皆さんは日本にある世界遺産ってすべてご存知ですか?近年では富岡製紙場や明治日本の産業革命遺産等が認定されており、世界遺産に認定された場所はどこも非常に人気の観光スポットになっています。
そして、実は日本にはまだまだ世界遺産の候補地として推薦をしようとしている、若しくは推薦している場所があるんです。
そこで、今回はまだまだある日本の世界遺産候補地についてご紹介していきたいと思います。
彦根城 滋賀県
彦根城は世界遺産暫定リストに既に登録されている世界遺産候補地です。彦根城はかつて井伊氏の拠点として琵琶湖の側に築城されたものです。
お城としての保存状態が非常に素晴らしく、現時点でも彦根城の天守閣は国宝に指定されている素晴らしい城です。
近年ではゆるキャラである「ひこにゃん」のおかでは、滋賀県内の観光地としてはトップクラスの人気の観光スポットになっています。その他にも数々の映画の撮影地としても有名な場所です。
■交通アクセス
公共交通機関:JR琵琶湖線 「彦根駅」 下車 徒歩 15分
車:名神彦根ICから車で10分
長崎の教会群とキリスト教関連遺産 長崎県・熊本県
こちらは2016年の世界遺産審議に向けて2015年に正式推薦された世界遺産候補地です。場所としては、長崎県長崎市の大浦天主堂や熊本県天草市の崎津集落などの2県13の遺産で構成されています。
世界遺産に推薦された理由としては、長崎において初めてキリスト教が伝来し反映したことと、その後の激しいキリスト教弾圧、そして潜伏しながらもなおキリスト教を信仰し続け、ようやく認められるようになったことなど世界的にも壮大な歴史背景により世界遺産に推薦されています。
■交通アクセス
大浦天主堂
JR長崎駅前から路面電車(正覚寺行乗車、築町乗換え、石橋行乗車)利用20分、大浦天主堂下下車、徒歩5分
武家の古都・鎌倉 神奈川県
2012年にいったん推薦されるも翌年取り下げになった場所が鎌倉です。ですが、今後も世界遺産候補として着々と準備を進められています。
鎌倉というのは、日本で初めて武家政権の中心となった地であり、現在でも当時の歴史ある重みを残していることから、世界遺産候補となっています。鶴岡八幡宮や鎌倉大仏等の10カ所の遺産が推薦される予定になっています。
■交通アクセス
鶴岡八幡宮
公共交通機関:JR鎌倉駅東口から徒歩10分 ・江ノ電鎌倉駅から徒歩10分
車:横浜横須賀道路・朝比奈I.C.から5km
金を中心とする佐渡鉱山の遺産群 新潟県
古より金の島との異名を持っていた新潟県の佐渡島です。16世紀末から400年にわたって採掘されてきた日本最大の金銀山であり、ここから採掘される金の輸出量は世界屈指の輸出量になっています。
採鉱から製錬に至るまでの鉱山技術や鉱山経営に基づく文化的伝統やその景観全てを合わせて世界遺産候補とされています。
■交通アクセス
新潟港からフェリーで2時間30分
百舌鳥・古市古墳群 大阪府
大阪府の堺市にある百舌鳥古墳群、東南部を中心に広がる古市古墳群といえば、皆さんかつて教科書などで見たことがあると思います。
4世紀後半から6世紀前半にかけて築造された古墳が91基現存している珍しい地域です。特に百舌鳥国糞軍にある巨大な大仙陵古墳は仁徳天皇の古墳として宮内庁に管理されている日本最大の前方後円墳であります。
また、エジプトのピラミッドや中国の秦始皇陵とならぶ世界三大墳墓として知られています。
■交通アクセス
大仙陵古墳
JR阪和線「百舌鳥駅」下車