ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

アメリカ人彼氏と2017年末に付き合い始めて、気づけば早一年半…。思い出せばこれまで色々なことがありましたが、なんとか乗り越えてきたライターの桃(@XxPeach)です。

交際期間が長ければ、国際恋愛の中にある壁がだんだん低くなっていくかな…と思っていましたが、どうやらそうではないみたい。そこで交際一年半を区切りに、アメリカ人彼と交際し気づいた8個のことをご紹介します。

アメリカンジョークはやっぱり理解できない

言語は一生懸命勉強すれば、ある程度の溝を埋めることは出来ると信じていますが、笑いの感覚はどう頑張っても埋まりません…。

 

私は日本の漫才やコントが大好きなのですが、日本に生まれ日本に住んでいるからこそ笑えるポイントが笑いにはあります。しかし、アメリカンジョークはどんなに頑張っても理解できない…。

彼はどうにかしてジョークで私を笑わそうとするものの、家族や友人は笑うネタも私は「うん、理解はできるけど…笑うとこどこ?」という反応で、彼をしょんぼりさせてしまいます。

お金を使うところが違う

日本人は貯金しがち、ヨーロッパやアメリカ人は“今”にお金を使いがち」と、いつだかテレビで聞いたことがありますが、正解です。度々「ねえ見て!これ買ったんだ!」といかにも高そうな機械や自転車を、写真に撮って送ってくることがあります。

一番驚いたのはamazonスピーカーのアレクサ。一緒に電球を買って「ほらね?向こうのスイッチまで歩いて行かなくても電気消せるんだよ!」と目をキラキラさせて教えてくれたこと。

 

私はつい「ねえそれ、今いる?もっと必要なものあったんじゃないの…?」と思ってしまいますが、これは自分と比べてしまうのはダメだ…とイライラしたときに怒らないように我慢です。…ギャンブルやタバコにお金を使わず借金もないので、寛大な心で受け止めます。

いつも自信をくれる一言をくれる

生きていると嫌なことも悩むことも悲しいこともあります。たとえ少し愚痴ったときも、いつも自信をくれる一言をくれるのです。最初は「付き合ったばっかりだから、優しくしてくれるのか〜…」なんて思っていたのですが、付き合って一年半経ってもまだ優しい。

褒めてくれる数が少なくなったのは、私が私を可愛く見せるプレゼン能力が落ちたのも関係してるのだと思いますが、それでも急にしっかり褒めてくれるので自分に自信を持つことができ、もっと可愛くなりたいと思わせてくれます。

忘れずに感謝を言い合うとなんでも乗り越えられる

親しくなると忘れがちになってしまう「ありがとう」の言葉。照れ臭くなってしまって改まって伝えたり、何かきっかけがないと言えなくなってしまいますよね。

言語が違ってもカップル間で感謝を伝え合うことはとても重要です。

 

ドアを開けてくれる、夕飯を作るのを手伝ってくれる、朝食を準備してくれる、ベッドメイキングをしてくれる…。やってもらうことが当たり前になってしまうのが一番良くないのです。しっかり感謝を言葉で表しましょう。

言語の壁は簡単に越えられるものじゃない

「アメリカ人と付き合ってるなら英語ペラペラだよね〜」と言われがち。しかし日本で日本語で生まれ育った私は、いくら英語で意思疎通ができても英語の文化背景を理解するのは難しいんです…。

特に印象深かったのは、最初の方言われた「相槌打ちすぎ」。日本では相槌を打つという行為を「話を聞いています」というサインでよく使いますが、相槌を打つ=話を適当に聞いている」と捉われてしまうそう。私は相槌を打ちがちだったので、これを直すのには大変でした…。

 

英語ではなるべく相槌を打たないように意識すると、日本語で接客をしたり誰かと話すときにも相槌を打たず「理解してますか…?眠いですか?」と不思議がられながら見られてしまうこともありました。実は今もとても気にして相槌を打っています。

でも私が思ってるより相手は理解してくれる

どちらかというと英語が話せる方だった私ですが、恋人になりたての頃は何度も「私の英語間違ってないかな…」「伝えたいこと本当に伝わってるかな…」「私のこと本当に理解して好きになってくれているかな…」と不安になりました。

 

しかし私が思っているよりも、相手は一生懸命私を理解しようとしてくれており、私が第二言語の英語で話しているのにもしっかり意味まで伝わるように、補足をしながら話をしてくれていました。

そのため、私が大きな決断をしようとしたとき、喧嘩したときなどもしっかり向き合ってアドバイスをくれるのには、感動してしまいます。

結婚したらここに住むのか…と妄想しがち

付き合ってから3ヶ月で彼がアメリカに帰ってしまったので、ほとんどが国際遠距離恋愛だった私たち。会いに行くのは時間に余裕のある私の方で、宿泊先は彼の所。クリスマスと年末年始を含めた3〜4週間ほど滞在していたこともあったため、相手の両親と一緒にご飯を食べることもありました。

恋人の両親に会う行為自体ドキドキするもの。ついつい彼との将来を考えて、頭の中で暴走してしまいます。

今別れたらお互い幸せかな…と思ってしまう

それでも必ず二人で幸せになれるとは限りません。特にアメリカとの国際恋愛はビザの申請などで多くの金額を支払い、長い期間ドキドキしながらグリーンカードが降りるか我慢して待つ必要があるのです。そこまでしっかり相手を好きでいられるか、急に不安になってしまうことがあります。

さらに私は第二言語なので、手に届く書類をすべて目を通し理解出来るのか、結婚した後もアメリカを理解して生活出来るのか……。一度ネガティブになってしまうと思いつく問題はどんどん挙がってきます。

 

今、この幸せなときに別れられたら、もしかしたらいい思い出としてずっとしまっておけるかも…。と一瞬思っても、結局「好き」には勝てません。

一つずつ課題を解決していくことで国際恋愛も頑張れそうと思わせてくれる


とにかく優しすぎるくらい私に甘い彼。喧嘩しても一切責めないし、私が落ち着いてからちゃんと自分の意見と私の意見をしっかり聞いてくれます。そして二人でどうしたらよかったか、これからどうしたらいいかを一緒に考え、一つずつ課題を乗り越えていくことが出来ています。

もともと文化背景が違うもの同士、もちろん少しのズレが大きな問題になってしまうこともある国際恋愛。小さなことも何度くじけそうになっても、「この人となら一緒に長くいることが出来る」と思わせてくれるのです。

ぜひ皆さんもパートナーとのコミュニケーションを大切に、長く幸せになりましょうね。

All photos by unsplash

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桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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