プロダイバーとして働きながら世界を周っています、Yauichiです。現在はメキシコのプラヤデルカルメン在住。
仕事柄、多くのセノーテにお客様を連れて行く機会があります。そこで気づいたのは、日本のメディアは「グランセノーテ」を取り上げ過ぎているということ。特に旅行メディアや雑誌などダイバー以外に向けたメディアではグランセノーテの独壇場。
確かにグランセノーテも綺麗です。しかし、別に圧倒的No.1ってほどでもないと思うんです。そして何より、日本のメディアが取り上げすぎたことによりグランセノーテは常に日本人だらけ。
ハイシーズンには日本人が押し寄せ、まさに市民プールのような状態。神秘のセノーテ!なんて言ってる場合じゃありません。
そこで僕がお勧めするのがこの「ドスオホス」。是非この記事をきっかけに「グランセノーテしか知らなかったから行ってみたけど、人だらけでガッカリ」なんて人が減ればいいなと思います。
トップクラスの透明度
photo by Yauichi
セノーテは透明度100m以上!なんて言われています。100mの直線が続く場所はセノーテにはないため、どこのメディアが勝手に言い始めたのかわかりません。しかし、それくらいの透明度があるのは事実。
そして多くのメディアがグランセノーテは透明度100m以上!という書き方をしてしまっています。結果として多くの方がグランセノーテだけが透明度100m以上だと勘違い…。
そんな事は全くありません!むしろ人が集まり過ぎて、時には透明度が結構悪い….。
こちらドスオホスは、僕の感覚的にグランセノーテ以上の透明度があります。そしてグランセノーテより深く広いため、透明度が悪くなりづらい!(ハイシーズンに人が増えると、やはり少し悪化します)
そこに浮かぶダイバーをみていると、まさに中に浮かんでいる様に見えるほど。
本当にクリスタルクリアな水を楽しみたいなら、是非ドスオホスも検討してみて下さい。
日本人が少ない
photo by shuttertstock
やはりまだまだ浸透していない分、日本人は少なめ。またかなり広いセノーテのため、ある程度日本人が集まっても息苦しい感じはありません。
その分欧米人の数は多いです。それもそのはず、実はここのアメリカの有名メディアに世界のトップダイビングサイト50に選ばれるほどなのです。欧米人はたっくさんいますが、セノーテの広さから、そこまでの窮屈感はありません。
冒険感たっぷりのシュノーケル
photo by Yauichi
ドスオホスのシュノーケルの大きな特徴として、シュノーケルポイントが2箇所ある点です。それもそのはず、ドスオホスはスペイン語で二つの(Dos)目(ojos)と言う意味なんです。
つまりセノーテの入り口が2つあり、そのエリアでシュノーケルを楽しめます。
photo by Yauichi
第1の目と呼ばれるエリアでは、冬の時期に大きな光のカーテンが楽しめます。ここは深さもあり写真撮影にはぴったり。
photo by shutterstock
そしてドスオホスのシュノーケルを特別な物にしているのは第2の目。ここはシュノーケルエリアがとっても広いだけでなく、バットケーブと呼ばれる洞窟の奥までアクセス可能です。
そこには壮大な鐘乳石群が広がっていたりコウモリの群れに出会えたり、数千年前の化石を見学したりできます。まさに自然の壮大さを体感できるセノーテです。
また素潜りが得意な方なら、素潜りで水中鐘乳石群の下を潜ってみたりと他では経験できない遊びが可能。