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さとみん 憧れの男性はロバート・ラングドン教授

歴女の旅好き。レオナルド・ダ・ヴィンチの追っかけ。 幼少時ドイツに住んでいた際に、両親の影響で旅×歴史に夢中に。古代オリエント史と美術史が好き。いつか古代オリエントの舞台を一気に回るのが夢。憧れの男性はダン・ブラウンが生み出した、ロバート・ラングドン教授。

イタリア中部トスカーナ州、花の都・フィレンツェ。15世紀にメディチ家によって花開いたルネサンス文化の中心地として、レオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロを始めとする数多くの芸術家が活躍しました。

500年以上たった今でも、中世の街並みは厳格に保存されていて街全体がユネスコの世界文化遺産に登録されています。(1982年登録/フィレンツェ歴史地区)

街中に点在する数多くの美術館や宮殿をすべて巡ろうと思ったら、時間がいくらあっても足りません!しかも毎日世界中から観光客が訪れ、各美術館や史跡でチケットを買ったり、入場するのにもかなり時間がかかります。

そこでしっかりと美術館、史跡巡りをしたい方にお勧めしたいのが「フィレンツェカード」です!

購入方法、活用場所、そして注意事項を私のトホホ(涙)な経験の元ご紹介します!

 

「フィレンツェカード」って何?本当にお得なの?

フィレンツェカードは、フィレンツェにある72の美術館、宮殿に予約無し&行列に並ばず入場できるフリーパス。一度購入すれば、購入してから最初に入場した施設の時間から72時間有効なカードです。値段は72ユーロ(約9500円)

72の美術館に、72時間、72ユーロでフリーで入場できる!覚えやすいですね!

ちょっと高いなぁと思うかもしれませんが、美術館や教会などを5箇所以上見学を予定している人にとってはお得です。(私はフィレンツェに3日間滞在したので買って本当に良かったです)

参考までに、おそらくフィレンツェに来た人は絶対に行くだろうと思われる各施設の入場料をご案内します(全部フィレンツェカードを使用できます)。

ウフィツィ美術館(「ヴィーナスの誕生」「春」「受胎告知」など):20ユーロ(*)/予約料除く
ピッティ宮殿/パラティーナ美術館(「大公の聖母」「小椅子の聖母」):13ユーロ
アカデミア美術館(「ダヴィデ像」):12ユーロ
ヴェッキオ宮殿:14ユーロ(塔と宮殿を見る場合)
ドゥオモ:18ユーロ(共通券)
(*)2018年3月からの料金。観光客が少ないローシーズン(11月1日から翌2月28日まで)は12ユーロになります。

などなど。

美術館見学時間は、平均すると2〜3時間はかかります。美術が好きな人はオーディオガイドを借りるとより楽しめますし、たまに日本人のガイドさんがいるのでこっそり付いていくと面白い話を聞けたりします。

そんな中ウェブ予約もしないで、チケット買うのに並んで、さらに入場するのに並んで(セキュリティが厳しいのです)いたりしたら、1日あっという間です!勿体無い!

ご自身の旅程をしっかり組んで、見たいものを確認して、カードを買うべきか否かよく検討してみてください。

ちなみに大勢の人が並んでるのを横目に、さっと入っていけるのは非常に気持ちが良いです…。

 

購入できる場所は?

フィレンツェカードはオンラインで購入する方法と、現地で直接買う方法があります。

オンライン購入のページはこちら:Firenze Card Official Site

オンラインで購入した場合でも、現地で引き換えは必要です。引き換え場所は以下の施設です。

・駅前ツーリストインフォメーション
・アメリゴ・ヴェスプッチ空港 1階 ツーリストインフォメーション
・カヴール通り ツーリストインフォメーション
・ヴェッキオ宮殿チケット売り場
・ステファノ・バルディーニ美術館
・ブランカッチ礼拝堂
・ピガッロ・ツーリスト・インフォメーション
・ストロッツィ宮殿チケット売り場

地図で確認するとそれぞれの施設が、街の中心からそんなに離れていないことがわかります。

私は自分が絶対に行きたいと思っている場所でフィレンツェカードも購入できたので、現地で購入しました。身分証明書(パスポート)を持って、必要事項を記入すれば簡単に購入できます。

現地購入ができる場所は以下の施設です。

・サンタ・マリア・ノヴェッラ教会チケット売り場
・ピッティ宮殿チケット売り場
・駅前ツーリストインフォメーション
・カヴール通り ツーリストインフォメーション
・ヴェッキオ宮殿チケット売り場
・ステファノ・バルディーニ美術館
・ブランカッチ礼拝堂
・バルジェッロ国立博物館チケット売り場
・ウフィッツィ美術館チケット売り場(2番)
・ストロッツィ宮殿チケット売り場

各売り場とも開館時間に準じているので、開いている時間を確認してから行ってみてください。

オンライン購入引き換え場所とは異なり、それぞれの施設がお互いに結構離れているのでうっかりすると大移動する羽目になります(大移動した人)。

 

どこで使えるの?

フィレンツェ歴史地区内の主要な美術館、宮殿等の施設はほぼ網羅されています。こちらでご確認ください。

フィレンツェカード使用可能施設

ただし、フィレンツェのシンボル、ドゥオモとその周辺施設はさらに共通券(最初の施設利用から48時間有効)との引き換えが必要です。

(私はこの共通券の引き換えをすっかり忘れて、フィレンツェカードだけで入ろうとしてしまいすっっごく恥ずかしかったです!長い時間並んだのに勿体ない!)

この共通券で、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、クーポラ(円形ドームの頂上)、サンタレパラータの地下聖堂(大聖堂内部の地下)、ドゥオモ付属美術館の5つの施設に入ることができます。

ただし共通券を持っていてもここだけは長蛇の列に並ぶのを我慢してください…。

共通券の引き換え場所は、洗礼堂前のチケット引換所がわかりやすくて楽でした。

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さとみん 憧れの男性はロバート・ラングドン教授

歴女の旅好き。レオナルド・ダ・ヴィンチの追っかけ。 幼少時ドイツに住んでいた際に、両親の影響で旅×歴史に夢中に。古代オリエント史と美術史が好き。いつか古代オリエントの舞台を一気に回るのが夢。憧れの男性はダン・ブラウンが生み出した、ロバート・ラングドン教授。

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