ライター
km777 全国連加盟国193カ国渡航

全国連加盟国193を含むすべての国を旅しました。国境マニア・離島マニアです。好きな地域は中部アフリカ・南太平洋・中近東。好きな国ベスト3は、コンゴ民主・ソロモン諸島・イエメンです。プロフィールの写真はマダガスカルで撮影。宜しくお願いします。

ピラミッドと言えば、エジプト。カイロ近郊のギザにある3大ピラミッドを知らない人はいません。でも、エジプトの南「スーダン」にもピラミッドはあります。

2009年のスーダンの旅でスーダン北部Karima(カリーマ)のピラミッドを見ました。

ギザのピラミッドよりだいぶ小ぶりで、円錐の角度は急勾配、てっぺんの部分は崩れているか、補修されていました。その時は、急勾配だから、風にさらされやすく、風化して崩れてしまったのだろう、その時はそう思いました。

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photo by KM777

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photo by KM777
(保存状況の良いもの)

さて、今回のスーダン訪問。首都カルツームで南スーダンのビザを申請中、パスポートが大使館預かりのため、カルツーム市内または近郊にしか行けません。

私にとってスーダンは今回で5回目(2003,2006,2007,2009、そして今回の2016)なので、市内はほとんど見ています。思いついたのはBegrawiaベジュラウィア。カルツーム郊外にあって日帰りで行ってこれるピラミッドです。どんなもんか見に行ってみることにしました。

 

行き方

map begrawia

photo by KM777
地図(水色:カルツーム、青:ベジュラウィア、濃紺:アトバラ、紫:カリーマ)

カルツームにはバスターミナルが3つあります。ベジュラウィアに行くには、北カルツーム(バハリ)バスターミナルから出ている、アトバラ行のバスに乗ります。

ベジュラウィアのピラミッドがMeroeメロエのピラミッドと表示されたりしますが、メロエというとMeroweメロウェという全く別の街に連れていかれるリスクがあるので注意が必要です。

ベジュラウィアはアトバラ行の街道沿いにあるため、運転手にあらかじめ行っておけばピラミッド近くで下してくれます。

 

バスターミナルにつくと、男たちが声をかけてきます。「どこに行くのだ」と。私は、「マーシ  ベジュラウィア」(ベジュラウィアに行くんだ)と連呼。声をかけてきた男たちの一人が私の手をつかみ、チケット売り場に連れていきます。チケットは75ポンド。

チケットはアラビア語のみですが、それがアトバラ行きであること、ベジュラウィアで下してほしいことを何度も確認しました。

運転手には、案内してくれた男からも私の目的地について話してくれたので安心しました。アメリカのいう「テロ支援国家」スーダンは、実際には親切な人ばかりです。

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photo by KM777

ターメイヤ(ひよこ豆のコロッケ)サンドと水ボトルを買ってバスに戻ると、バスはほどなく出発しました。

3時間ほど走ってシェンディという町で短い休憩がありました。シェンディとはマンゴーの意味らしく、実際市場にはたくさんのマンゴーが売られていました。子供たちが物売りに来ます。

こういうとき私は小銭がある限りガムや飴などを買うようにしています。スーダン製の板ガムは4-5枚入って1ポンド(10円)です。

口に入れたとたんバリバリと割れ、風味も悪いのですが、自分で食べなくても、親切にしてもらった子供や、バスの中で隣に座った子供とかにあげるためのストックにすればいいと思います。

スーダンでは、いつも親切にしてもらうので多少お礼の用意をしておかないと、肩身が狭くなってしまいます。

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photo by KM777

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photo by KM777
シェンディのマーケット

シェンディから1時間くらいでしょうか。運転手がバスを止め、私を下しました。街道沿いには店も建物の何もないところでしたが、ピラミッド群は目の前に見えました。

小高い砂丘の上に半分埋もれたようにそびえたっています。ピラミッドまで距離にして1km歩きます。

 

ベジュラウィアのピラミッド

簡素な金網で覆われていて、小さな簡易事務所と、土産物屋のテーブル(屋根はない)がいくつか並んでいました。

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km777 全国連加盟国193カ国渡航

全国連加盟国193を含むすべての国を旅しました。国境マニア・離島マニアです。好きな地域は中部アフリカ・南太平洋・中近東。好きな国ベスト3は、コンゴ民主・ソロモン諸島・イエメンです。プロフィールの写真はマダガスカルで撮影。宜しくお願いします。

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