タジキスタンは国土の93%が山岳地帯で、とくに東部にのパミール高原は「世界の屋根」と呼ばれています。6,000~7,000m の山々を目指して、ヨーロッパからの旅行者が増えています。標高が高いため旅行は過酷になりますが、タジキスタンが誇る大自然をぜひ訪れてみてください。
タジキスタン国立公園
タジキスタンで初めて世界遺産に認定された、自然豊かな国立公園です。敷地内には標高6,000m級のパミール山地が魅せる美しい山並み、そして温泉もあり、登山家だけでなく世界中の観光客を魅了してきました。
国立公園内は170程の川、400以上の湖のほか、1,085以上の氷河があると言われています。ユキヒョウなどの貴重動物がくらし、きれいな高山植物が多く咲いています。
中でも珍しいのは、フェドチェンコ氷河。砂漠地帯から突如氷河地帯へと変わる独特の景観を持っていることで有名です。
・名称:タジキスタン国立公園
・住所:Gorno-Badakhshan Autonomous Province, タジキスタン
・アクセス:タジキスタン東部、首都ドゥシャンベ→東に約400km(ドゥシャンベにはモスクワやソチなどから空路)
・オススメの時期:5月~10月
サラズムの原始居住域
紀元前4000年前から3000年に中央アジアで人類が定住していたことを示す最古の遺跡です。山と渓谷に囲まれ、天然要塞となっているエリアは外敵の侵入を防ぎ、原始人の定住が古くから確認されていました。