ドイツの世界遺産
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

ブリュールのアウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト


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ドイツで最初のロココ様式の建築であるアウグストゥスブルク城は大司教アウグストのお気に入りの離宮の一つでした。

1725年から40年の歳月をかけて建築されたこの城は、ドイツ・バロック建築の傑作と言われる「階段の間」や、フランスのスタイルを取り入れた美しい庭園などを備えており、様々な有名芸術家たちに手がけられたことでも有名です。

ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター


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ドイツにある前ロマネスク様式の修道院建築では最も重要なものの一つとされている王立修道院は、その壮麗な美しさから「カロリング・ルネサンスの宝石」という別名を持っています。

三十年戦争でほとんど破壊され、現在では王の門と教会の一部しか残っていないものの、1991年に世界文化遺産に登録されました。

フェルクリンゲン製鉄所


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世界で唯一、完全な形で保存されている19世紀に建設された製鉄所です。鉄鋼業の全盛期に建設された60万平方メートルにもおよぶ巨大な施設は、産業記念物として初めて1994年に世界文化遺産に登録されました。

現在はテーマ&体験パークになっており、多くの観光客を集めています。

古典主義の都ヴァイマール


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「ファウスト」の作者ゲーテが行政官となってからドイツ文化の一大拠点として栄えるようになったヴァイマールでは、「ウィルヘルム・テル」のシラーをはじめ、多くの芸術家や学者たちが集まり活動するようになりました。

ゲーテやシラーの家をはじめ、ヘルダー聖堂、イルム公園やいくつかの城などが世界遺産としての保存対象になっています。

エッセンのツォルフェライン炭坑業遺産群


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ツォルフェラインに1957年から5年かけて建設された産業建築複合体は、当時世界最大の石炭採掘施設であり、今なお世界で最も美しい炭鉱と呼ばれることがあります。

シンメトリーで幾何学的なファサードを持つ建物は赤レンガと鉄骨が見事な調和を見せています。今では博物館として保存されており、2001年に世界文化遺産に登録されました。

ヴィルヘルムスヘーエ公園


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総面積240ヘクタールにもおよぶヨーロッパ最大規模のヴィルヘルムスヘーエ公園は、イギリス風庭園やヴィルヘルムスヘーエ城が見どころの、造形芸術の極みともいえる美しい公園です。

宮殿池の噴水に流れ落ちる「水の芸術」や、巨大なヘラクレス像などの芸術作品も見逃せません。2013年に世界文化遺産に登録されました。

ハンザ同盟都市リューベック


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14世紀から15世紀にかけて200もの都市が加盟したハンザ同盟を率いたリューベックは「バルト海の女王」という別名も持っています。

リューベックは鱈や塩漬けニシンの貿易によって栄えましたが、17世紀に入りハンザ同盟の衰退と共に衰えていきました。今は旧市街に中世を思わせる街並みが残り、観光客を集めています。

マウルブロンの修道院群


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アルペン以北で唯一、完全な形で保存されている修道院であるかつてのシトー修道院、マウルブロン修道院は中世の建築芸術の代表とも言える宗教施設です。1993年に世界文化遺産に登録されました。

ヴァイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群


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1919年にワイマールに建設されたバウハウス(美術学校)。その功績は大きいもので、今なお大きな影響を与え続けています。

1996年に世界遺産に登録されました。

ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街


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19世紀には世界最大を誇った倉庫街「シュパイヒャーシュタット」と、シュパイヒャーシュタットに隣接する商館街「コントーアハウス地区」が対象。

最初に世界遺産暫定リストに入った際は、フリッツ・ヘーガーの代表作である「チリハウス」のみでしたが、証明が不十分などの理由から退けられ、2015年に現在の表記で登録されました。

ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献

ル・コルビュジエは、スイスで生まれ、フランスで活躍した建築家。2016年に日本を含む7カ国が共同で推薦し、初の大陸をまたぐ世界遺産となりました。

ドイツでは、ヴァイセンホフ=ジードルングの住宅群が登録されています。

シュヴァーベン・ジュラにおける洞窟群と氷河時代の芸術

この遺産があるのは、ドイツ南部バーデン・ヴュルテンベルク州。2017年に、6つの洞窟が世界遺産に登録されました。

氷河時代の貴重な芸術が発見されており、当時の生活や思想を知る手がかりとされています。

まとめ


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お疲れさまでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。一度に回りきれないほどの魅力があるドイツに行かれる際は、ぜひたっぷりと時間を使って楽しんでいただけたら嬉しいです。

ちなみに「カリーブルスト」っていうB級グルメがとっても美味しいですよ。毎日食べてました。

もっと伝えたいドイツがある

ファンが多い人気の旅先、ドイツ。2021年6月6日からは、日本から観光目的でのドイツ渡航が認められて、胸が高まるばかり。

有名な観光地へは足を運んだけれど、大好きだからこそもっと深くドイツを知って訪れたくなる。文化、食、建築、自然など、知られざる魅力あふれるドイツを、旅好きライターがお届けする特集がスタートします。あたらしい発見、ユニークな体験がきっとみつかるはず。

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前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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