フィリピン語学留学3ヶ月を無事に終え、その後セブで仲良くなった友達の実家に3日間お邪魔させて頂きました!
そこでは、フィリピンの伝統を教えてもらい、僕たち日本人からすると考えられない、いわゆる”カルチャーショック”というものを感じました。
しかし、その”カルチャーショック/文化の違い”を感じたことで、僕の視野はまた少し広くなった気がしたので、皆さんにシェアしたいと思います!
舞台はセブシティから4時間ほど。Lunop/ルノップ山
photo by Kazuki Kiyosawa
僕がホームステイさせてもらったのは、こちらのナイスちゃんの実家。一見、普通の女の子です。
当初「山のてっぺんにあるんだよ!」と言われていて、それは何か物の例えかと思ったが、その通り山のてっぺんに彼女の家がありました。
ダウンタウンから、モーターサイクルバイクで40分。
これがナイスの実家です。イメージとしては、ONEPIECEのルフィ・エース・サボの住んでいた「コルボ山の小屋」または、ディズニーランドのトムソーヤ島。そんなワイルドなイメージであっています。
家の中の素材もほとんど竹のようなもので、おじいちゃんの代に手作りで作ったと教えてくれました。
photo by Kazuki Kiyosawa
彼女の家は別に農家をやっているわけではないけれど、家の周辺には牛が2頭。
photo by Kazuki Kiyosawa
豚が25匹くらい。
photo by Kazuki Kiyosawa
鶏が数えられないくらいいて、彼女は実家にいるときは毎日飼育してから出かけるのが日課になっているそうです。
photo by Kazuki Kiyosawa
マンゴーも栽培していて、実ると売るそうです。彼女曰くフィリピンでは当たり前のことで、多くの人々が動物を飼っているそうです。
photo by Kazuki Kiyosawa
ちなみにトイレはこんな感じです。蓋もなければ、もちろんペーパーもないです。
横にあるのはシャワーです。これで体を洗い流します。もはやバケツと桶です。(さすがにトイレットペーパー持参でした)
僕らの日常は誰かの非日常。彼らの日常は僕らの非日常。
photo by Kazuki Kiyosawa
ホームステイ初日は、家族で食卓を囲みました。
実はこのチキン。彼女が飼育していた鶏なんです。
フィリピンには”ナナイ”という「雇われ人」の仕事があり、家事や洗濯を家主の代わりにしてくれます。
日本ではお手伝いさんがいると聞くと、とても裕福な家庭なのかな?と思われがちですが、こちらではそんなことはありません。
photo by Kazuki Kiyosawa
ナイスの家の「ナナイ」には13歳の少女もいます。
ここが、このホームステイ1番の衝撃だったのですが、13歳の少女が当たり前のように飼育していた鶏を目の前で調理する。
そして、その鶏の血で僕のおでこに「×」を書き「フィリピンでは、誕生日の人のおでこにこうやってバツマークを書くの!今日はKEIの誕生日だね!」と笑顔で教えてくれました。
この時、僕は硬直状態。生きた鶏が目の前で捌かれるのも、その血でおでこにバツマークを書かれるのも初めての経験でした。
「いただきます」の再確認
photo by Kazuki Kiyosawa
この時、再び「いただきます」の意味を再確認できました。
実は大学2年生の頃、群馬県・嬬恋村のキャベツ農家に「ファームステイ」させてもらった経験があります。朝4時頃から星空の下、ヘッドライトを光らせながら取ったキャベツ。
確かあの日も「いただきます」の意味を再確認しました。
人は、何か「大切」だと思ったことも、繰り返し感じてみないと忘れてしまう生き物なのでしょうか。