ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

昔は一番安いチケットを取り、なるべく安いゲストハウスに泊まり、食事は適当にスーパーで買ってきたパンをかじる旅のスタイルでした。それが苦ではなかったし、むしろその方がバックパッカーらしさや若者らしさがあって、かっこよく見えるものだと思っていました。

しかし大学生から旅を始めた筆者も気づけば、27歳になる年に。大学1年生だったら18歳から数えてると、約10年が経過してしまいました。

今も変わらず旅を続けているわけですが、旅をする上で変わっていたことも多くあります。それは決して悪いことではなく、年をとるにつれて旅のスタイルが変化してきて、旅に求めるものや旅を通して見るものが変わってきたのだと思うのです。

安さより時間を優先するようになった


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以前は、とにかく安いチケットや航空券を探していました。高速バスやLCCは御用達、新幹線や大手航空会社を使うことはほとんどありませんでした。

安い航空券を買った時の代償の一つが、トランジット時間がめちゃくちゃなこと。一度ロシアのモスクワ行きの航空券を取った際、時間の節約よりも安さを優先していたため、中国でのトランジットが22時間というほぼ1日の信じられないスケジュールでした。

 

当時は「空港で暇つぶしをすればいいや」と思っていましたが、今それをやれと言われると、もう少しお金を出してでも乗り継ぎしやすいチケットを購入すると思います。

時間が短縮すれば、現地で自由に使える時間が長くなったり、他のことに使えたりします。旅の満足度を上げるためにも、安さより時間を優先するようになりました。

ホテルにこだわるようになった


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お金がない学生時代は、ゲストハウスやホステルに泊まるのが当たり前。少しでもお金を節約するために、ドミトリーの部屋を選ぶことも多くありました。

しかし他人と同じ部屋で寝るドミトリーのタイプでは、他人が侵入してくる危険があったりモノを盗られたりする危険も。そして周りの音が気になって眠れないなどの問題もあるため、それらを回避するために宿泊場所にこだわるようになってきました。

 

今までは宿泊場所を決めるとき、安さを重視して「ある程度きれいであればOK」「最低限の設備があればいい」と考えていましたが、だんだんとホテルの清潔度や設備、特徴などを気にするように。気づけば、ホテルで過ごす時間も楽しみになっていました。

レストランにこだわるようになった


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旅行費用を節約するには「食費」を抑えることが簡単な方法です。これまでは近所のスーパーで水とサラダ、パンを買って、朝も夜も同じものを食べることで食費をなるべく少なくしようと心がけていました。

しかし、だんだんと食にこだわるようになり、その土地のものを使った料理やお酒を楽しむようになってきました。レストランで使われる野菜の生産の仕方にもその国の文化が表れますし、地元のお酒からも特徴が見えてきます。

 

若い頃は「世界遺産を見る」「絶景を見る」だけがその国を知るヒントだと思っていました、旅行先を学ぶための選択肢が広がってきたようです。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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