ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

恩田 倫孝【旅大学 学長】

恩田倫孝 / Michinori Onda

1987年生まれ/新潟出身/慶応大卒業後、専門商社のミスミに入社。2013年8月に退職し世界一周へと出発。アメリカの砂漠での奇才フェス「バーニングマン」を旅のスタートに、900kmにも及ぶスペイン巡礼、ブラジルサルバドールで5週間太鼓の練習をして、カーニバルへ参加。アフリカ大陸では、大陸をバスを使って縦断するオーバーランドツアーに参加。現在はTABIPPOイベント事業「旅大学」の統括を担う。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

理工学部で、大学には殆ど行かず。教育系NPO法人の立ち上げに従事。学生記者や、ベンチャー企業、アメリカの企業でのインターンを経験し、課外活動を積極的に行なっていました。大学のリーダーシップゼミを経て、TABIPPOの組織にジョイン。

大学卒業後は商社勤務2年半。グローバルWEB戦略推進室所属。顧客のWEB購買の設計と全社の仕組み作りをしていました。商社を退社した後にスペイン巡礼、ブラジルでのカーニバル参加。アフリカ横断等、長時間かかる旅を行いました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

ファーストキャリアを選ぶ基準は、次の3点を重要視しました。「ストレッチ出来る会社」「組織/評価がフラットである事」「成長できる組織である」。ファーストキャリアの会社に長くいる事は想定はしていなくて、キャリアアップのために考えていました。

この時、業界にはこだわりは無く、とにかくがむしゃらにやれる組織を選びたかったです。僕が進んだ商社は、外資コンサルの人が多い、非常に合理的な会社で、非常に素敵でした。最初のキャリアを通じて、次の3つの視点を加えました。

1つ目は「組織の規模」。組織の規模が大きいと、どうしても事業を分割せざるを得ない。そして、商社という事業体もあるので、商品企画や販促を全て携わる事は難しいです。一気通貫で影響を及ぼす事が出来る組織規模が現状は、フィットすると感じました。

2つ目は「最終顧客との距離」。最終顧客が遠く、その商品を売る事で本当に世の中が良くなっているのかを測る事が難しいと感じました。商社という事業体は、勿論クライアントはto B。

そのクライアントがどんな商品を作り、どう世の中に影響を与えているのかは、計り兼ねます。なので、最終顧客に近い所で、どんな商品を設計して、どんな価値を提供するのか?というのが、外せない要素となりました。

3つ目は「ビジョナリーカンパニーであるかの有無」。学生時代、ずっとビジョナリーの組織に所属をしていて、ファーストキャリアで初めてビジョナリーについてあまり組織内で話さない場所に所属しました。

どんな世界を描いて、何に向かっているのかを話しあう事は自身にとって大切で、外せない要素であるという事を確認したので、このビジョナリーの要素が加わりました。

会社を辞めた後、1年程の旅をしました。この旅の具体的な話は割愛しますが、重要な時間でした。この経験を自信を持って未来に紐付ける事を決意出来ました。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

まるごと役に立っていると思います。旅の体験を元に、全ての事業を作っていると言っても過言ではないと思います。まず旅自体は、世の中の発見&探求だと思っています。

その経験を分解して、どんな要素が僕らが生きる上で価値ある事なのかを考えながら、事業に落としているので、旅をした過去の経験が仕事にそのまま活かせるのだと思います。

旅自体が、自身を変えるという事はないと思いますが、旅を通じて、自分に馴染んた習慣はいくつかあります。「感じた事を言語化して、表現する事」「その自分の経験を誰かに向けて発信する事」です。

習慣ではないですが、体験から発見した事は「同じリズムで過ごしても、環境が変わると感じる事が変わる」ことです。なので、旅は続けるし、発信を続けながら、イベントという手段で、表現をし続けています。

 

佐久間 静香【元セールスディレクター】

佐久間 静香 / Shizuka Sakuma

別名:すーじー。 旅と太陽とビーチをこよなく愛する、1991年九州出身。一度きりの人生「常に笑顔」「やりたいコトは全部やる」がモットー。大学時代、海外に惚れ込み女子大生バックパッカーとして世界一周。32カ国更新中。世界中に好きな人と、友達と、家族をつくるのが旅のスタイル。夢は大好きな人と、大好きな国で生きること!

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学時代は海外の面白さに魅了され、女子大生バックパッカーをウリに世界一周を経験。卒業後は東京で働く事を夢見て、生まれ育った九州から上京しました。人材広告会社で、WEB求人媒体の法人営業として1年半勤務。メンタルをひたすら鍛えられました。

退職後はガッツリ旅できるのは今しかない!と思い、ずっと行きたかった中南米を旅しました。帰国のタイミングで、株式会社TABIPPOに入社。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

ファーストキャリアは、4つの判断基準できめました。1つは「幅広いクライアント領域」。多様な業界の情報と人脈を広げたかったからです。
2つめは「事業内容」。海外と比較した際に、日本人の『働く』現状に変化を生みたかったからです。

3つめは「待遇の良さ」。単純に、稼ぎたかったからです。4つめは「会社の勢い」。社会人一歩目で、マーケットリーダーではなく急成長している会社に身を置いて学びたかったからです。

今のキャリアは次の3つの判断基準のもと、選択しました。1つは「旅の領域」まず自分が本当に好きで、興味があり続ける領域である事。『もっと多くの人に旅に出て欲しい』という思いをビジネスを通して実現できるからです。

2つめは「会社規模」。前職は大企業でかなり業務細分化されていた事もあり、もっと自分のアクションを起こせる範囲を広げたかったからです。3つめは「会社の勢い」。会社に雇われるという安泰した考えでは無く、自分で稼いで会社を大きくしていく、というスタンスで奮闘したかったからです。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

・旅の経験があったからこそ、前職も辞め今のTABIPPOという選択肢に至っています。
・出来るか分からない事も、まずやってみようというスタンスになりました。
・とにかく初めて会う人と話す事が好きになりました。
・広い世界・様々な人生を見てきた故に、仕事もプライベートも小さい事で悩むのは無駄!と開き直れるようになりました。
・人生、何とかなる!とポジティブに考えれるようになりました。

 

前田 塁【TABIPPO.NET編集長】

前田塁 / Rui Maeda

1987年、大阪府生まれ。2011年に慶應義塾大学を卒業後、株式会社大阪ガスに入社。その後、一緒にTABIPPOを立ち上げたしみなおに誘われて、2012年に株式会社オプトに転職。ソーシャルメディアの新規事業を立ち上げました。2014年に株式会社TABIPPOを創業し、編集長に就任。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学卒業後は、大阪ガスに入社して法人営業を担当していました。その後、オプトに転職して新規事業の立ち上げを経験。1年半勤務したあとに、清水や小泉と一緒にTABIPPOを起業しました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

大阪ガスは 、自分のような人間(バックパッカーでWEB好き人間)が少なそうな業界に入ってみようと考えて選びました。インフラ業界で先鋭的であり、海外支社として留学も経験したニューヨークがあったのも大きかったです。

オプトは、大阪ガスを経験して、今度は自分と似た人間が多そうな業界に入ろうと考えていた矢先に清水から転職の誘いがあったためです。また、社内では社長直下の新規事業部で、当時は始まったばかりのソーシャルメディアを使ったマーケティングに携わることができる、ということで会社に頼らない力をつけたいと思って、入社を決めました。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

どこで何をしても生きていけるという自信がつきました。また、沢山のやりたいことを実現する手段は必ずあるんだと、あきらめずに模索するようになりました。

 

平野嵐

平野嵐 / Arashi Hirano

1993年和歌山生まれ。20歳の時、TABIPPOのイベントをきっかけに旅の魅力にとりつかれる。その後大学を休学し、フィリピン留学や世界一周のひとり旅へ。大学卒業後は専門商社で務めていたが、2018年1月にTABIPPOにジョイン。旅人のための就職・転職サービス「旅人採用」の立ち上げに携わる。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学4年生時は、TABIPPOで学生インターンとしてイベント事業を担当していました。関西在住だったのでリモートワークのインターンシップでした。

大学卒業後は関西の専門商社にて営業職として新卒入社。先輩の営業補佐やルート営業を主に担当していました。しかし入社前と入社後のギャップ(仕事内容など)に違和感を感じ、自らのキャリアプランを描けないと思い入社年の年末にて退職。

翌月に上京し転職活動を進めた結果、TABIPPOへ次は正社員として復帰することとなりました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

前職を選んだ理由はいくつかありました。まず関西勤務であること。当時は変に関西へのこだわりがあって、実家(和歌山市)にもすぐ帰れるような場所での勤務を希望していました。

あとは新卒だったのでまずはビジネスマンとして基礎的な能力が培われる(と感じた)営業職を希望したのですが、新規営業へのネガティブなイメージから新規開拓ではなく既存顧客へのルート営業を担当できる職場を探していました。

他には人数の規模が50~200名程であること、社員の方と話していて心地が良いことなどを基準としていました。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

自分の旅の経験は、今の自分自身の形成に大きく影響しています。二十歳のときに旅に出て、世界中を旅したことによってポジティブになれたりフットワークが軽くなったりして、旅が自分を成長させてくれた感覚があって、旅って本当に良いものだと感じました。

そして自然と、もっとたくさんの人が旅に出ればいいのになあと心から思っていました。TABIPPOの学生インターンをしていたときからですが、旅を通して誰かの人生に挑戦するきっかけを与えることが、自分が一生を通してやりたいことなんじゃないかなと思うようになり、それを仕事で実現できればいいなあと望むようになりましたね。

結果としてTABIPPOでそのまんまのことができているので、今はやりがいを感じて幸せに働けています!

 

小井詰祥予

小井詰祥予 / Sachiyo Koizume

1990年、アメリカ生まれ、チリ育ち。大学から日本に住み、多摩美術大学を卒業。学生時代からバイトをしていたプロジェクションマッピングなどを手掛ける制作会社に1年勤め、その後旅のモノづくりブランドPAS-POLの立ち上げ時に、本作り兼デザイナーとしてTABIPPOにジョイン。現在は二児の母。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学時代からバイトをしていたプロジェクションマッピングなどを手がける制作会社に就職。約1年間働き、TABIPPOで旅のモノづくりブランドを立ち上げるタイミングで、仕事後にTABIPPOでの仕事をするダブルワークを3ヶ月ほどした後、転職をしました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

自分の好きを基準に仕事を決めていました。

大学時代で興味を持ち始めた「インタラクティブ」な作品などに携わりたいと思っていました。自分がもっと学びたいと思えること、好きから湧き出る熱量を大事に仕事をしたいと思っていました。

最初に働いた会社も学びたい欲で選び、今いるTABIPPOも旅が好き、モノづくりが好きという理由から選んでいます。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

世界一周をしようと思い旅に出たことはないのですが、18年間海外に住み、インターナショナル校に通ったこと、3ヶ月間ほど長期の旅に出たことは私の人生に大きく影響をもたらしています。

今までの経験で、多種多様な生き方があること、何事にも表裏があることなどを身をもって知り、つくるものを通して伝えていきたいと思っていました。そのことから美術大学に行き、旅をテーマに作品をつくったり、今ではTABIPPOで旅を広める仕事をしています。

 

まとめ

ふだんは聞けない、TABIPPO社員の人たちの経歴について聞いてみましたが、いかがでしたでしょうか? 自分がいかに成長できるかを選んだり、仕事ではなく人で選んだり、柔軟にキャリアを変化させてきたり。仕事を選ぶうえで色んなモデルケースを知れたと思います。

まだ他に、TABIPPOメンバーのキャリアについて気になることがあれば、ぜひ「ビズリーチキャンパス」をつかってみてください! このサービスはスマホ1つで簡単に同じ大学出身のOB/OGとアポイントメントが取れるサービスです。

 

旅人採用、はじめました。

旅に出る前も帰って来たあとも、気になるのはたった一つだけ。就職できるのかどうかではありませんか?「旅に出たから就職が難しい」「再就職が不安だから旅に出られない」果たしてそうでしょうか。

旅に出て世界を見て来たからこそ、社会を変えて欲しい、変えられる。旅した経験が武器になる。そんな世界を創り上げたい。そんな思いからTABIPPOは「旅人採用」をはじめました。

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ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

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