みなさんは、バルバドスをご存知でしょうか?初めて聞かれる方も多いかもしれませんが、バルバドスはカリブ海西インド諸島にある小さな島。
島全体が珊瑚礁でできたバルバドスは、透明度が高くて美しいビーチやイギリス植民地時代の街並みが残る人気の観光スポットなのです。
バルバドスってどんなところ?
ポルトガル語の「Os Barbados(鬚の生えたもの)」が国名の由来となっているバルバドス。面積が430km²で、ちょうど種子島と同じくらいの小さな島です。西にカリブ海、東に大西洋があり、美しい海を楽しめる観光地として人気です。議事堂や教会、博物館など、イギリス植民地時代の重厚な建築物や世界遺産が残す島としても知られています。
バルバドスの歴史
古くは先住民であるインディオが暮らしていました。16世紀にその島民たちが奴隷として別の島に強制移住させられたことから、一時期は無人島となります。
17世紀になると、イギリスからの開拓団が入植しバルバドスの植民地化を開始。イギリス人の独占政治の時代が続きますが、政治体制に対しての不満が高まり暴動が発生しました。
その後は、政治結社や労働組合の結成が認められ、グラントレー・アダムス氏がバルバドス労働党を結成。アダムス氏は、のちに初代首相に就任。1966年には、イギリスの連邦加盟国として独立を勝ち取り、現在にいたります。
代表的なグルメ
バルバドスで水揚げされるトビウオをフライにした「フライングフィッシュ・カッター」。現地では、フライにした揚げたてをバンスにはさみ、ハンバーガーとして食べることが多いのだそうです。あっさりとした味わいは、フィッシュフライバーガーが好きな人におすすめ!
成田からのアクセス
成田からバルバドスへの直行便はないため、アメリカ・マイアミやニューヨーク、カナダ・トロント、ロンドンなどを、経由・乗り継ぎしグラントレー・アダムス国際空港へ到着します。飛行時間は、1回の乗り継ぎ便の場合で約23時時間です。
おすすめの観光スポット
ブリッジタウン
イギリス植民地時代に築かれた旧市街や防衛施設群が残るブリッジタウン。17世紀から18世紀にかけて発展した街並みは、イギリスのジョージアン建築にカリブの建築様式をミックスした「カリビアン・ジョージアン」と呼ばれるスタイル。
名前の通り街の中には多くの橋があり、街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
・名称:ブリッジタウン
・住所:Bridgetown,Barbados
・アクセス:グラントレー・アダムス国際空港から車で25分
独立記念の塔(Independence Arch)
ブリッジタウンの中心地にある独立記念の橋。入り口に造られたゲートは、イギリスからの独立21周年を記念して1987年に建造されたもので、バルバドスの国章が描かれています。
夜になるとバルバドスの国旗の色である青と黄色に、ライトアップされる街のシンボル的な存在です。
・名称:独立記念の塔
・住所:Chamberlain Bridge, Bridgetown,Barbados
・アクセス:グラントレー・アダムス国際空港から車で30分