世界中の人が知っているアメリカの世界遺産と言えば「自由の女神」でしょうか。次は、グランドキャニオン国立公園。その次は…
アメリカには全部で19の世界遺産があるのですが、この2つ以外は日本ではあまり知られていません。しかし、それらの世界遺産にも、世界遺産に登録される背景が必ずあります。
そこで、今回はアメリカの世界遺産9件をご紹介します。残りの10件は世界遺産に登録されている国立公園まとめとして、下記の記事に掲載しているので、気になる方はぜひこちらもご欄下さい。
自由の女神像
アメリカを象徴するシンボルとして、自由の女神像を知らない人はいないでしょう。ニューヨークのリバティ島にあるこの像はアメリカの民主主義と自由の象徴であり、アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから贈られたものです。
小型ヘリでの遊覧観光で空から見下ろす自由の女神像と背景に広がるニューヨークの景色は絶景そのものです。
プエブロ・デ・タオス
先住民が14世紀頃から集落を作って住んでいたタオスでは、今もかつてのままの先住民集落が残されています。住居だけでなく、人々の暮らしも昔のままである伝統的な生活ぶりで、家には電気も水道も通っていません。
日干し煉瓦の四角い家々は、現在も人が暮らす家ではアメリカ最古の家と言われています。1992年に世界文化遺産に登録されました。
・名称:プエブロ・デ・タオス
・住所:120 Veterans Highway, Taos, NM 87571
・地図:
・営業時間:8:00〜16:30
カホキア墳丘群州立史跡
イリノイ州にあるアメリカ先住民の集落遺跡です。最盛期であった12世紀には政治や宗教の中心地となっていた地域で、中でも神聖な場所とされていたモンクス・マウンドは先史時代の最大建築物とされています。
このマウンドは他にも120基ほど発見されており、アメリカ先住民の文化や歴史を知る上で重要とされ、1982年に世界文化遺産に登録されました。
・名称:カホキア墳丘群州立史跡(Cahokia Mounds State Historic Site)
・住所:Collinsville IL USA
・地図:
・営業時間:
・定休日:月曜・火曜
・電話番号:618-346-5160
・公式サイトURL:https://cahokiamounds.org/
チャコ文化
ニューメキシコ州にある北アメリカ先住民のアナサジ族の集落遺跡です。900年から1150年頃にかけて2000人ほどが定住していたとされています。
点在していた集落である巨大な建物は、2階から5階建てで多くの部屋を有しており、地下には食糧貯蔵所やキヴァと呼ばれる宗教的儀式の場が設けられていました。1987年より世界文化遺産として登録されています。
・名称:チャコ文化
・住所:Chaco Culture National Historical Park NM USA
・地図:
・電話番号:+1 505-786-7014
・公式サイトURL:https://www.nps.gov/chcu/index.htm
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園(アメリカ側)
世界で最初の国際平和公園で、アメリカとカナダにまたがって1995年に世界自然遺産に登録されました。二つの国の間の垣根をなくし、自然保護と国際協調のシンボルとなっています。