ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

サハリン州立郷土誌博物館

一見すると日本の建物に見えるのではないでしょうか。実は、第二次世界大戦終戦までサハリン州立郷土誌博物館があるユジノ・サハリンスクは日本領でした。そのため、数は少なくなりましたが、街には日本統治時代を示すものが残っています。

サハリン州立郷土誌博物館の建物は日本統治時代のシンボル的存在。館内ではサハリンの自然、民族、歴史が紹介されています。

■詳細情報
・名称:サハリン州立郷土誌博物館(サハリーンスキー オブラスノイ クラィエヴエチェスキー ムゼーイ)
・住所:Kommunisticheskiy Prospekt 29
・アクセス:ザドーヴァヤ通り南入る
・営業時間:11:00~18:00(土曜日は20:00まで)
・定休日:月曜日
・電話番号:+7 424 272-75-55
・料金:50ルーブル
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://sakhalinmuseum.ru

 

チェーホフ記念文学館

ロシアの代表的な作家、チェーホフに関する博物館がユジノ・サハリンスクにあります。1890年、チェーホフは流刑地であったサハリンを訪れ、サハリンの実態を詳細に調べました。そして、著書『サハリン島』を発表し、世に広く知らしめることになったのです。

サハリン記念文学館ではチェーホフの業績だけでなく、19世紀の流刑地の実態も紹介されています。

■詳細情報
・名称:チェーホフ記念文学館(ムゼーイ クニーギ アーぺー チェーホヴァ オストロフ サハリーン)
・住所:Kommunisticheskiy Prospekt 35
・アクセス:ユジノサハリンスク駅から徒歩15分
・営業時間:12:00~19:00
・定休日:土曜日
・電話番号:+7 424 243-65-09
・料金:30ルーブル
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://chekhov-book-museum.ru

 

サハリン州立美術館


サハリンを訪れる方で芸術に興味のある方はサハリン州立美術館に行きましょう。サハリン州立美術館の建物は元北海道拓殖銀行豊原支店として利用されていました。館内には約7000点もの絵画が収蔵されています。また、絵画だけでなく日本時代の遺品もあります。

■詳細情報
・名称:サハリン州立美術館(サハリーンスキー オブラスノイ フドージェストヴェンヌイ ムゼーイ)
・住所:Lenina Ulista 137
・アクセス:レーニン通りとハバロフスク通りの交差する位置にあります
・営業時間:11:00~18:00
・定休日:月曜日
・電話番号:+7 424 272-36-43
・料金:60ルーブル
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://sakhartmuseum.ru

 

鉄道歴史博物館

ロシアの鉄道は広軌(1,520mm)を採用していますが、サハリンの鉄道は標準軌(1,435mm)です。そのため、ロシア本土とはまた異なった車両が見られます。鉄道歴史博物館ではD51蒸気機関車や日本からサハリンに渡ったディーゼルカーキハ58が展示されています。

■詳細情報
・名称:鉄道歴史博物館(ムゼーイ サハリンスカイ ジュルズナイ ダローギー)
・住所:Vokzalnaya Ulista 55
・アクセス:ユジノサハリンスク駅北側の線路沿い
・営業時間:8:30~17:30
・定休日:土曜日、日曜日
・電話番号:+7 424 271-41-97
・料金:無料
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://rzd-expo.ru/museums/sakhalin_railway_museum_of_history

 

山の空気展望台


ユジノサハリンスクを一望したければ山の空気展望台に行ってみましょう。日本統治時代は「旭ヶ丘」と言われていました。冬にはスキー場に変わります。

また、勝利広場の裏手から出る展望台行きのゴンドラは世界最速クラスのゴンドラだとか。ぜひ、乗ってゴンドラの速さを体感してください。

■詳細情報
・名称:山の空気展望台(ゴルニー ヴォズドゥフ)
・住所:勝利広場の東側に位置します
・アクセス:勝利広場の裏手からゴンドラに乗ります
・営業時間:12:00~20:00(ゴンドラ 水曜と木曜は14:00~)
・料金:200ルーブル(ゴンドラ)
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://ski-gv.ru

 

巡洋艦オーロラ号


サンクトペテルブルクを流れるネヴァ川に佇む巡洋艦オーロラ号。オーロラ号は約100年前に起きた二月革命で活躍しました。オーロラ号の号砲によって、革命が始まったとされています。実際は戦闘はそれほどなく、静々と革命は行われたそうです。

■詳細情報
・名称:巡洋艦オーロラ号(アヴローラ:Аврора)
・住所:Petropavlovskaya Nab.St.Petersburg, 197046
・アクセス:最寄駅は地下鉄「GORKOVSKAYA」駅
・営業時間:10:30~16:00
・定休日:月曜日、金曜日
・電話番号:(812)2308440
・料金:大人300ルーブル
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.navalmuseum.ru/filials/cruiser_aurora

 

ペテルゴフ


エカテリーナ宮殿とセットにして訪れたいのがペテルゴフです。ペテルゴフはサンクトペテルブルクを築いたピョートル大帝が作ったもの。園内には数多くの噴水があります。これらの噴水は電気やポンプは使っておらず、地形を最大限に利用しています。また、大宮殿の見学もしてみてください。

■詳細情報
・名称:ペテルゴフ(ペテルゴフ Петерго́ф)
・住所:Razvodnaya Ulitsa, 2, Petergof, Staint Petersburg 198516, Russia
・アクセス:地下鉄「アフトヴォ駅」からミニバス424系統に乗る
・営業時間:9:00~20:00(土曜日以外)、9:00~21:00(土曜日)
・定休日:無休
・電話番号:+7-812-4505652
・料金:庭園は大人500ルーブル、学生250ルーブル
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.saint-petersburg.com/parks/summer-garden

 

元老院広場


元老院広場もロシアの歴史を語る上では欠かせないスポットです。元老院広場はロシアの大反乱「デカブリストの乱」が起きたところ。専制政治や農奴制に反対した青年貴族が放棄しました。結果的に反乱は失敗に終わりますが、ロシア帝国に大きな影響を与えました。

■詳細情報
・名称:元老院広場(セナツカヤプローシャジ Сенатская площадь)
・住所:Senatskaya Pl.,St.Petersburg
・アクセス:地下鉄「ネフスキー プラスペクト駅」から約10分
・オススメの時期:冬以外

 

ノヴォデーヴィッチ修道院


ノヴォデーヴィッチ修道院は16世紀に建てられた女子修道院。絵本に出てくるような可愛らしい姿をしており、ユネスコの世界文化遺産にも登録されました。ソ連時代は修道院としての使用が認められず、国立博物館の分館として利用されたこともあります。ソ連崩壊後、再び女子修道院になりました。

■詳細情報
・名称:ノヴォデーヴィッチ修道院(ノヴォデーヴィッチ マナストィリィ Новоде́вичий монасты́рь)
・住所:1 Novodevichy Pr. Moscow, 119435
・アクセス:最寄駅は地下鉄「スポルティーブナヤ駅」
・営業時間:10:00~17:30
・定休日:火曜日、毎月第一月曜日
・電話番号:(499)2468526
・料金:大人150ルーブル
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://novodev.msk.ru

 

コローメンスコエ


コローメンスコエはクレムリンの南に位置する自然保護公園です。コローメンスコエを訪れたら、ぜひヴォズネセニエ教会に行ってみましょう。この教会は1532年に建てられたもの。あまり、ロシアの教会では見られない形をしています。なお、この教会も世界文化遺産に登録されています。

■詳細情報
・名称:コローメンスコエ(コローメンスコエ Коломенское)
・住所:Andropova Ave, 39, Moskva, ロシア 140102
・アクセス:最寄駅は地下鉄「コローメンスコヤ駅」
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.mgomz.ru/kolomenskoe

 

まとめ

今回はロシア人が多数を占めるエリアを紹介しました。ロシアには少数民族がたくさん存在し、共和国が21もあります。少数民族を訪ねあるく旅も魅力的だと思います。

ライター:ルイス前田(ロシアの概要、ロシアの都市ごとの特徴、ロシア観光の注意点、ロシア観光で食べるべきグルメ、ロシア旅行のモデルコース、シベリア鉄道の注意点、ロシアへの行き方、ロシアビザに関する注意)

 

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ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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