TABIPPOの名付け親、小泉翔(@shokoizumi)です。
 
先日9月29日(土)に、30歳の誕生日を迎えました。
世界一周の旅に出たのは20歳の夏。
気付いたら10年の月日が経ってしまいました。
 
旅の途中で出会った仲間とTABIPPOを立ち上げ
この10年、ほぼ生活の中心にTABIPPOがいましたので
20代とTABIPPOの10年を、勝手に振り返っていきます。

 

2009年20歳 世界一周の旅へ


 
沢木耕太郎さんの深夜特急に強烈な影響を受け
高校時代の友人と初めての旅、タイへ。
それがキッカケで世界一周の旅を決意しました。
 
英語が話せないのが不安だったのでアメリカに留学し
アメリカからそのまま世界一周の旅へ出発しました。
 
アメリカを出発してすぐ、ペルーの空港でロスバケに遭い
バックパックは出てこず、リュックで20ヶ国を旅しました。
今でもたまに、バックパックが見つかった夢を見ます。

 

2010年21歳 TABIPPO立ち上げ


 
現在一緒にTABIPPOを経営してる清水直哉や前田塁、
千葉の金谷で田舎フリーランス講座やってる山口拓也君や
岩手県の遠野でクラフトビールを造ってる袴田大輔君、
いつか脚光を浴びるであろう生きたカリスマ神山保志など
旅中に出会った学生仲間とTABIPPOを立ち上げました。
 
「旅へ一歩踏み出すキッカケを」と名付けましたが
電話だと「タビット」「タビッコ」と聞き間違えられます。
 
当時はこれから世界一周に行きたいという学生を集めて
50-100人くらいの飲み会やトークライブを企画したり
アメブロで旅に必要な情報などを更新したりしていました。

 

2011年22歳 1500人規模のイベント


 
東京でちまちまやっててもあんま影響力ないなと悟り
話題になる大きなイベントを開催しようと決めました。
 
第一回はEXILEのUSAさん、第二回は間寛平さんをゲストに
約1500人規模の学生向け世界一周イベントを企画。
 
このイベントをきっかけに、現TABIPPOメンバーで
旅大学学長の恩田ミッチーも一緒に活動することになります。

 

2012年23歳 社会人生活 開始


 
僕は大学を卒業しサイバーエージェントに入社しました。
現TABIPPOメンバーで当時まだ学生だった篠原輝一に
イベントの運営などTABIPPOの活動は全て任せ
卒業した清水・前田・小泉は明るく社畜しておりました。
 

 
そして恵比寿のどでかい一軒家にて、旅で出会った仲間や
一緒にイベントをしてた親友らとシェアハウス生活を開始。
今でも年に一度全員で家族旅行と題し海外旅行する仲間です。

 

2013年24歳 初めての出版


 
僕はあっさりとサイバーエージェントを退職し
高円寺のCafe&Bar Smile Earthというお店で
3ヶ月ほど、期間限定で働いておりました。
まじで何も覚えず辞めましたが素敵な人達に出会えました。
 
そしてこの頃、京都のいろは出版の方々と出会い
初めて旅の書籍を出版することになりました。
 
旅人たちの体験をまとめた僕らの人生を変えた世界一周と
ボリビア、ウユニ塩湖の写真集を出版しました。
自分たちの創った本が書店に並んだ感動は忘れられません。
 
この出版のプロジェクトを主幹で動かしていた
現・映像クリエイターの松永エイゾー君が
自分の手がけた本をシェアハウスのリビングでひとり
すすり泣きながら読んでいる姿にもらい泣きしたものです。

 

2014年25歳 TABIPPO法人化


 
初の東京大阪イベント同時開催も無事に終え、
4月に清水・前田・小泉でTABIPPOを法人化しました。
清水・小泉はその2ヶ月後にブラジルW杯を現地観戦し
前田は世界2周目の旅へ。無人の会社となりました。
 
当時はイベントの企画運営、旅行系企業様のWEBマーケや
出版事業で3人分の給料をまかなう、という会社でした。
TABIPPO.NETはこの頃ようやく生まれました。
 

 
この年、「旅祭」を主催する高橋歩さん、滝本洋平さんから
一緒に旅祭をやらないかとお声がけ頂き、主催に加わります。
 
学生時代、いつか自分たちでこんなフェスやりたいよな、と
遊びに行った会場で清水と話した、そのフェスでした。

 

2015年26歳 ハワイでプロポーズ


 
完全に私事ですが鼻筋が綺麗な関西人の女性に
ハワイ島のマウナケア山頂でプロポーズしました。
一生分のポイントを稼ぎ、それを減らしつつ暮らしています。
 
篠原・恩田、そして初の女性社員のさっちゃんが入社。
さっちゃんは今では2児のママとなりました。
 

 
イベント開催都市と活動拠点を福岡にも広げました。
一緒にイベントを作り上げる学生スタッフは150名まで増え
じんわりと全国に僕らの旅への熱が伝わるのを感じました。

 

2016年27歳 初の自社オフィス


 
親友で先輩起業家の石田言行にわがまま言って
trippieceオフィスを1年間も間借りしたり
恵比寿のシェアハウスのリビングで仕事したりと
転々としていたTABIPPO初の自社オフィス@代々木。
 
自分らでDIYして創ったこのオフィスへの愛着は強く
年間100回くらい旅大学を企画したり、飲み会したり
大勢の旅仲間やお世話になった方々が遊びに来ました。
 

 
浦川や長沼も社員に加わり、政府観光局やエアライン、
旅行系サービスの企業様とのお取り組みも増えてきました。
大ヒットになった365日世界一周絶景の旅もこの年出版です。

 

2017年28歳 インターン急増


 
イベント開催都市が9都市まで増え、インターンが急増。
TABIPPOの総務とPAS-POLを支えるちゅうやんも社員に。
 
タイ国政府観光庁さんとTABIPPOの共同開催で
バンコクでもイベントをし、200名の学生を送客しました。
初めての海外社員合宿も開催し全員でタイへ。
 

 
本当に可愛がって頂いている株式会社アプリさんと
旅人と企業をマッチングする人材紹介サービス、
「旅人採用」もこのときリリースしました。

 

2018年29歳 32人の仲間たち


 
一緒に営業している可愛い後輩 宮本・濱島や
初のエンジニア社員たくみなど、現在社員は13名。
 
インターン19名含め全部で32名の大所帯となりました。
旅祭は2DAYSになり、学生イベントは10,000人の規模へ。
0pvから始めたTABIPPO.netは月間500万pvほどに。
 
10年かかってまだこんなもんかと、悔しいことばかりですが
引き続き若者が旅する文化を創っていければと思います。

 

終わりに


 
そういえばこないだのロシアW杯も行って来ましたね。
次は2022年のカタールW杯です。
社員も家族もみんな連れてきたいなあ。
 
世の中に大きなインパクトを与えられたわけでも
新しい旅の文化を創れたわけでもないですから
まだまだ偉そうなことは言えませんが
本当にいろんな方々に育てて頂いた10年だったなと。
 
引き続き、TABIPPOと小泉を、よろしくお願い致します。

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