ヨーロッパに張り巡らされている、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かって歩く巡礼、「スペイン巡礼」をご存知でしょうか?
ローマ、エルサレムと並び、キリスト教の最大巡礼路の一つであり、全ての道に印が記されており、アルベルゲと呼ばれる巡礼宿も完備されています。
ちょっと普段の旅行には飽きたな~と思う方、とても刺激的かつ冒険心に溢れ、自分を見つめなおす機会にもなります。今回、僕が巡礼して感じた楽しさをご紹介いたします。
歩いて大地を移動する楽しさ
Photo by Shinya
「世界一周!」と言えど、飛行機や電車など乗り物に乗ればあっという間に世界一周できてしまいます。スペイン巡礼は世界一周とまではいきませんが、スペインを横断、しかも「全て歩いて」それを行います。
自分の荷物は自分で背負い、移動手段は自分の足のみで毎日毎日、最終目的地であるサンティアゴに向かって歩きます。
山もあれば川もあり、雨の日もあれば嵐の日だってあり、時には街の中、時には草原の中、ただ歩くだけですが、世界の大きさを肌で感じられることは間違いありません。
世界中のバックパッカーとの出会い
Photo by Shinya
世界中の方々が、スペイン巡礼を行うためにヨーロッパにやってきます。毎日歩く必要があるため、荷物は必要最低限。その中には寝袋だけでなく、テントなども持ち歩き、毎日テント泊している方もいます。
旅人とはまさにここにいる方々だと思えるほど生きる知恵を持っており、スペイン巡礼者しか宿泊できないアルベルゲ では、まさにバックパッカーの皆さんとたくさんの交流ができます。