ライター
小泉 翔 TABIPPO / 創業メンバー・マーケター

20歳でアメリカ留学、世界一周の旅に出発し、旅先で出会った仲間と2011年にTABIPPOを創設。新卒では株式会社サイバーエージェントに入社しWEB広告全般の事業に従事し、2014年にTABIPPOを法人化し独立。2020年に渋谷区からJリーグ参入を目指すサッカーくらぶSHIBUYA CITY FCを運営する株式会社PLAYNEWに取締役として参画。

こんにちは。TABIPPOの小泉翔(28)です。

photo by Sho Koizumi

そのチャンスは、驚くほど突然やってきたのでした。絶叫系のアトラクションが大好物、でもスカイダイビングバンジージャンプは未経験で、パラグライダーもやったことがない。体が宙に浮く、ゾワっとした感覚が大好きで、ずっと「いつか空を飛びたい」と思っていたのにも関わらず、それらアクティビティ経験のあまりなかった僕。

そんな僕の元に、突如あの世界一の高さを誇るマカオタワー233mから飛ぶバンジージャンプのお誘いが。断る理由が御座いません。

今回はその様子やマカオの魅力を赤裸々にお伝えしますので、絶叫がダメな人も、ちょっとだけバンジー興味あるよって人も、ぜひ最後まで読んでください!人や車が豆粒にも満たないサイズになるあの高さから真っ逆さまに落ちていく体験、人生で1回だけでも挑戦することをおすすめします。

マカオは安いし近くて行きやすい

マカオの魅力に触れて行きたいと思います。

日本からわりとすぐいける距離にある国なのに、「マカオ行ったことあるよ!」って人、あまり多くないですよね?香港とセットで旅行するとめちゃくちゃ楽しめるのでおすすめです。

◉実は25,000円もあれば香港マカオには行ける

「マカオ」ってどういう印象でしょうか?香港のついでに行く、カジノが有名なちょっと物価の高そうな場所、という感じでしょうか。僕の印象もカジノが人気で、ポルトガル統治下にあったため西洋の文化も入ってきている、ちょっとオシャレな街、くらいなものでした。

さてさて、まずマカオの航空券、めちゃくちゃ安く買えることを知って頂きたい。マカオへは成田・関空・福岡から直行便が運航。香港経由だと香港からフェリーで1時間。

非常に多くの航空会社が日本から就航しています。距離的にも5時間程度で、東南アジアの国々に行くよりよっぽど行きやすいんです。最安の航空券の取り方を教えますね。
(これはどこに行くにしても同じです!)

Skyscannerで、東京ーマカオの航空券を調べるわけですが、今回は東京ー香港の航空券の方が1万円ほど安いので、香港からマカオ入ります。香港まで、往復で2万円くらいです。激安!Skyscannerで出発地と行き先を選び、その日付を選択する際に「月全体」っていうのをクリックして、行けそうな月を選ぶわけです。便利でしょ。

往復ともに安い日程を選べれば、往復の航空券を買っても2万円から3万円で収まっちゃうんです。

photo by Sho Koizumi

今回僕らが使ったのはバニラエア。あっという間に香港到着です!

◉香港からマカオは船で5,200円、1時間

photo by Sho Koizumi
香港の空港から、マカオに向かう船が出ています。香港国際空港に到着したら、空港内の「Transfer Areas Ferry Transit E1/E2」の表示に沿って一心不乱に進みます。E2に着くと、2つのフェリー会社のカウンターがありますが、COTAI WATER JETという船でマカオの「タイパ」という場所に向かいました。

マカオはタクシーの初乗りが300円くらいなもので、かつ小さな地区ですので端から端までタクシーで移動したところで大した金額にもなりません。

世界一の高さを誇るバンジージャンプ

さて、ついに本題、マカオタワーからのバンジージャンプについて。マカオのどの地区にいても「マカオタワー!」ってタクシーの運転手に伝えれば連れて行ってくれます。便利。

◉ギネス記録にも登録されているバンジージャンプ

photo by Sho Koizumi
マカオタワーのバンジージャンプを取り扱っているA.J.ハケットはバンジージャンプの現代化・商業化を成功させたバンジージャンプ界の第一人者。なんとこれまで200万回を超える全てのジャンプが無事故で行われているそうです!

マカオタワーのバンジージャンプは商業用バンジージャンプで世界一の高さを誇り、ギネスブックにも登録されています。

◉申し込みは事前にWEBで済ませるのがコツ!

photo by www.cfcjp.com

【マカオ バンジー】で検索すると一番上に出てくるこのサイト、その名も「マカオコンシェルジュ」。マカオに関する観光情報やツアーの申し込みまで、まーーーーありとあらゆるマカオの情報がまとまっています。

実は、マカオタワーのバンジージャンプ、お高いんです。1回のジャンプで52,500円ほど!記念Tシャツ、認定書、会員証、写真USBGoPro動画撮影などを含むプランだと60,000円になります。

でもね、この経験はお金を払う価値があると確信しているので、お高いと赤裸々に書くわけです。史上最大級の恐怖、プライスレス!経験者は語るのです。事前に申し込みを済ませるのがコツな理由は、マカオタワーで直接チケットを買うより最大10%割引されるのです。

◉高い。本当に高い。人が飛ぶ高さではない。

photo by Sho Koizumi
バンジージャンプの61階まで上がるエレベーターの中で、あなたはきっとこう思うでしょう。「高い…」と。そして展望台に着くと、一気に視界が開けマカオの街を一望し、あなたはきっとこう思うでしょう。「高い……」と。

陽気なスタッフ達に案内され、淡々と準備は進んでいきます。

◉仮装をして航空券GET!


僕の背中を押したのがこの仮装キャンペーン、CrazyJump ジャパンカップ2017。ただでさえそれどころじゃない高さなのに、仮装して飛ぶという非常に能天気なこの企画を見て、僕は「何の格好をして飛ぼうか…」と出発まで日本で2,3日頭を悩ませました。

「タケコプターが途中で故障してしまった設定がいいんじゃないか?」と前日に思い付き某ドン○・ホーテにてドラえもんとのび太くんの衣装をゲット。結局のところタケコプターは絶対飛ばされるよね、赤い鼻もぶっ飛んじゃうね、ということで若干クオリティに疑問ありではありましたが、こんな格好に。

photo by Sho Koizumi
キャンペーンの概要はこんな感じ。

ハッシュタグ #クレイジージャンプ2017 を入れてインスタグラムに写真を投稿し、航空券をGET!!

申込期間:6月20日(火)~10月20日(金)
参加期間:7月1日(土)~10月31日(火)
投稿締切:11月15日(水)
当選発表:11月20日(月)

いざ、世界一のバンジージャンプ、マカオタワーに挑みます。一応コスチュームが問題ないかだけチェックされましたが、無事ドラえもんで飛べることに。

photo by Sho koizumi

全細胞レベルで恐怖を感じるその高さ

赤裸々にいきましょう。バンジージャンプの台に案内され、まず椅子に座ります。この時点でもう外です。ビュンビュン風が吹き、明らかに下界がはるかかなた先に小さくうごめくのです。足やら腰やらに命綱のセットをされ、2名のスタッフに先端へ案内されます。ついに足元が明確にこの目で確認できるのです。

はっきり言って、ここまで細胞レベルで「死の恐怖」を感じたことはありません。「絶対に飛んではいけない」と身体中が悲鳴をあげるのです。

そんな気も知らず、スタッフ2人は「ドラえもーん!」「もっと前、ドラえもーん!」と楽しげなわけです。

準備が完了し、ついに飛ぶ瞬間が近づいたことを感じます。「絶対飛べない、絶対飛べない」と思いながら、両脚が猛烈に震えていることに気づきます。しかし次の瞬間、2人のスタッフが突然カウントダウンを始めるのです。「5・4・3・2・1・ゴーーー!」


頭の中は真っ白。でもバッチリ手にくくりつけたGoProで撮影しているし、目を瞑るわけにはいかない。でもまずい、死ぬ。ワーーーーーーーーーーーーーーー!

あっという間だったのか、泣くほど長かったのか、そんなこともわからない生と死の間を行き来する時間でした。でも無事飛ぶことができ、地上に降り立った時、新しい人生が始まったと、僕はそう確信しました。

安くて美味しいマカオ料理を堪能!

photo by Shutterstock
おそらくマカオのバンジージャンプを飛びに、一人で行く人はそんなにいないと思います。友達と行ったら、ぜひ安くてうまいマカオ料理や、露天で売っている屋台を楽しんでほしいと思います。

マカオ料理ってあんまり印象ないと思いますが、冒頭でも述べた通りポルトガルの統治下にあったためその文化が入り込んでおり、中華料理だけでなく西洋の食文化も混じったのがマカオ料理の特徴。

日本でマカオ料理の代名詞となっているエッグタルトだけでなく、地元産のカニをカレーで煮たスパイシーな「カレークラブ」や、アヒルを使った煮込みご飯「ダックライス」など、ぜひとも堪能して頂きたい料理ばかりです!

カジノでバンジージャンプの代金を取り戻せ!

photo by Sho koizumi
そしてマカオといえば、何と言ってもカジノ。ラスベガスを抜いて世界最大の興行収入を記録しています。僕が初めてマカオのカジノに挑戦したのは2010年、世界一周した時のこと。

「深夜特急」というバックパッカーのバイブルみたいな本があるんですが、その著者の沢木耕太郎さんが最初の国、マカオでカジノで繰り広げたスリリングなドラマがずっと頭に残っていて、自分の世界一周の旅の最終地点をこのマカオにしました。

「大小」というマカオカジノで人気のゲームがあります。2つのサイコロをディーラーが転がし、目の合計が半分より大きいか、小さいか、というもの。今回一緒に言った相棒ののび太くんがこの大小で大金星をあげ、僕らは眠らない街マカオで、美味しいお酒に酔いしれるのでした。

まとめ:きっと飛んで後悔はないはず!


マカオタワーのバンジージャンプ、本当に想像を超える恐怖でしたが、僕は挑戦してよかったなと心から思っています!あんなスリリングな体験、きっと他のどんなアクティビティでも体験できないと思ったからです。

ぜひこの夏、ノリと勢いで、仮装バンジージャンプ、飛んできてください!最後に一部始終を映像におさめましたので、ご査収ください。

Have a great jump!

ライター
小泉 翔 TABIPPO / 創業メンバー・マーケター

20歳でアメリカ留学、世界一周の旅に出発し、旅先で出会った仲間と2011年にTABIPPOを創設。新卒では株式会社サイバーエージェントに入社しWEB広告全般の事業に従事し、2014年にTABIPPOを法人化し独立。2020年に渋谷区からJリーグ参入を目指すサッカーくらぶSHIBUYA CITY FCを運営する株式会社PLAYNEWに取締役として参画。

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