近くて遠い国と言う表現がよく使われますが、今回紹介するパプアニューギニアもその一つ。
かの国のようにそこまで近くはないですがちょうど日本の真南に位置し、東京から直行便(今後、経由便になる予定)でシンガポールより近い7時間弱。飛行機で7時間圏内にある東南アジア、東アジア、グアムなどのオセアニアの国や地域に比べると、皆さんにとって親近感が全くないのでは?と思います。
観光の観点からすると見どころは満載!ツアーでなければアフリカレベルの旅経験が求められ、なかなか気軽には行けない国。でも、とーーーってもお勧めです!
旅する雑貨屋コパカバーナを経営、お店が波にのってから新しい国々を周りだし、40歳で国連加盟国193カ国にすべて渡航。日本最大の海外旅行オフ会の会長も兼ねる。
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パプアニューギニアで訪れた都市とルート、移動方法
photo by Ninomiya Shimpei
首都のポートモレスビーは危なすぎるのでトランジットのみ、マッドマンのいるゴロカ、パプアニューギニア第2の都市でパプアニューギニアの部族カーニバルとも言えるシンシンを観にラエ、旧日本軍の基地があったラバウルへ。
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ラバウルは島が異なり、そして国中がジャングルに覆われているのもあり首都のポートモレスビーと第2の都市ラエすら道が結ばれていません。この国の移動方法は基本、飛行機。あいにく地方間のフライトはほぼなく、ポートモレスビーに一度帰ってくる必要があります。しかもほぼニューギニア航空の独占なので移動費がかさみました。
パプアニューギニアでのエピソード(人とのエピソード)
photo by Ninomiya Shimpei
パプアニューギニア式のカーニバルである、シンシン(踊り)に出てくる部族の人たち!話すことはありませんでしたが、彼らを見た時はひさしぶりに鳥肌が経ちました。正直、マサイ族のときはなかった感覚。
何が違うかと言うと、観光客が行くようなところはなんだかんだと観光地となっていて彼らも観光客慣れをしてしまっていのですが、ここは本気!リアル!
一番の思い出は踊りが終わって待っている間に部族同士で小競り合い!政府の力が及ばないジャングル奥深くではいまだに部族同士の抗争や人食い部族がいるそうです。彼らにとって他の部族は情報もあまりなく、いまだに敵だとか。
パプアニューギニアでのエピソード(場所のエピソード)
photo by Ninomiya Shimpei
赤道のすぐ南に国土があるため、ほぼジャングル。密林すぎて街と街を結ぶ道すらほぼありません。そもそも植民地時代以前のアフリカのような部族社会が現在も残っているので、道はあったほうがもちろん便利ですが、彼らには必須というわけでもなさそうです。
首都のポートモレスビー、第2の都市ラエは特徴ないですが、ゴロカは2600メートルほどの高原都市。旧日本軍の基地があったラバウルは1994年に近くのダブルブル火山(日本名西吹山)が噴火をして、火山灰による被害でラバウルの旧市街は放棄されたままです。空港や政府機関は20キロほど離れたココポに移転しました。
知っておくべきキーワードは「シンシン」
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渡航前には知りませんでしが、マッドマンに会いに行った時も、モロベショーを観に行ったときもよく使いました。このキーワードがわかっていないと頭の中が?になるので知っておくべき。
モロベショーのときは各部族が校庭のトラックみたいなところでシンシンをしながら行進。マッドマンに会いに行ったときはひとりしか観光客がいなかったので、村まで行って目の前でご披露してくれました。
パプアニューギニア旅行を楽しむためのアドバイス
photo by Ninomiya Shimpei
絶対に行ってほしいのは、私が鳥肌たつほど感動したシンシンです。ゴロカショー、モロベショーなど地名+ショーのついたイベントがそれ。踊りもですが、衣装など観光用ではなくリアルなのは写真や動画を見て いただければわかるでしょう。
期間が決まっているので、ぜひこの期間に合わせて旅程を組んでほしいです。ホテルの数があまりないので予約ができれば早めの予約が賢明。
その次は旧日本軍があったラバウル。いまだにゼロ戦が転がっていたり、作戦会議室、洞窟に隠された船などが保存されています。これ以上、日本の戦跡が残っている場所はないと思います。