草原に放牧された羊たち、のどかな自然風景に、世界一ともいわれる満天の星空。映画「ホビット」のロケ地にもなったニュージーランドは、「移住したい国」として非常に人気があります。
ですが、ちょっと待って!移住は旅行ではありません。当たり前のように日本食が出てきて、日本語で生活できるという環境とはかけ離れています。そして南半球の国なので季節も日本と反対です。
本当にそこに移り住んで大丈夫かな?と悩んでいるあなたへ、ニュージーランド移住のメリットとデメリットをご紹介します。
ニュージーランド移住のメリット
1.雄大な自然に、満天の星空、美しいビーチ
どこに行っても美しい風景が広がる、大自然に囲まれたニュージーランドは、「地球の箱庭」とも呼ばれています。日本と同じように四季があり、春は桜やルピナスなど美しい花々が咲き誇ります。雄大な山々、神秘的な湖。特に「テカポの星空」は世界でもトップクラスの美しさです。
また、長い海岸線に囲まれたニュージーランドは、ほとんどの地域が年間を通して温暖な気候です。美しいビーチも多く、マリンスポーツが好きな人やアウトドア派には最高の環境です。
2.食材の宝庫で、水も美味しい
ニュージーランドは「食材の宝庫」と言われるほど、質が高く美味しい海の幸や山の幸が手に入ります。ラムや、鹿肉、ロブスター、サーモン、ムール貝、オイスター、国際レベルのワインなど、お料理が好きな人やグルメな人にはたまらない国です。また、水も日本と同じ軟水で美味しく、水道水をそのまま飲むことができます。
3.家族との時間や、自分の時間を大切にできる
ゆったりとした時間が流れるニュージーランド。仕事は5時に終わり、日本のように残業するお国柄ではないので、夜は家族とゆっくり食事をしたり、自分の趣味に打ち込むことができます。
休日は、四季折々の豊かな自然の中、春はハイキングやドライブ、夏はマリンスポーツ、秋は釣りやキャンプ、冬はスキーやスノーボードを楽しめるので、オークランドのおしゃれなカフェを散策するのもいいでしょう。
4.原発がない
日本の原発が心配な人にとってもニュージーランドはオススメです。なんと電力の79%を、自然エネルギー発電で賄っているのです!主に水力、風力、太陽光、地熱、潮力などを使って発電します。人口が少ないため、自然エネルギー発電で十分に足りるそうです。
5.移民に優しい環境の国
もともと移民が多く、多種多様な人種が暮らすニュージーランド。共通言語は英語なので、海外生活の中では楽な方です。英語を習得したい人にもいい環境ですよね。また、治安も比較的よく、親切な親日家が多いので暮らしやすいです。
さらに医療設備や社会福祉制度も充実していますので、安心して生活することができます。
ニュージーランド移住のデメリット
1.ビザの取得と仕事探しの必要性がある
ニュージーランドに住むにはビザが必要です。「学生ビザ」でなければ、残るビザは「就労ビザ」か「永住権」ですが、それらを取得するためには、まずは英語で仕事探しをしなければなりません。