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ライター

旅と本と世界遺産が好きな会社員、中口直子です。普段は都内のコンサルファームで働きながら、週末や長期休暇に旅をしています。旅の楽しみは、飛行機やホテルで読む本に、世界遺産のまち巡り。日常と非日常を行き来して、頭の中を巡る言葉が次々と過ぎ去っていく感覚が好きです。

皆さん、こんにちは!旅するライターの中口直子です。

今回の舞台は山梨県。富士山にフルーツ、最近だとアニメ『ゆるキャン△』の聖地としても有名ですね。

株式会社ビームスクリエイティブ様提供のプレスツアーにて、南山梨エリアの5町1市(南部町・身延町・早川町・市川三郷町・富士川町・南アルプス市)ならではの朝活を満喫してきました。

プレスツアーの様子をお届けしながら、南山梨の楽しみ方をシェアしたいと思います。

身延山久遠寺で朝のお勤め

朝5時30分、身延山久遠寺にて朝のお勤めが始まります。

LOG身延山久遠寺にて朝のお勤め
身延山久遠寺は日蓮聖人を開祖とする日蓮宗の総本山です。日蓮宗の教えは南無妙法蓮華経を唱えることで救われるというもので、現在日本には約72万人の信者がいるとされています。連日早朝から多くの信者の方が参列していて、なかには外国人観光客も多く見られました。

個人的に驚きだったのは、学生のお坊さんがいらっしゃること。身延山久遠寺の敷地内には身延山高校と身延山大学があり、学生さんが僧侶としての修行を積んでいます。10代のお坊さんが纏う荘厳な空気に、身が引き締まる思いでした。

また身延山久遠寺は桜の名所としても有名です。樹齢400年のしだれ桜が咲き乱れる3月下旬から4月上旬にかけては、桜の見物客のあまりの多さに交通規制がかかるほど。私は残念ながら見頃の時期を外してしまったので、これから訪れる方にはぜひ見頃に合わせていただきたいです。

■詳細情報
・名称:身延山久遠寺
・住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3567
・地図:
・営業時間:5:00-16:20
・定休日:無休
・電話番号:0556-62-1011
・公式サイトURL:https://www.kuonji.jp/

 

『ゆるキャン△』名物の湯葉丼

朝のお勤めを終えて向かったのは喫茶店「園林」。

LOG「園林」の湯葉丼
アニメ『ゆるキャン△』の聖地でもあるこちらの喫茶店で、朝食に湯葉丼をいただきました。

身延湯葉は鎌倉時代から約700年つづく歴史を持つ身延町の代表的な名産品です。「園林」で提供されている湯葉丼も、地元産の身延湯葉と椎茸をたっぷり使っています。冷えた体にあたたかくて柔らかい湯葉の味が染み渡り、スパイスで味変できるのも嬉しいところ。

湯葉丼は勿論、インド仕込みのカレーやコーヒーなどこだわりのメニューをぜひ味わってみてください。

■詳細情報
・名称:園林(おんりん)
・住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3722
・地図:
・営業時間:9:00-17:00
・定休日:なし
・電話番号:0556-62-0046

 

没入感を得る写経体験

朝のお勤めと食事を終えた後は、身延山久遠寺の別館にて写経体験をしました。

LOG写経体験が始まります
お香をつけて体を清めてから写経に取り組みます。

写経とは経典を書き写すという仏教の修行の一環です。元々は印刷技術のない時代に、経典を書き写して仏教の教えを広め、功徳を得るために行われていました。現代では書く瞑想とも呼ばれ、心を整えることができるといわれています。

墨、筆、マスク等一式を揃えてくださっており、複数のお手本から好きなものを選んで始めます。一般的な写経では般若心経が用いられていますが、久遠寺では妙法蓮華経が用いられています。

いざ写経を始めると、経典を一字一字書き写していくうちにだんだん雑念が薄れていき、喧噪から離れて今この瞬間に没入することができました。リラックス効果があるとされ、写経ブームが起きているのも納得の感覚でした。
 

絶景ハイキングで富士山へ

絶景を求めて向かった先は中ノ倉峠。15分ほどハイキングすると、息を吞むほど美しい眺めに出会えます。

LOG雲一つない晴天でした
ここ中ノ倉峠は、日本の象徴として親しまれてきた富士山と本栖湖を一望できる絶景スポットです。

山梨県といえばやっぱり富士山。私も何度か山梨県を訪れましたが、これほど綺麗に富士山を一望できて人も少ない穴場スポットがあるとは初めて知りました。

15分ほどのハイキングとはいえ、山の斜面が険しく息切れする人も続出しました。ですが遊歩道を登りきった先の景色は息を吞むほど美しいので、カメラを片手にぜひ立ち寄ってみてください。
 

道の駅 富士川でお買い物

帰りに寄ったのは「道の駅 富士川」。南山梨の名産品がずらりと並んでいます。

LOG南山梨の特設ブースもあります
ビームスクリエイティブ様による特設ブースでは、南山梨エリアの名産品がずらりと並んでいます。

煎茶やかぶせ茶、フルーツどら焼き、バウムクーヘンなど、南山梨の食材を使ったお土産はどれも美味しそうで目移りします。「道の駅 富士川」内で販売されているマスカットのソフトクリームも絶品で、フルーツ好きにはたまりませんでした。

安定した天候と自然豊かな環境でつくられた南山梨の食が集まっており、旅のお土産選びに外せない場所です。
 

早起きは三文の徳

私は朝に弱いのですが、早起きは三文の徳という教訓をひしひしと痛感したのがこの南山梨の地です。朝4時に起きてお勤めに参加し、写経をし、ハイキングして富士山を眺めてもまだ10時。これほど午前中を有意義に過ごし、1日が長く感じられたのは本当に久々でした。

早起きは三文の徳といいますが、普段ギリギリに起きてしまう私にとっては三文どころか十文くらい徳を得た気分でした。

今回はアクティブな朝活を体験させていただきましたが、クリエイティブな朝も静謐な朝も、十人十色の楽しみ方があるのが南山梨。

美しい自然の恵みを受けた南山梨の朝活ツアーで、あなただけの朝の楽しみ方を見つけてみてください。

ライター

旅と本と世界遺産が好きな会社員、中口直子です。普段は都内のコンサルファームで働きながら、週末や長期休暇に旅をしています。旅の楽しみは、飛行機やホテルで読む本に、世界遺産のまち巡り。日常と非日常を行き来して、頭の中を巡る言葉が次々と過ぎ去っていく感覚が好きです。

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