キューバとアメリカの国交が回復する!というニュースを見たことはあるでしょうか。1961年以来、半世紀以上もキューバとアメリカは外交関係が断絶されており、国交回復が実現すれば歴史的な出来事になります。
キューバとの国交正常化に向け、アメリカが交渉開始へ背景に何があったのか(2014/12/18)
米・キューバ首脳会談 国交断絶後初 NHKニュース (2015/04/12)
国交が正常化すれば、クラシックカーが走る昔ながらの街並が急激に変わるのでは!?と言われており、観光面でも注目が集まっています。今回はそんなキューバの世界遺産を全てご紹介します!
オールド・ハバナとその要塞群
バロック様式とムデハル様式が融合したスペイン・バロック様式の建築物が多く建築され、今もかつての面影を残す美しいオールド・ハバナの旧市街。
16世紀後半より、海賊や外国からの攻撃に備えた4つの要塞が築かれました。ハバナ最古のフエルサ要塞をはじめとする、モロ要塞、プンタ要塞、カバーニャ要塞が旧市街の建造物と共に世界遺産に登録されています。
ビニャーレス渓谷
キューバ島北西部に位置する、カルスト地形の窪地です。奇怪な形の岩山に囲まれたこの地域では、伝統的農法で現在もタバコが栽培されています。
プレイストリアの壁画と呼ばれる巨大な岩に描かれた絵が見所の一つで、幅120mにも及ぶカラフルな絵が印象的。また、観光客にはボートにのって周るインディアン洞窟の散策も人気です。
カマグェイの歴史地区
スペイン人によって築かれた最初の7つの村のひとつで、製糖業で栄えた村です。
54ヘクタールの歴史地区には伝統的な都市居住地が残されており、新古典主義、折衷主義様式、アール・デコ様式、新植民地様式、アール・ヌーボー様式、合理主義様式といった違った時代からの多くの建築様式が混在していることが特徴です。2008年に世界文化遺産に登録されました。
シエンフェゴスの都市歴史地区
カリブ海に面した港町であるシエンフェゴスでは、18世紀半ばにスペイン人によって城砦が築かれ、その後フランス人が移り住み都市が形成されました。