然とした交通に慣れていると、とてもスリリングな運転に気が遠くなるかも。安全面ではあまりおすすめできない交通手段です。

通常のタクシーは台数が非常に少なく、ホテルフロントで依頼するのが確実です。

運転に自信があるならレンタルバイクやレンタル自転車を借りる方法もありますが、都市部の混乱した交通事情ではおすすめできません。レンタカーを利用する手もありますが、カンボジアのレンタカーは、原則ドライバー込みとなり、貸し切りタクシーと変わりません。

■中・長距離移動手段

カンボジア国内の中~長距離移動は、鉄道がないため、長距離バスもしくは飛行機を利用することになります。

カンボジアローカルの国内会社、「カンボジア・アンコール航空」「ワット・プノン・エアラインズ」「バッサカ・エア」「カンボジア・バイヨン・エアラインズ 」「スカイ・アンコール・エアラインズ 」「JCインターナショナル航空 」のほか、カンボジア国外LCC「ジェットスター」「エアアジア」などいくつか選択肢があります。

ただし基本的には全てシェムリアップ拠点となると覚えておきましょう。費用を抑え、かつ空港のないエリアに旅する場合には長距離バスを利用します。バス会社によって車体グレード他、サービスもピンキリですから事前リサーチは欠かせません!

おすすめする「ゴールデン・バイヨン」は、2012年開業の新しい日本人企業のバス会社です。大型バスと異なり、VIPというバンタイプの15人程度のバスになります。車両はすべてトヨタで保険完備という安心感もうれしいですね。

そのほか、「メコン・エキスプレス」、「ジャイアント・アイビス」も車体が新しく、サービスがよいと外国人観光客の評価が高いバス会社です。

宿泊事情は?

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カンボジアの宿泊事情はかなり外国人観光客にやさしい、お得感が感じられる価格設定です。アンコールワット周辺やシェムリアップの外資系のファイブスター級ホテルは、全世界共通の価格設定のためそれほど割安感はありませんが、中から中の上クラスのホテルが大変リーズナブルなのです。

「Booking.com」「Agoda」「Expedia」などの予約サイトを確認しても、雰囲気の良いホテルが一万円以内の価格でたくさん見つかります。旅費の節約は大切ですが、カンボジアでは少し贅沢してみても、コストパフォーマンスを考えれば断然お得ですよ。

主要観光地の治安状況は?

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結論から言えば、どの観光スポットも治安はすこぶる良い状況が保たれています。敬虔な仏教国であるカンボジアは対日感情もよく、観光地はよく取り締まられており、ツーリストの街歩きには安心な国であるといえるでしょう。

夜間の単独行動を避け、スリや置き引きの被害にあわないよう貴重品管理を心掛け、料金の食い違いなどのコミュニケーショントラブルに注意する、といった旅の基本的な注意事項を守っていれば、まず安心して旅を楽しめることでしょう。

現金を手に入れたい時は?

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日本で当座のお金としてドルに両替しておく

カンボジアリエル紙幣の種類は11種類もあり、覚えるのが大変。しかも日本で両替ができない通貨の一つです。けれど安心してくださいね。実はカンボジアの基本通貨は「ドル」となっている状況です。市場やタクシー、トゥクトゥクの料金もドルで支払いが可能です。

ただし地方の小さな空港では両替カウンターが見つからない場合もあります。行先によってはタクシー代など当座使用する金額程度は、日本で両替しておくことをおすすめします。

市内ではホテルかカンボジア銀行

ホテルのフロントでも両替は可能ですが、小規模ホテルの場合は断られる場合もあります。

一番レートがよくおすすめの両替先は銀行での両替です。両替には基本パスポートが必要になります。そして余りにも汚れている・しわがひどい・敗れている紙幣は受け付けてもらえないため注意しましょう。

両替商を利用する

アジアの多くの国々同様に両替商の数が多いカンボジアですが、なるべく利用している人が多い路面店を利用するようにしましょう。

海外ATMを利用する

最近ではこのような「キャッシュ両替」とは別にATMを利用した海外キャッシングもおすすめです。キャッシング枠を設定してあるクレジットカードを利用するか、銀行のインターナショナルキャッシュカードやデビッドカードを利用する方法があります。

また、最近では、新生銀行のように口座から直接チャージ可能な海外プリペイドカード(GAICA)といったサービスもあります。

クレジットカードを利用したキャッシングは利息が付きますが、銀行のインターナショナルキャッシュカードなら、自分の日本の口座から直接現金を引き出すのと変わりはありません。手数料無料のATMなら為替レートが若干不利になる程度(プラス2~4%程度)で済みます。

これらのATM利用については、「Canadianban PLC」や「Union Commercial Bank」は引き出しの際に手数料がかからないといわれていますが、突然体制が変わることもあるので、確認してから利用しましょう。

平均的な物価は?

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急速な経済成長を果たしているカンボジアの物価は上昇しているといわれています。果たして実際にカンボジアで食事やお買い物をした場合の実際の物価の現状はどうなのでしょうか。

都市部そして観光地においては、高級レストランで食事をとったりマッサージを頼んだ場合にかかる費用は日本と変わらないか、逆に割高に感じられることも多いでしょう。

ただし、飲料水などの日用品の場合、日本と比較すると非常に安価に購入できるものがほとんどなのです!日本の半額以下、中には10分の1に感じるようなものも多くあります。

例えばミネラルウォーターの値段は500ミリリットル一本で500~1000リエル前後で購入することができます。日本円で言えば20円もしません。また、共働き世帯が多いカンボジアは外食社会。飲食店が非常に多く、庶民的な食堂なら、丼ものや麺類であれば、都市部であっても100-リエルもしないメニューがほとんど。

まとめるとカンボジア現地の人々が日常生活でよく購入する類のものについては総じて非常に安価、しかし観光客が行くような店で買い物や食事をする場合は日本とほぼ同じか、それ以上の費用が掛かります。

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こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

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