こんにちは、TABIPPOの亀山です。
旅での出会いは本当にかけがえのない思い出です。その人に会いにもう一度、同じ場所を訪れるという人もいます。今回は世界一周経験者に「旅の忘れられない出会い」をお聞きしました。
【世界一周経験者に聞いてみた】というシリーズでは、世界一周のルートや予算などの準備から経験談など、年齢・性別・職業バラバラな世界一周経験者の皆さんに答えて頂いています。
世界一周に興味がある人・行こうと思ってる人にはとっておきの内容なので、是非チェックしてみてくださいね!
*編集部追記
2014年6月に作成された記事に、新たに追記しました。(2018/12/19)
るいす
2010年の7月に、イスラエルのパレスチナ自治区で会った人達が忘れられないです。行きたい場所が分からなくて、ネットカフェで調べよう!と思い場所を聞いたら、少年がついてこい!と。
絶対チップとられる!って予想とは裏腹に、目的地に着いたら可愛い笑顔だけ残して行っちゃいました。しかも、カフェのオーナーがネット代もタダで良いと!
なんでも、「あなた達は、日本からわざわざ来てくれたゲストなんだから、お金はいらないよ」って。嬉しくて一緒に写真まで撮っちゃいました。笑
パレスチナ=危険≒危ない人達という自分の価値観をひっくり返す経験でした。今でも、時々思い出します。
小泉翔
僕の忘れられない出会いはイースター島にありました。本来イースター島ではTABIPPO代表のしみなおと、初めて会う予定でした。
お互いBlogやmixiでやりとりしていたんですが、偶然イースター島入りが同じ時期で、イースター島で一緒にサッカーをしよう!と約束をしました。(まだ敬語でしたw)
イースター島で待ち合わせなんてかっこいいじゃないか!と。しかししみなおはボリビアで体調を崩し、ドタキャンしました。僕は思いました。「時間にルーズな人なんだな…」
結局、帰国後すぐに会って一緒にTABIPPOを立ち上げたってわけです。よく旅の最中に日本人を極力避けるという人がいます。語学を学びに外国に行く場合はそれが正しいと思います。
でも旅の途中に日本人を避けるなんて、僕には本当にもったいないと思う!一生繋がっていたいと思うくらい気の会う仲間にいつどこで出会うかわかりませんから。
僕は旅の途中に出会って「わ、こいつおもしろ!」って思った奴とは全員つながっています!みなさん良い出会いを!!
旅丸sho
ハンガリーで出会ったスウェーデン人一家です。ハンガリーでたまたま同じ宿に泊まっていたのですが、入院している娘さんの為に僕が折り鶴をおった事がきっかけになり、夕食を一緒に食べる事になりました。
その後1年半ほど連絡を取り続け、スウェーデンを訪れた時に再会し、2週間ホームステイをさせてもらいました。今では僕を家族の一員だと本当に思ってくれています。
岡本あやの
旅の醍醐味は出会いだと思っているので、たくさんあります。世界一周していたときの恩人が2人いて、就職のため、健康診断とルート変更を余儀なくされた時に助けてくれた方々です。
2日間で無理やり診断をしてくださり、日本へ国際郵便まで手配してくださったパリの病院の日本人の先生。
スペインで航空会社との電話が通じず、半泣きで押しかけたJALのマドリッド支店の方(カウンターではなく普通のオフィス)快くオフィスの電話を貸してくださいました。
この二人がいなければCAになることはできませんでした。その後きちんとお礼もできていないのが悔しいのですが、心から感謝しています。
平岡慎也
フィンランドのロヴァニエミのバス停でヒッピーのお兄さんに会いました。その後4日間家に泊めていただいて、いっしょにアイススイミングをしたり、雪山ハイキングをしたのは忘れられない出会いです。
久野華子
たくさんありますが、特に忘れられないのがパリでの出会い!オーストリア、ブラジル人の家族、メキシコ人の家族、チェコの家族と本当に暖かくホストしてくれ、思い出に残っています。
しゅうご
忘れられない『出会い』…難しいですね。全て忘れられないんです。
でも『旅は出会いだ!』ってみんな言うから、全然言いたくないですね。でも、今日は聖地エルサレムで出会った『イブラヒム』じいさんのお話をしますね。
彼は世界を回りながら、平和についての講演を行っているかなりピースフルなおじいさん。もちろん、エルサレムでは有名人、そして世界中にもネットワークを持つ、
ニュースペーパーとかにも載っちゃう超がつく有名人。(実際ニューヨークタイムスに載っている記事をみせられた)
そんなじいさんはエルサレムのオリーブ山の上に「 peace house ( ピースハウス ) 」 というドネーション( 寄付 )制の宿泊施設を切り盛りしています。
口癖のように目が合うと『welcome!!』『お腹空いているか?』『お茶飲む?』優しさが溢れ出してるんです。僕はそんなじいさんの魅せられて、物価の高いイスラエルに沈没してしまいました。
宿のポスターにはこう書いてあります。「 The Travellers , The Homeless , The Selfish and lazy ones , The Hungry.
Welcome!Come!REST!EAT!DRINK!I will help you!! 」
きっと全てを受け入れるつもりなんでしょう。でも、そんなじいさん。実話複雑な立ち位置にいるのです。彼はヨルダン国籍の、パレスチナ人、そしてイスラエル在住。
複雑に宗教、民族間で関係がネジレテいるこの中東諸国で、世界に『平和』を発信していくのはそれなりの苦労があったのだと思います。
きっとこの位置まで来るのに、いろんな人の批判を受けたのだと思う。彼はいいました。『ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。信じる神は誰だっていいんだ。ただ世界が平和であればいい。結局は隣人を愛することなんだよ』と。
鳥肌が立ちました。まるで本でも読んでるような感覚でした。彼は僕に色んな話をしてくれました。そして、僕は洗濯物を手伝ったり、料理を手伝ったり、一緒にお茶飲んだり。。
毎日彼を求めて色んな人がお家にやってくる。帰る際には、全員に愛情いっぱいのhugをしてくれる。そしてみんな幸せそうな顔をして帰っていく。
僕も、別れ際にじいさんから貰ったhugの感覚が今でも忘れられません。全てを受け入れてくれるじいさんの偉大さ。優しさ。強さ。彼のおかげで、聖地エルサレムで色んなことを考えさせられました。
ゆきんこ
エストニアの日本人宿で71歳の日本人女性バックパッカーと出会ったことです。一緒にドミトリーに宿泊!そのタフさとたくましさ、元気でポジティブな姿にすごく刺激を受けました。
私が日本に一時帰国した時にはわざわざ東京から札幌まで会いに来てくれました♡最高齢の大切な友達です。