フランスの観光地といえばパリがメジャーですが、美しい村をたくさん保有していることもフランスの魅力の一つ。
まるでおとぎの国の世界のような可愛い村や、大絶景の眺望を楽しめる村、芸術家から愛された村など、様々な特徴を持つフランスの村は、どれだけ行っても飽きません。
今回は、そんな見ているだけで癒されるフランスの美しい村を紹介したいと思います。
ブドウ畑に囲まれたリクヴィル
「ブドウ畑の真珠」と呼ばれるほどに美しい村であるリクヴィル。ドイツの国境付近に位置していることから、ドイツとフランスの文化を融合させたような景色を楽しむことができます。
赤・青・黄色などカラフルな色で彩られた木組みの家は、おもちゃ箱の中に入り込んだかのような可愛さで、小さな村でありながら何時間も滞在してしまうほど夢中に。
ここリクヴィルでぜひ見ていただきたいのが、ブドウ畑越しに眺める村の様子。高台に登ると村全体を一望することができ、ブドウ畑に囲まれた可愛い村を写真に収めることができます。
・名称:リクヴィル
・住所:Place Voltaire, 68340 Riquewihr, フランス
・地図:
・アクセス:コルマールから車で約20分
・所要時間:1~2時間
神秘的な雰囲気のゴルド
フランスの美しい村はたくさんありますが、その神秘的な雰囲気と空想の世界から飛び出したかのような外観で、非常に高い人気を誇る村が「ゴルド」。
切り立った岩場に重なるようにそびえ立つ小さな村は、外から見ると独特の重厚感が漂う天空の城そのもの。村の中は蜂蜜色がベースとなった建物が並び、カフェやギャラリーなど映画の中のような世界が広がります。
太陽が当たるときらきらと反射する石壁に、明るく賑わうマルシェ。静かなのに温かく、美しいこの村は、たくさんの芸術家に愛された場所ということも頷けます。
・名称:ゴルド
・住所:84220 Gordes, フランス
・地図:
・アクセス:アヴィニョンから車で約50分
・所要時間:約1時間
・公式サイトURL:http://www.bonvoyage.jp/villages/gordes/
フランスの最も美しい村・エギスハイム
木組みの家が並ぶ村全体に、可愛いお花が色を添えるエギスハイム。「フランスの最も美しい村」だけでなく、「ヨーロッパの花の町コンクール」で金賞を獲得したこともあり、お花の村としても有名です。
人口は約1500人と小さな村ですが、カラフルな建物やハートやクローバーを象った窓など、素敵な景色に胸がときめきます。
アルザスワイン発祥の地でもあり、町にはいくつものワイナリーが。周辺には広大なブドウ畑がいくつもあり、ワイン好きにはたまらない場所だと思います。
・名称:エギスハイム
・住所:4 Place du Château Saint-Léon, 68420 Eguisheim, フランス
・地図:
・アクセス:コルマールから車で約15分
・所要時間:約1~2時間
ピンクで彩られたルシヨン
「オークル」と呼ばれる顔料の生産地であることから、村全体がピンクで彩られているルシヨン。
カフェやお土産屋・民家まですべてピンクベースで揃えられている村は歩くだけで楽しく、他の村ではなかなか見ることのできない光景に心が躍ります。
村の近くにはオークルの採掘城跡があり、トレッキングを体験することも。赤色に染まったオークルを間近に見ながら散歩できるコースは人気が高く、家族連れで訪れている方もたくさんいました。
・名称:ルシヨン
・住所:sentier des ocres, 84220 Roussillon, フランス
・地図:
・アクセス:エクサンプロヴァンスより車で約1時間15分
・所要時間:1~2時間
メルヘンチックなリヴォーヴィレ
アルザスらしい木組みの家が建ち並ぶリヴォーヴィレは、ハウルの動く城の舞台として知られるコルマールからバスで40分ほどの場所に位置する小さな村。
メルヘンチックな街並みはもちろん、山の上の古城やレトロな塔など、おとぎ話の中の世界を彷彿させる建物がたくさん。
「コウノトリの里」としても有名で、村の中には大きなコウノトリの巣がいくつも。近くに保護センターがあり、繁殖に成功している場所であることから、村を観光していると何度かコウノトリに出会うことができました。
「幸せの象徴」とされるコウノトリ関連のグッズもたくさん販売されているので、チェックしてみてください。
・名称:リヴォーヴィレ
・住所:1 Grand’Rue, 68150 Ribeauvillé, フランス
・地図:
・アクセス:コルマールから車で約20分、バスで約40分
・所要時間:約1~2時間
絶景が見渡せる村・エズ
コートダジュールの絶景が見渡せる村として高い人気を誇るエズ。敵からの侵入を防ぐために作った丘の上の村は、その形状から「鷲ノ巣村」と呼ばれています。
村の上に位置する熱帯植物園の展望台から眺める景色は、南フランスの圧倒的な眺望と、風になびいて揺れるフランス国旗が美しく、しばらく目を離すことができないほどの感動を味わえます。
石壁でできたエズの村の中もエキゾチックな雰囲気が漂い、小道や雑貨店など歩いているだけでわくわくする場所。
迷路のような小さな村の中は写真を撮っていると、あっという間に時間が過ぎるので、じっくり観光時間を取ることもおすすめです。
・名称:エズ(熱帯植物園)
・住所:06360 Eze France
・地図:
・アクセス:エズ村入り口から徒歩約20分
・営業時間:9時〜16時30分(1月~3月、11月~12月)、9時〜18時30分(4月~6月、10月)、9時〜19時30分(7月~9月)
・定休日:12月25日
・電話番号:(04)93411030
・料金:6ユーロ
・所要時間:約1時間
・公式サイトURL:https://www.jardinexotique-eze.fr/
何度行っても魅了される! フランスの村を巡る旅がおすすめ
場所によって建物や雰囲気が大きく変わるフランスは、何度でも訪れたくなる場所。「パリしか行ったことがない」という方は、ぜひ次はフランスの村巡りをしてみることをおすすめします。
なかなか家から出られない日々が続きますが、こんな時だからこそ、今まで知らなかった旅の情報収集をしてみてはいかがでしょうか。
自分なりの観光ルートやお気に入りの村をピックアップすることで、次に旅に出られる日を楽しみに待つことができます。
All photo by yuri