ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

日本は安全でテロとは無関係だと思われがち

「日本は世界で一番安全だからテロなんて起きないよね。財布も落としたら戻ってくるらしいし…」

私の国では財布落としたら諦めるの一択だもん、とブラジル出身の彼女はお酒を片手にわたしにそう言いました。そうだね、と笑って過ごしてしまいました。

「There have been subway sarin attacks and hostage crises in the past.(過去には地下鉄サリン事件、立てこも り事件が起こっています。)」

本に記載されているこの一言を話すことが出来れば、もっと話が深まったかもしれません。

 

万が一、日本でテロや事件に巻き込まれたとしても、言語が通じるのでどうにか安全な場所に避難できるかもしれません。しかし一歩世界に出ると、日本語が通じない国が多く存在します。

この「ひとり旅英会話BOOK」は、そんな時のためにも反応したいフレーズをいくつか用意しています。


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もうかなり昔の話になりますが、日本人留学生がハロウィンの日に誤って、許可されていない家に立ち入ってしまい、銃で発砲され命を落とす事件がありました。不運にも銃が許されている州だったために、家主がハロウィンを口実に不審者が来たと勘違いしてしまったそうです。

「Freeze(動くな)!」と家主から言われた学生は、この単語の意味がわからず動いてしまったため、自分の命を守ることが出来ませんでした。命の危険なく安全に旅をするためにも、身を守るためのフレーズは覚えておきたいですね。

空白の気まずい時間が流れたら……

「Hi! How are you?」「I’m good, how about you?」「I’m good too, thanks!」「…(あ、次なんて言おう…) haha」

ちょっと話してみようかな、と思い自分から挨拶をしたものの、次に何を言っていいか分からず微笑むだけで、空白の気まずい瞬間を迎えた方も多いのではないでしょうか。特に「よし!話そう!」と心の中で決めてしまうと起こりがちなんですよね…。わかります。

 

そんな時も「ひとり旅英会話BOOK」。英会話あるあるが収められているおまけページには、以下のような「こんな時どうしたらいいの?」と誰もが一度は悩んだことがあるだろう疑問を集めて紹介しています。

・会話中に分からない単語が出てきた
・話していることが伝わらない
・伝えたい単語が出てこない
・英語の勉強が続かない 等


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今回の「話題の見つけ方/つくり方が分からない」の解決方法は、下記の2つの方法がオススメだそう。

・相手の質問に答える時、一言で終わらせない。

・相手が質問しやすいように話題を提供する。「昨日したこと/その日したこと/今後の予定」などを伝えると、向こうから質問をしてくれることが多い。

 

例えば、「What are you going to do today?(今日は何する予定なの?)」「How was your weekend?(週末はどうだった?)」など、相手に話題を投げかけると、会話のキャッチボールが続きやすいんです。

もし「何を言おう……」と悩んでしまったら、ぜひ会話の主導権を握りましょう!

旅先がイメージできるエピソードと便利なコラムがとても読み応えアリ


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今回の本の最大の特徴は、とても便利な英語フレーズや疑問とともに、そんな状況をイメージしやすい旅人が実際に体験したエピソード、さらに知っているとかなり便利なコラムが一緒に掲載されていること。

たくさんの旅人から寄せられたエピソードの中から厳選されたものだけあり、どれも読み応えがあり、「あ、聞いたことある!」というようなものから「これって実際に起こるんだ!」なんてものまで掲載されています。

外国人が日本の文化に驚いた!なんてエピソードも含まれているので、旅先で外国人に出会った時のネタになりそうです。ちなみに今回私と交際中のアメリカ人彼からのエピソードを3つほど、掲載して頂きました!見つけていただけたら嬉しいです。

「日本の四季」「外国人パートナーのこと」「政治と友情は関係ない」といった、旅先で役立つ知識や旅に出たくなるようなコラムもオススメ。

 

私のイチオシは、「みんなの好きな日本食 海外でさっと作れるレシピ集」。これまで何度かキッチンを目にしても、難しいかも…と尻込みしてしまい、日本食を作ったことがなかった私も、これがあれば作れそう!

手巻き寿司やカレーライスなど、旅先で振る舞うと外国人に喜ばれそうなレシピばかり。次の渡米時にはこの本を持って彼に日本食をつくり、喜んでもらい女子力の高さをアピールしたいと思います。

はじめての旅のお守り代わりに


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はじめての旅は特に、「旅に出るんだ!」という強い意思も必要ですが、「英語が話せる」ということはあなたにとって大きな武器になります。本の最後にも記載されていますが、「ひとり旅英会話BOOK」に携わった方でさえ、英語が流暢に話せる人はわずかです。

「英語が苦手だからひとり旅に出るのが不安…」そんな方でもこの本を持って世界をもっと楽しんでほしい、旅をより濃いものにしてほしい。そんな後押しができる本が完成しました。

 

もちろん、全部を覚える必要はありません。伝えたいフレーズが出てこないこともあるでしょう。そんな時のために、ジェスチャーをしてみるなどという、乗り越え方もしっかり記載しています。

ぜひ今年こそ、この本を持って世界へ一歩踏み出してみませんか。

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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