ライター
Jun. N 映画好き旅行者

アメリカ留学時に旅行に目覚め、それ以降10数ヶ国を旅行してきました。 お金と時間があれば旅行したいと思いながら生活しています。たまに海外でも働いたりと自由気ままに過ごしています。旅行の楽しさや経験を多くの方々と共有していきたいと思います。

温泉大国といえば日本のイメージがありますが、実は東欧の国ハンガリーも温泉大国としてその名を轟かせていることをご存知でしょうか?

今回はそんな温泉大国のハンガリーの秘湯をご紹介いたします。

 

ハンガリーの温泉事情

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photo by shutterstock

ハンガリーの温泉の歴史はとても古く、温泉都市と呼ばれる首都ブダペストでは約2000年の歴史があると言われてます。

ハンガリーには火山がなく、太陽の熱で地中の水が温められたものを温泉として使用しています。

ハンガリーで温泉の文化を発展させたのはハンガリーを支配していたトルコと言われています。日本の温泉の作りとは違い、プールのような作りになっています。

温泉に入るときには、裸でなく水着で入ります。裸で入る温泉ですとインターネットやガイドブックに書いてある温泉もあるようですが、水着を持参した方が無難です。

ハンガリーでは癒しの空間というより、チェスやお喋りなどをする大人の社交場という認識が高いようです。

 

セーチェーニ温泉 (Széchenyi Gyógyfürdő )

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photo by me

ハンガリーの首都ブダペストにあるヨーロッパ最大の温泉です。

1913年にバロック・リヴァイヴァル建築様式で建設されました。その後、幾度かの拡張工事によって規模が大きくなりました。

場所はブダペストの市民公園の中にあり、観光客の方でも見つけやすい場所にあります。料金は曜日や時間帯、ロッカーやキャビンを使うかなどで値段が変わります。現在は4200-5000ハンガリーフォリントです。

3つの屋外プールと15の室内風呂の施設があります。また、マッサージやペディキュアの有料サービスもあります。温度は熱くても40度に設定されています。

観光客も多いことで有名ですが、現地の方が温泉に浸かりながらチェスをするという有名な場面に遭遇することができます。

 

ゲッレールト温泉 (Gellért Gyógyfürdő)

ゲッレールト温泉

photo by Joe Mabel

ゲッレールトの丘のふもとにあるダヌビウス・ホテル・ゲッレールト (Danubius Hotel Gellert)内にある温泉施設です。

屋外プールを含めて13の入浴施設があります。マッサージやマニキュアのスパ施設もあります。

1912-1918年にかけて建設されました。建物様式はアール・ヌーヴォー様式で非常に豪華な作りが有名です。

第2次世界大戦でダメージを受けましたが修復されました。この周辺に温泉があったということは13世紀頃の文献に掲載されていたことが確認されています。

入浴料はロッカーを使用するかどうかによって変わり、4900-5300ハンガリーフォリントです。温度は熱くても40度に設定されています。

ちなみに、ダヌビウス・ホテル・ゲッレールトに滞在すると入浴料を払わずに入浴できるようです。

 

ヘーヴィーズ温泉湖 (Hévíz)

温泉湖

photo by francisco.j.gonzalez

普通の温泉施設ではありません。ハンガリー西部にある湖です。ん?どういうこと?と思われるかもしれませんが、なんと湖全体が温泉になっています。入浴料は無料ではなく有料です。

湖の面積は約47000m2で世界でも2番目に大きい温泉湖と言われいます。湖の底から水面まで36mとても深いです。ただ、温度は低めで30度前後ということです。

車でブダペストから約2時間半ぐらいの距離にあります。電車だとブダペストからケストヘイ駅まで行き、そこからさらにバスで15分程かかります。

1日に8600万リットルもの温泉が湧き上がってくるらしく、数日で温泉の水が全て循環されるとのことです。

湖自体が温泉ということで非常に珍しく、是非行ってみたくなる秘湯です。

 

ミシュコルツタポルツァ洞窟温泉(Miskolctapolca)

洞窟温泉

 photo by Hungarian Snow

これまたちょっと普通の温泉とは違う温泉です。洞窟の中にある温泉です。

公式のホームページはハンガリー語のみの表示のようです。ホームページ上でも洞窟温泉の写真を見ることができますが幻想的でとても美しいです。

場所はハンガリー北東部に位置しています。他の温泉と同じようにプールもあります。実際に行った方の情報によると水温は35度ぐらいとそれほど温かくないようです。

 

ルダッシュ温泉 (Rudas Gyógyfürdő)

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photo by Giåm

ドナウ川沿いにある16世紀のオスマン帝国時代に作られてトルコ式の温泉施設です。

16世紀から営業しているということでハンガリー最古の温泉と言われています。トルコ式の代名詞であるドーム型の屋根が目印となっている建物です。

入浴料は他の温泉と同じく曜日や時間帯、ロッカーの使用などによってかわります。

入浴料は2400-5500ハンガリーフォリントです。温泉の最高温度は42度となっています。マッサージなの施設もあります。もちろんプールもあります。

比較的小さく、地元の方が多い温泉施設です。

 

まとめ

ハンガリーの温泉は私たち日本人がイメージしている温泉とはだいぶ違っていると思います。

普通の温泉とは違い水ではなく二酸化炭素が入っていて、服のまま入る温泉など他にも興味深い温泉があるようです。

もし、ハンガリーに旅行にされる際は日本の温泉との違いを楽しみながら入浴することをお勧めします。

そして、旅の疲れを癒しながらハンガリー人の方とチェスをしながら異文化交流を楽しんでみてください。水着は忘れずに持参してくださいね!

ライター
Jun. N 映画好き旅行者

アメリカ留学時に旅行に目覚め、それ以降10数ヶ国を旅行してきました。 お金と時間があれば旅行したいと思いながら生活しています。たまに海外でも働いたりと自由気ままに過ごしています。旅行の楽しさや経験を多くの方々と共有していきたいと思います。

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