ライター
ほさかまき 「世界一周ひとり旅」経験者

理系の国立大学院を卒業後、11年間勤めた企業を退職し、2017年2月に世界一周開始。30代半ばにして突如世界一周を思い立つ。社会人になってから毎年有給休暇で海外旅行をしていたが、バックパッカーは初めて。東京生まれ東京育ちのため、のどかな田園風景に憧れる。衰えつつある体力と戦いながら、趣味の写真撮影を楽しめるよう、のんびり旅します。

こんにちは。TABIPPOライター、オトナフォトジェンヌほさかまきです。

アルゼンチンの北西部に位置するウマワカ渓谷は、世界遺産に登録されており、その壮大で美しい自然は南米のグランドキャニオンとも呼ばれています。全長150kmに及ぶ渓谷は、赤、青、緑といった様々な色の岩山が延々と続いています。

自然が大好きで、アメリカ横断中に一番感動したのがグランドキャニオンだった私は、ウマワカ渓谷でもその素晴らしい景色に心を奪われました。

ウマワカ渓谷を最大限に楽しむにはウマワカの町に滞在するのがベストだと思うので、その魅力を紹介します。

 

14色の丘、オルノカル

ウマワカの町から東に約25kmの場所にあるオルノカル(Hornocal)が、とにかく絶景です。バックパッカー御用達の某ガイドブックの2018-19年度版に、日本のガイドブックとして初めて掲載されました。

オルノカルは、赤、オレンジ、ピンク、グレー、薄緑、緑といった様々な色の地層がギザギザ模様に重なった美しい丘。ウマワカの町から車で30~40分かけて標高4350mの地点にある展望スポットから望みます。

その壮大さと美しいグラデーションは、この世のものとは思えないほどで、想像を超えた絶景でした。ウマワカ渓谷のプルママルカには虹色の丘と呼ばれる有名な断層があり、そちらも美しいですが、オルノカルのスケールはその数倍あります。

オルノカルへの行き方

オルノカルには乗合いタクシーで行く必要があります。乗合いタクシーは、ウマワカの町の北東部にあるリオ・グランデ川にかかる橋の周辺から乗ることができます。

私は往路40分、頂上での滞在40分、復路40分で、250ペソでした。別途、展望スポットへの車の入場料として、一人あたり10ペソ支払いました。(2018年1月時点。現在アルゼンチンはインフレが激しいため、金額は変わっている可能性が高いです。)

頂上での滞在は、できれば1時間あるといいです。というのも、駐車場から少し斜面を下ってオルノカルに近づけるのですが、標高が高いこともあり、その往復だけで20分程度かかってしまうためです。タクシーに乗る際には、料金だけでなく、頂上での時間も確認してみてください。

ウマワカの町は標高約3000m、そこからオルノカルへは車で30~40分で一気に標高4350mまで上がるので、高山病には気をつけてください。私は高山病予防薬を飲みました。

標高の低い場所から来た人は、ウマワカに着いた翌日以降に行くことをお勧めします。行く時間帯としては、太陽の角度の関係から午前中早い時間は避けた方がよく、また天気が変わりやすいため夕方は避けた方がいいそうです。

道中には野生のビクーニャがいました。目が大きくてかわいいです。日本にはいない動物なので、見られると嬉しいですよね。

 

お散歩で行けるビュースポット、ペーニャ・ブランカ

ウマワカの町の中心地から1kmくらいの場所に、ペーニャ・ブランカ(Pena Blanca)というビュースポットがあり、お散歩として気軽に行くことができます。

私はどんな場所かまったく知らずに行ったのですが、そこには白い岩山がありました。そしてその白い岩山に登ってみたら、なんと周囲を360度望むことができ、前方にはウマワカの町、後方にはウマワカ渓谷特有の様々な赤い色をもった地層の岩山が!

私はここで写真を撮ったりボーっとしたり、1時間くらい滞在していました。陽射しも風も強いので、帽子と水を持っていくといいですよ。

ライター
ほさかまき 「世界一周ひとり旅」経験者

理系の国立大学院を卒業後、11年間勤めた企業を退職し、2017年2月に世界一周開始。30代半ばにして突如世界一周を思い立つ。社会人になってから毎年有給休暇で海外旅行をしていたが、バックパッカーは初めて。東京生まれ東京育ちのため、のどかな田園風景に憧れる。衰えつつある体力と戦いながら、趣味の写真撮影を楽しめるよう、のんびり旅します。

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