こんにちは、飛行機移動より列車移動を好む、ヨーロッパ大好き専属ライター桃(@XxPeach)です。陸移動派の中でも、一番テンションが上がる乗り物が寝台列車という方、多いのではないでしょうか。4人部屋や6人部屋だと宿代も移動代もセットで、お得ですよね。ヨーロッパ周遊時に利用したのはシティナイトライン。4回ほど乗車しました。
実は私、宿泊には超気を使っていて、今まで大勢で使うホステルには宿泊したことがなく、基本三つ星以上のホテルしか泊まったことがない旅人なのです。しかし、あれやこれやと持ち込み、寝台列車対策をした結果、今では旅には外せない移動手段になりました!
すべての部屋のメリット、デメリット
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寝台列車には、いくつかの乗車(部屋)タイプがあります。順番にご紹介します。
1人部屋
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メリット
文句なしに列車の中では一番快適に、次の都市までぐっすり眠ることができるお部屋。一人部屋には簡易シャワーとトイレが付いていることがほとんどのため、スッキリして眠りにつくことができます。
ここが一人部屋とその他の部屋との違いです。
大体の場合朝食が付くことがあるので、その際は翌朝車内スタッフが届けに来ます。
部屋に自分以外誰も入ることはないので、防犯対策は貴重品を肌身離さず持っておくだけで、そこまでしっかりしなくても大丈夫。
デメリット
価格が高め。シャワーが少し狭いのでゆっくり入ることは出来ないかもしれません。
2人部屋
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メリット
想像していたよりもずっと綺麗!シャワーやトイレはなかったものの、シンクがあるので顔を洗ったり歯を磨くために、いちいちトイレに行く必要はありませんでした。列車の種類に寄るものの、ヨーロッパを運行する列車では運が良ければ女性は女性同士、男性は男性同士に振り分けてくれるそう。私は女性同士の部屋でした!
時期にもよりますが、観光のピークではなくお客さんが少ない時には、二人部屋を一人で使うことも出来てしまいます。私が乗車した際には朝食も付いてきたので、一人部屋同様、朝車内スタッフが届けてくれます。
デメリット
二人であれ、自分以外の人がいることがデメリットです。同じ部屋になった女の子は、とても気さくでいい子だったのですが、念には念をということで、貴重品は気をつけて寝ました。
シャワーは部屋についていなかったので、持ち歩いていたシートで気になる部分を拭いて就寝しました。埋まるのがとにかく早いので、事前にルートが分かっていれば日本で手配することをオススメします。
実際私も、二人部屋に宿泊したのはたったの一度、最初の区間のみ。直前予約はことごとく部屋が空いていませんでした……残念。
3人部屋、4人部屋、6人部屋
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メリット
とにかく安い。そして大抵のベッドが空いています。いろんな旅人と出会うことができるので、意気投合したら面白いかもしれません。
デメリット
性部屋・女性部屋が分かれている列車と分かれていない列車があるため、分かれていないとすごく気になります。多くの人が出入りすることもあり落ち着いていられず、誰がいつ入ってくるかわかりません。セキュリティは厳重にしましょう。
私が取った部屋にはシンクもトイレも、もちろんシャワーも付いていなかったので、トイレで歯磨きと洗顔を済ませました。
もちろん、貴重品は手放せません。夜はずっと緊張したままで、あまり寝付けなかったことを覚えています。朝食もないことが多いので、着いたその地で食べるか、車内販売で購入しましょう。
その他に一番安い、座るタイプの普通席もあります。
飛行機と寝台列車、どっちがいいの?
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次に、料金と手間を比較してみました。
例)スイス・チューリッヒからオーストリア・ウィーンまで 2017年11月2日朝からウィーン観光予定
飛行機+ホテルの場合
料金:約19,000円
飛行機約15,000円(17:00発18:00着)+ホテル約2,000円(ドミトリー)、チューリッヒ中央駅→チューリッヒ空港=約850円(スイス国鉄SBB、ウィーン空港→ウィーン・マイドリング駅=1,100円(リムジンバス)
時間:国際線のため、できれば2時間前到着が好ましい。
チューリッヒ中央駅→チューリッヒ空港 約10分(スイス国鉄(SBB)ウィーン空港→ウィーン・マイドリング駅 約30分(リムジンバス利用)
総所要時間:約2時間40分
その他チェックインや荷物預け、手荷物検査があります。
寝台列車の場合
料金:6人乗り・クシェットは5,600円(2017年8月26日時点)
時間:10時間。遅くとも出発駅へは20分前には着くのが良さそう。