エティハド航空に乗って、はじめてのマンチェスターへ! アブダビで乗り継ぎ
アッサラーム・アライクム。TABIPPOの工藤です。
冒頭のこの挨拶の通り(?)、今回はアブダビに本社を構えるエティハド航空さんサポートのもと、イギリスの文化都市・マンチェスターを旅してきました。
エティハドスタジアムでのサッカー観戦はもちろん、市内の中心地には由緒あるスポットやアーティスティックな一面がたくさんあり、見逃せないポイントばかりでした。
「ロンドンならば行ったことある!」という方は多いと思いますが、マンチェスターを訪れたことがある方はあんまりいないのでは……?
マンチェスターは、ロンドンとは全く違った景色が楽しめる場所なので、今回は写真と共にそのお魅力をご紹介していきたいと思います。
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今回は成田からアブダビで乗り換えて、マンチェスターへと向かいました。
エティハド航空は2003年に設立された比較的新しい航空会社で、航空業界の中で新しめの機材で運航されているとのこと。実際に搭乗した成田~アブダビ間のB787は、最新鋭の機材で特に快適でした。
デザインもシックで魅力的。座席は片側固定式ウィングヘッドレストで、配布される枕と組み合わせるとぐっすり眠ることができます(多分、今までのフライトで一番ぐっすり寝れた)。
2016年12月より、成田~アブダビ間は最新機のB787で就航していて、機内はホテルのようなラグジュアリー感満載。映画の画質も最高でした。
※大阪~アブダビ便も2023年10月1日から就航開始!
成田からアブダビ間は約12時間のフライト。ホットミールが2回も出てきて、機内食も今まで食べた中で上位に入る美味しさでした。
機内食をたっぷり味わった後、ウトウトしていたらあっという間にアブダビに到着。
アブダビ国際空港では最近(2023/12/11時点)ミッションインポッシブルの撮影があり、2023年11月開業の新しいターミナルAの屋根裏をトムクルーズが走ったことでも有名です。
周囲の砂丘をイメージして左右非対称に建設されたというアブダビ国際空港のターミナルAは、当時はまだ建設中だったため、撮影禁止区域の制限に悩まされることがなく、前例のないほど自由度の高い撮影ができたそう。
空港はアラビア語がベースの世界で、ヨーロッパやアジア諸国とは全く違った雰囲気です。
▲標識案内は、何が書かれているのかほとんどわからなくておもしろい
ラウンジも利用させていただいたのですが、驚くほどの広さでした。端から端まで歩くのにも、料理や内装を物色しながら歩いていたら5分以上かかったほど。
現在エティハド航空は、ストップオーバーキャンペーンという期間限定のキャンペーンを実施中!
最大で40%オフでアブダビの最高級ホテルに2泊から4泊まで宿泊できるほか、エティハド厳選の3つ星、4つ星ホテルに1泊または2泊無料で宿泊可能なストップオーバーも体験できるとのこと。すごすぎません…!?(笑)
※希望の方は、アブダビ到着日の5日前までに予約が必要です。
※詳しくはコチラ。
Maldron Hotel Manchester City Centreに到着!
今回滞在したホテルは、「Maldron Hotel Manchester City Centre」です。
清潔でリラックスできる落ち着いた雰囲気のお部屋からは、マンチェスター市街の景色を眺めることができます。
またホテルに滞在する際に気になる「サステナブル」への配慮ですが、このホテルは電力、水、ガスに関してもエネルギー効率がかなり高い最新の機器を導入していて、環境負荷が少ないといいます。
ホテルに併設されたジムは、早朝から利用可能。滞在中は毎朝トレーニングを行えるので、身体にもサステナブルなホテルです。
ホテルの朝食は、メインメニューはもちろんのこと、ドリンクやフルーツのバリエーションも豊富で大満足の品揃えでした。
イギリスに関しては、「ご飯がイマイチ…」と頻繁に聞いていたのですが、滞在中に食べたすべての料理が、ほっぺたが落ちるくらい美味しかったです。
まさに「イギリスの食」へのイメージががらりと変わったので、食べることが大好きな私より、全力でレポートさせていただきます……!
いよいよ、市内へ!由緒あるマンチェスターの街を探索。
ーーー寒すぎない?
その日の気温はなんと5℃。ロンドンよりもさらに北に位置するマンチェスターは、11月上旬でもマフラーが必須なくらい冷えるのです。
ただ、歩いている人の冬の装いが街の景観とフィットしていて、街中を散歩しているだけで映画の主人公になったような気分を味わえます。
THEヨーロッパな印象のある街並みですが、イタリアやスペインはもちろん、ロンドンともどこか違う雰囲気。
マンチェスターはかつて紡績業で栄えたこともあり、高層ビルの建築といった市街地開発が進む中でも、古き良き建造物が今もなお残っています。歴史の授業で習った産業革命が起きた地に自分がいるということに興奮しました。
歴史的建造物ばかりではなく、今風のセレクトショップもたくさんあります。
そして、街の中に位置する図書館は、学生であれば無料で使用できて、WiFiもコンセントも完備。(私からすると歓喜)
「古き良き」時代から受け継がれたものを大事にしながらも、新しい時代を取り込もうとするカルチャーが感じられます。
英国最古の公共図書館、「チェサムズ図書館」へ。
ここはかつて、修道士の養成所でもあったという由緒ある図書館です。
貴重な歴史遺産というだけではなく、誰でも無料で利用できる「現役の」図書館。旅をする際は、寄付金を用意すると良いかと思います。
「教育は誰でも受けられるように、平等にすべき」という方針を掲げるだけあって、その佇まいは荘厳と知的な何かを感じることができます。
館内はまさに中世の雰囲気。ハリー・ポッターが大好きな方にはたまらない空間かなと思います。今にも本が動き出しそうだし、奥からハグリッドが出てきそう。
中でも印象的だったのが、鎖で繋がれた本たち。
昔、貧しい人が盗んだ本を売ってお金を稼いだりしていたこともあったという背景もあるそうなのですが、「本とは誰でも読むことができるように、誰の所有物にもならぬよう」という思想の象徴として鎖につながれているのだとか。
独り占めにせずにシェアする文化。街頭テレビに近所のみんなが集まっていた日本の古き時代を思い返しますし、個々が分断された現代において、ヒト・モノの在り方をかなり考えさせられました。
グランカフェ で、アフタヌーンティーを!
歩き疲れてお腹も空いてきたので、そろそろ休憩。ということで、アフアヌーンティーを。(人生ではじめて言ってみた)
ここは、Les Routiers Cafe of the Yearという栄誉ある称号を受賞した「グランカフェ」というお店で、朝食、終日のブランチ、ランチ、そしてひねりを加えた最高のアフタヌーンティーを楽しむことができます。
店内は地元の方や観光客で賑わっていました。大理石のテーブルと淡いブルーの革張りの椅子で構成された趣のあるインテリアが魅力的。ゆったりした時間を過ごすには最適の場所です。
料理エッグベネディクト、エッグノルウェージャン、フルベジタリアンブレックファストなどの料理を提供しており、どれも彩り豊かで食欲をそそります。
カフェのウェルビーイングスムージーバーでは、厳選された新鮮な食材がたっぷり入った100%天然スムージーを提供。注文を受けてから作ってくれるので、作り立てのフレッシュな味を楽しむことができます。
「マンチェスターでアフタヌーンティーを」なんて、映画の主人公になった気分を味わえました。
夜は有名なKimpton Clocktower Hotelで食事を!
キンプトン・クロックタワー・ホテル(Kimpton Clocktower Hotel)は、マンチェスターの中心部、オックスフォード・ストリートに広がるラグジュアリーなホテル。
1890年にThe Refuge Assuranceとして開業したそうで、歴史を感じることができる洋館です。(映画‟シャイニング”が好きなのでたまらない……)
そのホテルのレストランでも、最高の食事を楽しみました。
この日は土曜日だったこともあって、地元の人、観光客、ビジネスマンとたくさんの人たちがいて、かなり賑やかな様子。
料理はどれも絶品で、何度も言いますがイギリスの料理のイメージが完全に変わりました……! イギリスは色々な国の料理を楽しめる国でもあるという新たな発見も。
(特にピンク色のひよこ豆をペースト状にすりつぶしたものが最高に美味しかった)
いよいよ待望のエティハド スタジアムへ!
マンチェスター といえば、そう。サッカーですよね。
サッカーはお金のかからない余暇であり、庶民の街だったからこそマンチェスターでの競技人口が増え、プロスポーツ化の際には、「マンチェスターユナイテッド」と「マンチェスターシティ」という世界的なチームが同じ街で2つも生まれたとのこと。
今回マンチェスターシティのホーム、エティハドスタジアムにて、生でシティの試合を観戦させていただきました。(興奮しすぎて震えてます)
現地スタジアムは、マンチェスターシティのカラーである青色に染まり、シティのユニフォームも1秒ごとにどんどん売れていきます。
(「サッカーのマーケット、とてつもなく大きいワケだ……」と実感)
そしてなんと今回は、写真はNGだったのですがVIP席で観戦させていただくことに……!(私は生き急いでるんですかね? 大丈夫ですかね? と思うくらい最高の場所でした)
また結果は6-1の快勝で、マンチェスターシティのゴールシーンも生で何度も見ることができ、終始大興奮!
サッカーだけじゃない、歴史と今のカルチャーをうまく融合させた街マンチェスターへぜひ!
特に観光スポットに行かなくても、映画の中の主人公になったような気分を味わえる、昔と今がうまくミックスされている街、マンチェスター。
全ての人が平等に教育を受けられる仕組みがあったり、サッカーというスポーツ業界の大きなマーケットを保有しているマンチェスター。
今回は2泊3日でしたが、全然足りないくらいに見どころのある街でした。
みなさんもロンドンに行った際に立ち寄ったり、マンチェスターを目的地として訪れてみたりしてはいかがでしょうか?
ちなみに帰りもエティハド航空を利用。今度はアブダビもトランジットではなく、実際に降りてみたいなと思っています。(※せっかくキャンペーンがあるので……!)
位置的にもユーラシア、アジア、ヨーロッパ、アフリカなどの大陸の中心で、良心的な価格、デザインも乗り心地も全てが揃っている。
そんなエティハド航空は老若男女に自信をもっておすすめします。ぜひエティハド航空で、マンチェスターを満喫する旅を楽しんでみてください!