ライター
TKY 世界一周トラベルスキー・サーファー

スキー・サーフィン・旅をテーマに、世界一周や在住など50カ国歴訪。 大学生時代はワーキングホリデーからバックパッカーまで必死に旅に出る。 卒業後は一部上場企業にてスキープロスタッフを8年間務め社会経験を積む。 その後、スキー&サーフボードを積んでロードトリップ世界一周達成。 現在は独立しプロスキーヤー・山岳スキーガイド・サーフィンガイド・トラベルライターとして活動。 全国通訳案内士。利尻富士アンバサダー。 僻地でのローカル旅、ロードトリップが得意。

なかでもアビスコと呼ばれるロングトレッキングルートや自然美との共存を追求したツリーホテルは、SNSで話題になったこともあり、一度は訪ねてみたい場所でしょう。

 

サンタクロース村(フィンランド)

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Photo by Visit Lakeland

ロヴェニエミ(フィンランド)郊外ではサンタ協会公認の本物のサンタクロースが住む村があります。まさに世界で唯一、ここならでは。サンタクロースとは、記念撮影はもちろん、直接会話も楽しめます。(残念ながら日本語は理解してくれませんが…)

日本のどこから来たかというような会話には、『毎年クリスマスに行くから知ってるよ〜』と対応上手な一面も。きっとあなたの子供の頃の寝顔を覚えてくれているハズです。大人でさえ胸躍る再会をぜひ。

 

北欧の街並み(ラップランド各地)

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Photo by The Municipality of Tromso

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Photo by TKY

北極圏といえど、そこは北欧。ヴァイキングが世界各地から持ち帰った文化が豊かに残る街並みはとても美しいです。街角には教会、レンガの街並み、石畳など歴史的建造物が残り、さらに北欧ならではのハイセンスな建造物やカラーリングと見事に調和されています。

また街を一歩出るとフィヨルドの断崖絶壁にひっそりと佇む家も趣あり。北米にある古いログハウスや無機質な防寒コテージとは一線を画す、美しい風景が楽しめます。

 

食文化(ラップランド各地)

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Photo by TKY

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 Photo by TKY

ノルウェーサーモンや干ダラに代表されるシーフードに加え、野菜をふんだんに使ったキッシュやミートボールなど、ヘルシーで美味しい郷土料理も豊富。ジャンクフードでの旅を強いられる北米とは全く別次元です。

そんな食文化こそ北欧ならでは。ヨーロッパの歴史が築いた文化の賜物です。サーモンの水揚げやタラが干してある漁村の風景でさえ、ラップランドならではの風物詩です。

 

アクセス

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 Photo by TKY

このように魅力がたくさん溢れる北欧ですが、一般的な印象はコストが高く遠いでしょう。

【日本発北欧行き直航便】

■メリット:所要時間10時間前後で同日着可能
■デメリット:コペンハーゲン、ヘルシンキ着に限られる
■価格:約14万円前後〜(ハイシーズン)約8万円前後〜(ローシーズン)

ただし、経由便をうまく利用すれば、最安4.5万円前後〜と意外とお手頃にフライトできます。

【オススメ低価格経由便】

■エアロフロート = モスクワ経由
■アジア系航空会社(China Air etc…) = 自国首都経由
■アラブ系航空会社 (Emilates etc…)= ドバイ、パリ経由

そして北欧主要都市を経由してラップランド圏内各地へと向かいます。

【北欧主要都市からラップランド圏内各地へのアクセス】

■飛行機:平均して1.5時間〜3時間で到着 各地へのアクセス網も豊富で便数も多い
寝台列車:ストックホルム発 ナルヴィーク(ノルウェー)着 約20時間
ストックホルム発 キールナ(スェーデン)着 約17時間
 ※キールナ以北は欧州最北の鉄道と呼ばれ、美しい景観から車窓観光ルートとしても人気です。
バス:ヘルシンキ発 ロヴァニエミ(フィンランド)着 夜行にて約13時間
 ※北欧のバスの交通網は発達しており、時間はかかるが自由かつ安価に旅することができます。
レンタカー:ラップランド内各地でも手配可能。辺境でも自由に旅ができる。フェリーも併用可能。

 

私はストックホルム発着でスカンジナビア半島縦断、ノールカップ往復5,000km以上の全行程をレンタカーで自分の運転で旅しました。時間が許せば一番充実した旅になるはずです。とはいえ現実的には、ラップランド各地までフライト、その後レンタカー移動が一番オススメです。

ただし地勢上、入り組んだ海岸線を走るため、想像以上に所用時間がかかるので要注意。国道が突然途切れてフェリーに振り替えられているポイントも多数ありますので要注意。

 

物価

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Photo by TKY

北欧といえば物価が高いことで有名です。確かにホテルの宿泊費とレストランは世界的に見ても高いです。しかし、スーパーの価格は想像したよりお手頃だったため、スーパーを利用して自炊したり、ホステルやテント泊を併用したりと工夫すれば、意外と出費を抑えられます。

サウナを利用しながらテント泊する旅も、ある意味では北欧ならではですね!

 

まとめ

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Photo by TKY 

北米の北極圏との最大の違いは、アクセスと旅の難易度にあります。ズバリ北米の北極圏は、アクセスが非常に困難なのです。対して北欧の北極圏は、比較的容易にアクセスでき、観光や交通のインフラも整備されています。

 

【北米の北極圏】
■交通手段:高額のセスナ、海路、未舗装の道を自力で運転、高額のツアーに参加
■宿泊:熊が棲息する大自然でのキャンプ、もしくはイヌイットの集落

アラスカやカナダ北部の未開の地をサバイバルしながら旅するのは最高に楽しいですが、それはさておき旅のしやすさや快適性では北欧が圧勝です。北極圏内にも関わらず安全で快適な旅が約束できるのは北欧ならでは。

オーロラや白夜に出会いたい方は、北欧ラップランドを旅先に選んでみてはいかがでしょうか?

ライター
TKY 世界一周トラベルスキー・サーファー

スキー・サーフィン・旅をテーマに、世界一周や在住など50カ国歴訪。 大学生時代はワーキングホリデーからバックパッカーまで必死に旅に出る。 卒業後は一部上場企業にてスキープロスタッフを8年間務め社会経験を積む。 その後、スキー&サーフボードを積んでロードトリップ世界一周達成。 現在は独立しプロスキーヤー・山岳スキーガイド・サーフィンガイド・トラベルライターとして活動。 全国通訳案内士。利尻富士アンバサダー。 僻地でのローカル旅、ロードトリップが得意。

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