ライター
ゆんたく フリーライター

日本とアジアを旅したあと、沖縄に移住。現在は、台湾在住です。アジアの路地裏から日本の離島の自然まで、好きなものを求めて旅しています。

古来から独自の歴史と文化を保ち続けてきた沖縄。沖縄の各地には、今もその土地に根ざした伝統行事やお祭りがたくさん残っています。エイサー以外にもいろいろある沖縄のお祭りをご紹介します。

 

1.新春の宴


1872年に明治政府によって日本の領土に指定されるまでは「琉球王国」だった沖縄。琉球王国時代の元旦行事として行われていたのが「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」です。国王をはじめ、役人たちが首里城の庭に整列し執り行われる儀式を再現した「新春の宴」は、中国風の豪華絢爛なお正月の行事です。

■詳細情報
・名称:新春の宴
・場所:沖縄県那覇市の首里城
・アクセス:ゆいレール「首里」駅より徒歩
・日時:例年1月1日~3日
・公式サイトURL:http://oki-park.jp/shurijo/event/180

 

2.那覇ハーリー


爬龍(ハーリー)船に乗り順番を競い合う行事「ハーリー」は、旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に沖縄各地で開催されます。「那覇ハーリー」は、観光で訪れた人にも気軽に見てもらえるようにと、毎年ゴールデンウィークの期間に開催しています。「那覇ハーリー」は、32人の漕手が一艘の爬龍船に乗り競漕する勇壮なお祭り。競漕を見ている観客は、太鼓などを叩きながらにぎやかに応援します。

■詳細情報
・名称:那覇ハーリー
・住所:沖縄県那覇市泊 泊港
・アクセス:那覇バスターミナルよりバス「泊高橋」で下車徒歩約10分
・日時:ゴールデンウィーク期間中3日間
・公式サイトURL:http://www.naha-navi.or.jp/magazine/2227/

 

3.黒島の豊年祭

@girlywaveがシェアした投稿 – 2016 7月 23 10:38午後 PDT


砂浜を歩く「ミルク(弥勒)様」の行列や、独特の動きが勇壮な「鎌踊り」「棒術」などの奉納が行われる黒島の「豊年祭」。豊年祭自体は沖縄各地で開催されますが、島の人たちや黒島出身者が帰省して参加する黒島ならではの素朴な雰囲気は、ほかでは見られません。

■詳細情報
・名称:豊年祭
・住所:沖縄県竹富町黒島 宮里海岸
・アクセス:石垣港から黒島港まで高速船で約25分
・日時:新暦7月の最終日曜日
・公式サイトURL:http://www.kurosima.net/

 

4.石垣島のアンガマー

わかさん(@wakaishigaki)がシェアした投稿 – 2016 8月 17 9:37午前 PDT


「アンガマー」は、石垣島で旧盆に先祖を迎えるために行われる伝統行事です。仮面をつけた祖先役の老人ふたりが、笠をかぶりタオルとサングラスで顔を隠したお供をたくさん連れて歩き、家々を訪ねて踊りと唄を披露します。日本のお盆の行事とはかなり異なる賑やかな旧盆の行事です。

■詳細情報
・名称:アンガマー
・住所:沖縄県石垣島の各集落
・アクセス:石垣島空港からバス、またはタクシー
・日時:例年旧暦7月13日から15日(新暦の8月中旬から9月上旬頃)19時頃から24時頃
・公式サイトURL:http://jaima.net/modules/readings/index.php?content_id=234

 

5.波照間のムシャーマ

@hanyamomoがシェアした投稿 – 2016 8月 18 7:17午前 PDT


八重山諸島にあり、日本最南端の有人島である波照間(はてるま)島で、旧暦7月14日に行われる「ムシャーマ」。豊年や豊漁、祖先供養を願うお盆の行事ですが、白い仮面の「ミルク(弥勒)様」 を先頭にした島の人たちが参加する長い仮装行列が見ものです。

■詳細情報
・名称:ムシャーマ
・住所:沖縄県竹富町波照間62 はてるまふれあいセンター前
・アクセス:石垣港から高速船で約1時間から1時間10分、フェリーで約2時間
・日時:旧暦7月14日
・公式サイトURL:http://www.town.taketomi.lg.jp/event/index.php?content_id=7

 

6.多良間島の八月踊り

kjm0208さん(@tarto5)がシェアした投稿 – 2015 9月 22 1:52午後 PDT

宮古島と石垣島の間に浮かぶとても美しい島として知られる多良間島。旧暦8月に行われる「八月踊り」は、年間を通して1番盛大な伝統行事です。琉球王朝のころの宮廷舞踊が発祥と伝えられる奉納舞台は見応えがありますよ。

■詳細情報
・名称:八月踊り
・住所:沖縄県宮古郡多良間村
・アクセス:那覇空港から宮古空港までは飛行機で約1時間、宮古空港から多良間空港までは飛行機で約20分
・日時:旧暦8月8日から10日
・公式サイトURL:http://www.vill.tarama.okinawa.jp/?page_id=898

 

7.エイサー


日本の盆踊りにあたるの沖縄の「エイサー」。太鼓を手に掛け声を発しながら踊る「エイサー」は、沖縄の伝統行事のひとつとしてよく知られています。旧盆の夜になると、各地域の青年会の若者たちが踊りながら町を練り歩きます。

旧盆のころ沖縄を訪れる人は、近くで「エイサー」が開催されている地域があるか宿の人に訪ねてみる、またはエイサーの主催をする青年会が所属する公民館に問い合わせしをてみてもいいかもしれません。

■詳細情報
・名称:エイサー
・住所:沖縄各地
・日時:旧盆 時間は地域によるが日が暮れてから開始することが多い
・公民館リストURL:https://www.navitime.co.jp/category/0502011001/47/
ライター
ゆんたく フリーライター

日本とアジアを旅したあと、沖縄に移住。現在は、台湾在住です。アジアの路地裏から日本の離島の自然まで、好きなものを求めて旅しています。

RELATED

関連記事