こんにちは、ロンドン在住ライターのKANAです。一度は訪れてみたい国として、最近じわじわと人気を博している注目の国、クロアチア。そんなクロアチアの人気観光都市といえば、魔女の宅急便のモデルになった街としても有名な「ドゥブロブニク」ですが、今回筆者がおすすめしたいのは「スプリト」という小さな港町です。
日本ではまだ知る人の少ないスプリトですが、必ずまた訪れたいと思えるその魅力についてご紹介していきます。
スプリトって知ってる?
photo by Kana206425
イタリアの対岸にある東欧の国クロアチアにある、「スプリト」という都市の名前を、初めて聞いたという方も少なくないのではないでしょうか。
クロアチア・ダルマチア地方に位置するスプリト。まだ知名度の低い街でありながら、アドリア海沿岸最大の港町と言われており、透明度の高い美しい海が魅力です。ヨーロッパ在住の人が夏のホリデーを利用してバカンスを満喫するためにこぞって集まる、まさに知る人ぞ知る穴場リゾート地となっています。
スプリトまでのアクセス方法
photo by Kana206425
クロアチアの有名観光都市であるドゥブロクニクからスプリトまでは、飛行機・バス・フェリーの3つの手段で行くことが可能です。移動時間や運賃などを考えると、バスでの移動方法が一番簡単に、値段も比較的安いため、ほとんどの観光客の方はバスを利用して移動します。
バスターミナルで当日券の購入も可能ですが、席が埋まってしまう可能性もあるので、事前にオンライン予約しておくとスムーズです。ドゥブログニクからスプリトまでの相場は約130クーナ(約2,200円)前後ですが、料金や時刻も変動があるので、事前にバスの予約サイトで確認してみてください。
街中が世界遺産!スプリトの街を散策しよう
photo by Kana206425
スプリトには、ローマ時代の古代都市として世界遺産にも登録されている歴史ある建物が、数多くあります。遺跡の保存状態もとても良く、旧市街地自体が1979年ユネスコ世界遺産に登録され、世界遺産の街とも呼ばれています。
photo by Kana206425
また、面白いのはその街のカタチ。旧市街がきっちりとした四角形をしています。その理由は、かつてのローマ皇帝のディオクレティアヌスが晩年を過ごすために建てた宮殿の跡地だから。宮殿の跡地が、現在は旧市街地としてそのまま残っているだなんて不思議ですよね。
photo by Kana206425
そして、この3世紀末から4世紀初頭にかけて建造されたという宮殿跡の中に、主要な観光名所のほとんどが点在しています。周辺にはお土産屋さんはもちろん、レストランやカフェなども多く、ほとんどの観光名所を徒歩圏内で巡ることができるのも魅力のひとつ。
海外旅行に慣れていない方でも迷う心配なく、観光地巡りがとてもしやすい安心の旅先です。
ディオクレティアヌス宮殿
photo by Kana206425
スプリトのもっとも有名な観光地と言っても過言ではないのが、ディオクレティアヌス宮殿。高さ20メートル以上もある城壁に囲まれている宮殿には4つの門があり、どの門からでも入ることができます。
趣のある歴史的な宮殿はインスタ映えする写真が撮れると、観光客が後を絶たない人気スポットでもあります。
photo by Kana206425
宮殿の前には、武装衣装を纏ったお兄さんたちがたくさんいます。一緒に写真を撮ることができますが、チップ制なのでご注意ください。写真を撮ると必ずお金を要求されるので、近づいてきてもチップを払いたくない方はむやみに写真撮影に応じないように気を付けましょう。
・名称:Diocletian’s Palace
・住所:Dioklecijanova ul. 1, 21000, Split
・地図:
・アクセス:スプリトバスターミナルから徒歩7分
・営業時間:24時間
・電話番号:+385 97 779 0719
・料金:無料
・所要時間:30分~
・オススメの時期:5月~9月
・公式サイトURL:https://www.sirena-booking.hr/