こんにちは。南フィンランド在住のあおいです。
現在フィンランドに在住して1年半を迎えましたが、これまでの在住生活で体験して面白かった、フィンランドのイベントの1つである、レストランデイ「Ravintolapäivä(Restaurant day)」を今日はご紹介したいと思います。
フィンランドのレストランデイってどんなイベント?
フィンランド発祥のこのイベント「Ravintolapäivä(Restaurant day)」は、誰もが自由にどこでもレストランをオープンすることができるフードカーニバルです!
街中のいたるところに、小さなテントやテーブルが点々と屋台のように並び、個性的なレストランで賑わうイベントですよ。
免許無しって本当?誰でもどこでもレストランを出していいの?
日本にとってはちょっと驚きかもしれませんが、この日レストランを営業したい人は特別な免許も申請もいりません。レストランデイで営業している人は学生、社会人、時には子どもを含めた家庭だったりとさまざまです。
1日限定シェフとなって得意料理を振る舞うことも、カフェオーナーとなって、ちょっと面白いコンセプトのプチカフェを開くことも可能です。
レストランデイはフィンランド人だけでなく、さまざまな人種の方も参加しているので、母国の伝統料理を振る舞いたい人も出店することができる、ちょっと特別で文化的な1日でもあるんです。
レストランデイは世界中多くの人々によって行われるフードカーニバルです。 それぞれの環境で、共に食を通じ楽しい時間、新しい経験を共有することを目的としています。 このイベント、Webサイトの持続はボランティアチームによって行われています。
レストランデイ公式HP
イベントはボランティアチームによって行われているそうですが、もちろんレストランを1日出店するとなれば場所、食材の調達、衛生管理などはすべて自分の責任です。個人またはチームで食材の準備には注意を払い、材料の正しい管理が必要です。
どんなレストランがある?個性的なレストランを巡った体験談
今日はお客として1日レストランデイを体験してきましたので、写真と一緒にご紹介します。訪れた最初のレストランはフィンランド人が出店しているホットドック屋さん。名前は「märkä koira ja nakkikätilöt」直訳すると「湿った犬とソーセージの助産師」という意味です。
なんとも個性的なホットドック店ですが、とってもあったかいジューシーなソーセージ入りホットドックがでてきました。
お値段はホットドックにビール1杯が付いて4ユーロ(日本円で約480円※2016年12月現在)と、お手頃価格で、ちょっと小腹が満たされる美味しいランチ。調理場に入らせて取材させてほしいと頼むと、まさかの建物の外でした。バーベキュースタイルでハイネケンのTシャツを着た男性が、野外で豪快にソーセージを焼いていましたよ。