海外旅行に行く際にはパスポート、旅行バッグなどをはじめ定番の持ち物が数多くありますね。しかし、80年代と比べると海外に行く際の持ち物は随分と変化しました。
特に、電子機器関連のイノベーションはこの30年間ですさまじいものがあったと言えるでしょう。30年前に比べて、海外旅行の質も大きく変化したといえます。
今回は、80年代の海外旅行の持ち物やツールと、2010年代の海外旅行のツールで変化があったものについて詳しく見ていきたいと思います。
携帯電話・スマートフォン
80年代に携帯電話・スマートフォンを持って海外に行くという方は、ほぼ居なかったと言えるでしょう。
肩から下げて使う「ショルダーホン」がNTTの前身である電電公社から発売されたのが1985年でしたから、80年代当時携帯電話は当然一般的ではなく、ましてや海外から日本に連絡など取れるはずがなかったのです。
携帯電話で海外へ連絡が取れるようになったのは、1997年前後、それから10年余りで、携帯電話は大変な進歩を遂げたといえますね。
音楽プレイヤー
旅行の際に必需品となる音楽プレイヤー。80年代はポータブルCDプレイヤーを持ち運ぶという選択肢しかありませんでしたが、2010年代はMP3プレイヤーやスマートフォンが一般的です。
MP3プレイヤーが本格的に市場に登場し始めたのは1998年ごろからであり、2006年ごろにはポータブル音楽プレイヤーのメインストリームとなりました。
パソコン・タブレット
旅行の際にパソコンを持っていくという選択肢は、80年代には当然ありませんでした。
80年代と言えばパソコンは一流企業にあるだけの時代。ワープロですらまだそれほど一般化されていなかったのです。潮流が変わったのはノートパソコンが本格的に市場に流通し始めた1998年ごろから。
このころから海外旅行にパソコンを持ち歩く人たちが現れ始め、10年代にはさらに携帯に便利なタブレットを持ち歩くことが一般化しています。
カメラ
旅行の思い出を取っておけるカメラですが、80年代にはいわゆる使い捨てカメラが本格的に登場したことで旅行の際の写真事情が大きく変わりました。
フィルムなどを持ち歩かなくてよい使い捨てカメラは80年代の旅行の必需品となっていました。
現在ではスマートフォンでも高精細な写真を手軽に撮ることができるようになり、もはやカメラを持ち歩く時代ではなくなりつつありますね。
ガイドブック関係
いつでもどこでもスマホでほしい情報が手に入れられるようになった現在。
地図、ガイドブックや現地での会話集などは必ずしも持ち歩かなければいけないものというわけではなくなりました。