ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

「パムッカレ」と聞いてもピンと来る方は少ないでしょう。まずは、パムッカレの写真を見てください。地球離れした光景に驚くのではないでしょうか?今回は知られざるパムッカレの概要や行き方を解説します。

パムッカレの概要

パムッカレはトルコ南西部に位置する世界文化遺産(複合遺産)です。「パムッカレ」はトルコ語で「綿の宮殿」を意味します。かつて、ここではたくさんの綿が取れていました。

この純白の独特の風景は石灰棚が蓄積された結果です。また、パムッカレは温泉地としても有名でした。現在では入場が制限されていますが、温かい水を流れているところを見ると、パムッカレが温泉地であることがわかると思います。

 

パムッカレの感想とおすすめの時期

できれば、晴れた夕方にパムッカレに行くことをおすすめします。石灰棚がオレンジ色に染まっていくシーンは多くの旅人の心を揺さぶるようです。
一方、冬は水がない場合もあるため、おすすめしない、とのこと。パムッカレに行く際は季節と時間が大切です。

 

パムッカレ・テルマル

 

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パムッカレ・テルマルはパムッカレの入口にある温泉施設です。温泉施設といっても日本の温泉とは異なり、温水プールのような感じです。

また、パムッカレ・テルマルは遺跡を利用した温泉施設としても知られています。ぜひ、日本では体験できないミステリアスな温泉を楽しみましょう。

 

パムッカレへのアクセス

パムッカレへは玄関口になるデニズリに行く必要があります。デニズリへはイスタンブールから飛行機、もしくは長距離バスを使ってアクセスできます。飛行機で約1時間、バスで12時間~13時間かかります。

デニズリからパムッカレへはミニバスでアクセスできます。ミニバスの乗り場はデニズリ中央部に位置する長距離バスターミナルです。本数は15分に1本ほどなので、時刻表をチェックする必要はありません。デニズリ~パムッカレ間はそれほど離れていないのでアクセスしやすいでしょう。

 

パムッカレのみどころ

All photo by shutterstock

自然で有名なパムッカレですが、もうひとつ忘れてはならない見所があります。それが、古代都市ヒエラポリスです。ヒエラポリスは紀元前190年、ペルガモン王国時代に作られました。ローマ帝国時代には温泉保養地として最盛期を迎えたのです。

残念ながら、温泉保養地パムッカレは度重なる地震の影響により廃墟になりました。それでも、ローマ型の円形球場や1000人が入れた大浴場跡など、往時を偲ばせる遺跡が数多く残っています。

最後に

大自然と歴史遺産、同時に楽しめるスポットは世界中探しても、それほど多くないと思います。現地情報に注意して、ぜひパムッカレを訪れてください。

■詳細情報
・名称:パムッカレ
・住所: 20280 Pamukkale/Denizli Merkez/Denizli, トルコ
・アクセス:デニズリからミニバス
・営業時間:24時間
・定休日:無休
・電話番号:0258-272-2044
・料金:20トルコリラ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/485
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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