こんにちは、ドイツ在住のはるぼぼです。
突然ですが、あなたは旅先での恋に憧れたことはありませんか?「旅先でステキな出会いがあったりして…」なんて一度は考えたことがある人も少なくないはず。
かくいう私は旅先でドイツ人の青年と恋に落ち、婚約して現在はドイツで暮らしています。
周囲からは「映画みたい」と言われるのですが、私たちのストーリーは決して特別なものではなく、実際には誰にでも起こりうることです。
私は特に国際恋愛がしたいと思っていたわけでもない、普通の会社員でした。明日あなたにも起こるかもしれないストーリーをお話します。
運命の出会い
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私たちの出会いは2014年8月のこと。場所は長野の善光寺近くのゲストハウスでした。
私たちが出会ったのは海外ではなく日本で、同じ宿に泊まっていたことがきっかけだったのです。
ドイツ人の婚約者「ダーリン」と出会った瞬間のことは、あれから一年半以上が経った今でもはっきりと覚えています。
東京からバスで長野に到着し、ゲストハウス「1166パックパッカーズ」のドアを開けようとしたとき、中に外国人がいるのが見えました。
ドアを開けた瞬間、その外国人青年が満面の笑みで「こんにちは!」と言うのです。
間髪入れずに挨拶されたこと、挨拶が予期せぬ日本語だったこと、そして彼が王子様オーラを放っていたことに二重三重に驚いた私は、なんとか「こんにちは」と返しました。
「なんかめっちゃかっこいい人がおるー!(私は和歌山出身なので心の声は関西弁です)」これが私たちの出会いです。
恋に落ちるなんて思わなかった
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とはいえ、当時の私にとって外国人との恋愛なんて現実的に考えられなかったし、ましてや王子様のような人が私のことを好きになるなんてこれぽっちも思いませんでした。
出会った当初は、彼はあくまでも「別世界の人」だったのです。
しかも、ダーリンは当時ギムナジウム(日本でいう高校)を卒業して間もない19歳。一年の予定で、ワーキングホリデーで日本に来ていました。
一方の私は、東京で働く27歳の会社員。年齢も国籍もまったく違う私たちが恋に落ちるなんて誰が予想できたでしょうか。
魔法の一日のはじまり
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その翌日のこと。ゲストハウスのスタッフからすすめられ、ダーリンと一緒に善光寺の朝のお勤めに行くことになりました。
私は、「外国人と一緒に日本を観光するのも楽しそう」くらいの感覚で、彼を恋愛対象として意識する気持ちはまったくありませんでした。
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その後、もともと私が行くつもりにしていた松本城にも一緒に行くことに。初めて見る日本のお城にダーリンは大感激。
日本の風景や文化に目を輝かせるダーリンと過ごす時間は、今までにない新鮮な体験でした。
松本を観光した後、さらに安曇野にも足をのばしました。
安曇野に向かう電車の中、二人の間にあまり会話はありませんでしたが、お互いがその時間を心地いいと感じていることはわかりました。
振り返ってみれば、出会った瞬間からじわじわと心惹かれていたのだと思います。
そして、恋に落ちた
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安曇野では自転車を借りてサイクリング。
レンタサイクルショップのお兄さんに「ご夫婦」と言われたとき、「本当に夫婦になってもおかしくないなぁ」という思いが胸をよぎりました。