こんにちは!大学時代にアメリカへ4ヶ月、イギリスに2ヶ月の短期語学留学をしていたライターの桃(@XxPeach)です。社会人向けの1週間〜2週間超短期留学のプランが出てくるなど、私が留学をした数年前より今はずっと留学に行きやすくなりました。「留学に行った」という事実があれば人から「おぉっ」と思われていたのはもう終わり。今は必死にそして地道に英語力をキープする毎日です…。
そんな二度の短期留学の経験のある私が、今回4ヶ月未満の語学留学でよく聞かれる10の質問を集めて、回答しました。
Q.短期でも本当に英語が話せるようになるの?
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A.非常に個人差はありますが、私は話せるようになりました。
「短期留学って本当に話せるようになるの?」「一年行った方がいいんじゃない?」留学に行く前はこんな話をよく耳にしていました。実際に私も「高いお金を払ってまでたった4ヶ月の留学に行く必要あるのかな…」と思っていましたが、結果話せるようになったので、短期でも行ってよかったなと心から思っています。
国籍問わず、短期留学で話せるようになった人の特徴として、ハングリー精神が人よりあること。そしてチャンスを逃さないことかなと思います。具体的には、少しでも英語がアウトプットできる状況を自ら掴みにく、わからないことをそのままにしておかないで調べて消化する、とにかくたくさん実践的な英語を学ぶことが大切です。
結局、楽しい誘いにはとりあえず乗っておく、勉強は人のいないところで集中して短時間で行う、授業も遊びも全力で楽しむといったような、好奇心旺盛でアクティブな人になりきれば、結果はついてくると思います!
Q.話せるようになるまでどれくらいかかった?
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A.私が話せるようになったなと感じたのは、授業を受け始めて2ヶ月ちょっとです。
初めての留学がアメリカの語学学校に4ヶ月滞在したことでした。その時の私の語学力の推移がこちら。
8月末・・入学
9月・・先生が何言っているか全くわからないので、宿題の場所がわからない……
10月初旬・・先生の言っていることが、だんだんわかるようになる
10月半ば・・どんどん英語で話し出す
11月・・話すことが楽しくなり、友達が一気に増える
12月・・周りのアメリカ人や多国籍の友人・先生から「すごい!とても成長したね!」と英語力を褒められる
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このように、最初の1ヶ月は本当に何を言っているかわかりませんでした。クラスメイトに日本人はいなかったので、今日の宿題のページがわからない日々…。
そこで私が行ったのは、クラスメイトの連絡先を聞いて後からメッセージを送って「今日の宿題ってどこ?」と聞くこと。この時はリスニングよりリーディングの方が出来たので、文章で聞く作戦。これで1ヶ月を乗り切りました。
するとある日突然、先生の言っていることがわかるようになったんです。本当にいきなりだったので、私もびっくりしました。確か10月だったはずです。なんの前触れもなく脳が英語を認識し始めたのです。
頭で日本語に訳さなくても、英語で英語を理解できる喜び!「これが英語のシャワーを浴びた結果なのか」と、興奮しました。
そこからは少しでも英語に触れる機会を作るため、レストランで食事をしたり、図書館で友達と勉強したりしていました。そこからぐんぐん英語力は伸び始め、11月からは友達もできた勢いで話せるようになりました。
Q.滞在方法はどのスタイルがいい?
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A.寮またはシェアハウスがオススメです。
私は留学中ずっと寮生活を送っていたので、シェアハウスのことはあまり分かりませんが、寮またはシェアハウスをオススメする最大の理由は、すぐ近くに友人がいること。ルームメイトやシェアメイトが外国籍だったらもっと良いと思います。
短期留学で英語力を上げるのに一番大切なことは、とにかくアウトプットをし続けること。多国籍の友人であれば、朝起きても夜寝る前もずっと英語を話すことができるからです。
ホームステイでは家族の方は家族の生活があるので、あまり構ってもらえないことがあると聞きました。同じ英語を勉強している仲間であれば気兼ねなく話すことができます。
私が留学したときは、寮やシェアハウスに住んでいる人は、ホームステイほど文句や不満を言う人が少なかったように感じます。そこから考えても、やはり寮またはシェアハウスがオススメです。
Q.英語が話せないのに行く必要はある?
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A.語学力に伸びを感じられなくても、もっと素晴らしい貴重な体験ができるので、機会があれば行くべきです!
語学留学は語学を学びにいくことが大きな目的でもありますが、結果だけにこだわらないでください。短期間でも母国以外の国に住み生活を送ることで、自分の人生に大きな影響をもたらすこともあります。
例えば、わたしはもともと他人にあまり興味がなく、自分のことを一番に考える性格でした。街を歩いていても、私が気になるのは私が行く先だけ。例えばそこで困っていた人がいても、気づかないこともありました。
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しかし、最初の留学で訪れたアメリカで、街を歩く人は皆笑顔でした。「そのスカーフ、可愛いわね」私が身につけていたものを、知らないおばさんが褒めてくれたこともありました。
東京生まれ東京育ちの私は、予想もしていなかった出来事に驚きながらも、笑顔になることで自分を騙してでも余裕を作ることができ、周りに目がいくことに気づきました。
帰国した今もできるだけ笑顔で過ごしています。留学に行かず東京で過ごしていたら、もっともっと冷たい人になっていたかと思うとゾッとします。
Q.留学先を選ぶポイントは?
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A.語学力を上げたいなら、アウトプットがたくさんできて誘惑が少ないところがオススメです。
語学留学には様々な目的があると思いますが、私は「とにかく英語が話せるようになる」という目標の元、二度の留学を経験しました。短期留学は集中してすべての機会を掴むことが大切です。
私が語学学校を選ぶ基準に、「英語圏である」「勉強に集中できる程よい田舎街」というのがありました。「英語圏」においては、一歩外に出たらどこでも英語が飛び交う状況に、自分がいられること。「程よい田舎」は自分から手を出さないと誘惑が来ないということ。
実際に一度目の留学はアメリカ・ノースカロライナ州(ワシントンD.C.またはフロリダ・オーランドまで飛行機で1時間半)、二度目の留学はイギリス・オックスフォード市(ロンドンまでバスで2時間)を選びました。
ずっと勉強漬けなのは飽きてしまうので、自分のタイミングで近場に息抜きができる場所があるということがポイントです。
実際に、イギリス留学中はテスト終わりの週末に、ロンドンへ何度も出掛けました。帰って来たらしっかり勉強をしていたので、とてもよいリフレッシュになったと思います。
Q.どんな準備をしていったほうがいい?
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A.日本でできる勉強(文法の復習、新しい単語を覚えるなど)は、日本でしっかりしましょう!
留学中にあれやろう、これやろうと計画することの80%はできません。なぜなら留学生活は刺激が強く、一日は「宿題・復習・食事・友達と話す」であっという間に終わってしまうことが多いからです。
短期留学前の勉強方法は「5ステップで短期留学を完璧に!事前にしておきたい英語学習方法」に詳細をご紹介していますので、ぜひご覧ください!
Q.最短で効果を発揮したい!
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A.恥を捨てましょう!
「とにかく話せるようになりたい」そう思っていた私でしたが、先ほど「Q.話せるようになるまでどれくらいかかった?」でご紹介した通り、最初の1〜2ヶ月くらいはまったく話せませんでした。その原因がまさに「恥」です。
「自分の英語が間違っていたらどうしよう…」「伝わらず首を傾げられたらツライ…」そんなことばかりを気にして、毎回話すときに頭の中で文章を組み立ててから話すようにしていました。そのため会話のペースがものすごく遅くなり、「週末何した?」のキャッチボールを2〜3回しただけで休み時間が終わってしまうということがしょっちゅう。会話に成長が見られませんでした。
そんな私の転機となった一言をくれたのが、私より3年も先に留学し現地の短期大学に通っていた日本人の先輩でした。
「アメリカ人でも”Yes she do!”って(間違えて)言う。文章書かせればスペルミス多発、ピリオドやカンマも打つところを間違える。日本人が三人称単数のsを付け間違えたくらいでなんとも思わないし、会話が成り立てばみんな全然気にしないよ」
この先輩の一言から、私は間違えながらもどんどん話すことを決めました。するとまず会話のスピードが上がり、他の人がどんな文法を使っているか、こんな質問をしたらどうやって返すのかということを学び、それをすべて真似し取り入れて使ってみる。
「あ、今文法間違えたな」と思うのは心の中で、次間違えなければ全然OK!
Q.出会いはあるの?
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A.…あります。日本の生活から外れた非日常で出会った男女は、恋がしたくなるものなのでしょうか。理由はよくわかりませんが、留学先での恋愛はしょっちゅうです。そこから国際恋愛に発展することもよくあります。
しかし、結局国際遠距離恋愛になってしまう、恋人がいて勉強に集中できなくなった、帰国したら夢が覚めたなど、様々な理由で別れることが多い気がします。
楽しく英語力も伸びる恋愛なら賛成ですが、私のように恋愛にどっぷり浸かってしまうタイプの方は、出来ればシングルでいた方が帰国したときハッピーかもしれません。
Q.持っていった方がいいものは?
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A.日本の文房具は最強です!
スマホやPC、タブレットなど、電子機器が発達する中で、ノートにペンで何かを記すという機会が少なくなりました。しかし留学中外に出たとき、「あのフレーズをメモしておきたい!」「今言えなかった、出てこなかった単語ってなんだっけ」そんな機会を逃さないように、小さなメモとペンを持っておくことをオススメします。
日本産文房具のクオリティは世界一です。ぜひ日本で買ったものを現地に持っていって使ってくださいね。
Q.スマホ、持っていった方がいい?
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A.SIMフリーなら現地でSIMを購入、SIMフリーでないならプリペイド携帯が簡単に手に入ります。
日本では最近やっと、SIMフリーのスマートフォンが定着してきた気がしますが、海外ではもっと前からSIMフリーという概念があります。そのため、もし手元にSIMフリーのスマートフォンを持っているようであれば、簡単にSIMフリーを購入することができるでしょう。
一週間や二週間の滞在なら、フリーWiFiを探しながら生き延びることはできますが、3ヶ月〜4ヶ月程度になってくるとかなりキツいと感じるでしょう。SIMフリーなら現地の番号も手に入るので、緊急の場合学校や友人に電話をかけることもできます。
SIMフリーの携帯を持っていない人は、現地のプリペイド携帯なら手軽に手に入ります。大手スーパーなどで売っていて、気軽に手に入るプリペイド携帯は、携帯代とプラン別のプリペイドSIMを購入するだけでその場で使えてしまいます。
2ヶ月目以降はウェブサイトからクレジットカードを登録し、携帯代を支払うと同じSIMカードで同じプランが使えるようになります。
もし難しければ、すでに滞在している人と同じようなプリペイドプランを購入し、教えてもらうのが良いでしょう。また、これを機会にSIMフリーのスマートフォンを買い換えて、日本に帰国後も格安SIMを使う手もあります。
さあ、心の準備はできましたか?
留学は人生の中でも非常に貴重な時間です。私は最初の留学からすでに5年以上経っていますが、未だに何があったか鮮明に覚えていますし、人生の中でも素晴らしい期間でした。
留学に行く前は不安で不安でしょうがなく、何度も大学の留学課に足を運び、情報収集をしていました。しかし細かいことであっても不安をクリアにすることで、現地で勉強に集中することができました。
留学に成功も失敗もありません。ただ自分の目的をひたすらこなすだけ、しっかり勉強するだけです。一歩でも多く外に出て、たくさんの刺激を受けて来てくださいね。応援しています。
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