ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

年末年始の旅行計画で悩むのは行き先。海外がいいのか国内がいいのか、現地の気候は?お店は開いているの?など気になるポイントが多いですよね。

今回は、年末年始の旅行先をどこにしようか悩んでいる方におすすめの場所をご紹介します。旅の計画の参考にしてみてくださいね。

*編集部追記
2017年11月公開の記事に、新たに3スポットを追加しました。(2017/12/09)
2017年12月公開の記事に、新たに3スポットを追加しました。(2018/09/02)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

おすすめの観光地

Photo by:新田浩之

敢えて、寒い時期に寒い場所に行ってみましょう。私がおすすめしたい観光地はロシア・ムルマンスクです。ムルマンスクはサンクトペテルブルクの上、北極圏にあります。

運がよければオーロラを観察できるかもしれません。仮にオーロラが見られなくてもスコーンとした済んだ青空が見られるでしょう。苦労して訪れた分、ムルマンスクで見るオーロラや青空に感動すること、間違いありません。

 

実際にムルマンスクに訪れた感想

Photo by:新田浩之

ムルマンスクの周辺は暖流が流れているとはいえ、日本の本州とは比べ物にならないほど冷え込むのでご注意を。私が訪れたときは-30度まで下がりました。防寒対策としては上半身はもちろんですが、下半身対策に力を入れてください。

なお、ムルマンスクでは少々高くても、中心地にあるホテルに宿泊することをおすすめします。極寒の中、郊外のホテルに行くことは本当につらいです。

 

ハワイ・オアフ島ワイキキ

photo by pixta

海外は初めて、または初めてに近いという人におすすめしたいのが、ハワイ・オアフ島のワイキキ。慣れない海外では、一見簡単に思える空港からホテルへの移動が大変だったりします。 ワイキキエリアは、ホノルル空港からもアクセスしやすい場所にあり、観光客向けの交通手段が多数用意されているので移動で悩む必要がありません。

ビーチ周辺に、さまざまなランクのホテルが数多くあるので、予算に合わせての選択が可能。ハワイらしいビーチリゾートと買い物の両方がひとつのエリアで楽しめるおすすめのスポットです。成田からのフライトは、約7時間半。

 

グアム

photo by pixta

日本から3~4時間のフライトで到着できるグアム。日本人旅行客が多い場所ではありますが、カウントダウンでの花火打ち上げ、ホテルによっては餅つきやおせちが登場したりと、暖かい海外にいながら年末年始の雰囲気を味わうのにはおすすめのスポットです。

 

サイパン島

日本から約3時間半、日本から一番近い常夏の島といわれることが多い「サイパン」。島の周囲がラグーン(環礁)に囲まれているため海が穏やかで透明度もバツグン。日本との関わりが深いサイパンは、観光産業に力を入れているため、旅慣れない人でもリラックスしながら楽しめる要素がいっぱい。

現地では、無人島でのシューケリングツアーなども開催されているので、参加してみてもいいですね。

 

バリ島

ゆったりとした年末年始の時間を楽しみたい人におすすめのバリ島。大晦日のカウントダウンでは、ビーチでの花火が盛んですが、ホテルなどで独自に用意された花火も楽しめます。

クタやスミニャックなどのビーチエリアを楽しんだり、ウブドでガムランやバリ舞踊を楽しんだりも。インドネシア料理だけではなく、海外からの移住者が開いたレストランでの美味しい食事もバラエティが豊かです。

 

ソウル

アジア圏を旅するときに気になるのが、旅先の年末年始の時期。韓国の場合は、旧暦を採用しているためグレゴリオ暦の年末年始は、ほぼ通常通り。観光客がショッピングで訪れるようなお店は、ちゃんと開いているのがうれしいですね。

最近話題のチーズタッカルビを食べたり、 サムギョプサルやサムゲタンを食べたりと、グルメ三昧の年末年始を過ごせます。

 

タイ・バンコク

アンコール遺跡群

photo by shutterstock

アジアが初めてという人にもおすすめのタイ・バンコク。年末年始の時期は、年間の中でも比較的過ごしやすい気候で、日本よりも暖かいのがおすすめポイントのひとつ。

バンコクは、王宮やワット・ポーなどの観光スポットが市内に集まっているので、遠出をしなくても観光ができ、観光客向けのナイトマーケット「アジアティーク ザ リバーフロント」、「チャトゥチャックウィークエンドマーケット」などもあり、観光・食事・ショッピングが、バランス良く楽しめる街です。

カウントダウン・イベントも市内の各所で行われますよ。

 

台湾・台北

日本からも近く観光しやすいスポットとして人気の台湾。中でも台北は、夜市や屋台での安くて美味しい食事、センスのいい雑貨屋やカフェ、小籠包などの名物料理と、楽しめる要素が詰まったスポット。

台湾のお正月は旧暦で行われるため、夜市やお店なども年末年始は通常営業。ランドマークビル「台北101」では、ビルから直接花火が吹き上がるカウントダウンイベントも!

 

台湾・台中と台南

冬の時期は雨が降ることが多い台北に比べて、気候が温暖な台中と台南。観光客が集中することも多くないので、のんびりと観光を楽しめます。

台中の彩虹眷村や茶芸館、パイナップルケーキと無添加のアイスクリームで有名な「宮原眼科」、驚異のコレクションを誇る台南の「奇美博物館」、昔のデパートを復刻した台南の「林百貨店」など、見どころも多数。

 

フィンランド・ラップランド

せっかくの年末年始、日本より寒くてもかまわないからヨーロッパあたりへ足を伸ばしてみたい。そんな人におすすめしたいのは、フィンランド・ラップランドでのオーロラ観測。ラップランドは、オーロラが発生するオーロラベルトにあり、特に年末年始の時期はオーロラ鑑賞に最適の時期。

気温はマイナス30度ぐらいになることもありますが、自分の肉眼でオーロラを見られたら、最高にすてきな年末年始になりそうです。

 

カナダ・イエローナイフ

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オーロラの観測地として、最近人気を増しているのがカナダ・イエローナイフ。11月中旬~4月上旬が冬のオーロラシーズン。年末年始のころは晴天率が高く、3泊4日のツアーでのオーロラ観賞確率は約98%とかなりのもの。

現地でツアーを開催している「オーロラ・ビレッジ」は、ティピに宿泊しながら外に出ればオーロラが見えるという 最高のロケーションにあるオーロラ観測のための宿泊施設。

 

ニューヨーク・アメリカ

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年末年始のニューヨーク・タイムズスクエアは、世界中から年越しをするために大勢の人が集まります。人生で一度はタイムズスクエアの前のエリアでカウントダウンをしたいと6〜8時間も立って待つ人で賑わうとか…。

極寒の中道で待つ覚悟がある方は、ぜひ年越しニューヨークへ訪れてみてください。その後行われるカウントダウンライブもかなり有名な方がパフォーマンスされるので必見です。

 

ドバイ・アラブ首長国連邦

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年末年始のカウントダウン花火がとても豪華で話題になりました。ドバイは世界でたったひとつしかない七つ星ホテル、バージュ・アル・アラブをバックにしてみる景色が最高。

年末年始でもドバイの最高気温は25度なので、ちょっと贅沢な年越しを味わいたいならぜひドバイへ!

 

ロンドン・イギリス

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ロンドンのカウントダウンはテムズ川から見える花火とビッグベンが素敵にマッチして、寒さを忘れてしまうほど綺麗な景色を見ることができます。

いい席で見るにはチケットが必要になりますが、チケットがなくても楽しめるそう。ぜひカウントダウンはロンドンでしませんか?

 

オーストリア・ウィーン

美しいウィーンのコンサートを聴きながら、年末年始を聴くのはいかがでしょうか。ウィーンで開催される年末年始のコンサートといえばウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による「ニューイヤーコンサート」。「ウィーン気質」や「美しき青きドナウ」など優雅な音色が響き渡ります。

なお、ウィーンの「ニューイヤーコンサート」は人気が高いので、チケットの購入はお早めに。

 

年末年始は旅に出よう

年末年始のおすすめの旅先をご紹介しました。暖かい場所から雪国まで、バリエーション豊かな行き先がありました。年末年始の雰囲気の中だからこその旅をぜひ計画してみてください。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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