こんにちは!世界一周をしてきました、中山彰です!
僕の世界一周4カ国目、ネパール。
毎年9月ごろに行われるネパール最大級のお祭り「インドラジャトラ」に偶然にも遭遇することができました!
「インドラジャトラ」とは?
「インドラジャトラ」とは「インドラ神のお祭り」という意味で、毎月のように行われるネパールのお祭りの中でも最大級のお祭りです。インドラ神は豊穣の神様とされ、日本では「帝釈天」とも言われています。
またそれと同時に、亡くなった人を祭るお祭りも開催され、ネパールの歴史・宗教など様々な事柄を集約しているこのお祭りは8日間も続き、各国大使館の大使、ネパールの大統領や首相も参列するというほど国を挙げての大きなお祭りとなっています。
祭りが始まる
photo by Akira Nakayama
この木の柱が立ったら、祭りのスタートです!ちなみに、この木は祭りの間はずっと立ち続け、祭りが終わると近くの川に流すとか。
町の各地区の中心部には、このような神様へのお供え物が置かれます。
中にはリンゴやミカンなどの果物、ナッツ類、さらには乾燥したお米などが山のように積まれ、中心には川魚が置かれます。
ちなみにこれは祭りが終わり次第、住民に配られます。僕ももらって帰り道すがら喉の渇きに我慢しながら食べました。
photo by Akira Nakayama
町の中心部である、カトマンズのダルバール広場へ行ってみましょう。町中の人がお祭りを見たいということで広場に集結するので、警察が総動員で警備することは当然のこと。
なんとネパール軍まで総動員で警備にあたります。それをもってしても抑えきれていないのがこのお祭りなのです。
なにせ広場の中心はこの状態!!!
photo by Akira Nakayama
地元民曰く「10万人は広場に集まる」ということですが、実際1万人は優に超えているのではというほどにぎゅうぎゅう詰めの状態。
地震で崩壊した寺院もあり、柵で登れないようにしているのですが、そこはお祭り。
みんな柵を超え、崩れたがれきの上まで上がってみようと必死です!
photo by Akira Nakayama
こちらは、年に1回このお祭りの時だけにあらわれるセトバイラブ神1の像。なんと夜になると口からお酒が出るということで、お酒を飲みたさに若者が我先にと争い、引きずり降ろしては引きずり降ろされ、けんかになる始末。
お酒を飲んでみたい方は相当な覚悟と体力と根性がないと到底無理です。
生きた神様「クマリ」に出会う
さあ、いよいよ生きた神様「クマリ」が街へ出くわす出番です!「クマリ」はネパール王国時代の王の守り神といわれています。
クマリになるにはネパール中から様々な条件をクリアした女の子1人がなり、その女の子に生理が訪れるまで務めることとなっています。
また、クマリが普段街に出ることは決してなく、年に数回あるお祭りの中の数日間、山車で街を練り歩くときだけにしか見ることができないといわれています。このお祭りでは8日間のうち3日だけ見るチャンスがあります。
「クマリと目が合うと幸せが訪れる」なんていうことも。