パナマといえばパナマ運河というのが日本でのイメージでしょう。パナマは北米と南米を繋ぐ位置にあるため「両大陸間の中継地点」であり、大西洋と太平洋を最短距離で移動するためにはパナマ運河を通る必要があるため、「両海域の継地点」としても重要な場所です。
そのため、パナマは「世界の十字路」と呼ばれ、現在では、パナマ運河を通過する船の通行料金が、パナマ政府の主要な財源になっています。
旅行者のほぼ全員がパナマ運河観光をしますが、今回はそれだけじゃ物足りないという方に向けてパナマの世界遺産をご紹介します。
パナマのカリブ海沿岸の要塞群:ポルトベロとサン・ロレンソ
美しい港という意味を持つポルトベロは港として繁栄しました。新大陸から財宝などを輸出していたため、海賊の襲撃を警戒してサン・クリストバル要塞をはじめとする要塞群が湾の入り口などに築かれ、これらと共に湾から60キロ離れたチャグレス川河口にサン・ロレンソ要塞が築かれました。1980年より世界文化遺産に登録されています。