queenstown
ライター

田舎の古民家で暮らす27歳のマーケター。ゼロ日婚をした夫と2人でニュージーランドにてワーキングホリデー生活を送る。帰国後はフルリモートで会社員をしながら田舎暮らし。趣味は料理で、現地での暮らしや食文化に触れるような旅が好き。「主体的な選択で、幸せな人生をデザインできる人を増やしたい」という想いを胸に発信をしています!

美しい自然が多くの人を惹きつける、ニュージーランド。たくさんの魅力があるからこそ、どこに行こうか迷う方も多いのではないでしょうか?

私はワーキングホリデーで、1年間をこの国で過ごしました。北島から南島まで、ファームステイをしながらさまざまな場所を巡る日々。

「どの街がいちばん良かった?」とよく聞かれるのですが、その”答え”をこの記事ではお伝えしていきます。

「どの街がいちばん良かった?」そう聞かれると、その答えは、やっぱりクイーンズタウン。

ニュージーランドのことをご存知の方であれば、「定番だな」と思われたかもしれません。日本人観光客にも人気で、名前だけは聞いたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

南島の中心にあるこの街は、大自然と新しい都市機能が絶妙に調和した場所です。

ワカティプ湖と周囲の山々に囲まれた景色があまりにも美しく、ヴィクトリア女王にふさわしいと評されたことから、その名が付けられたとか。たしかに、その名前に負けない美しさがあります。

この記事では、そんなクイーンズタウンでのおすすめの過ごし方を、グルメとアクティビティに分けてご紹介します。

きっと、あなたもこの街を訪れたくなるはずです。

クイーンズタウンで味わいたい絶品グルメ

伝説のバーガー、FERGBURGER

湖畔のバーガーPhoto by Yuka
「クイーンズタウンに行ってFERGBURGERを食べないのは、パリに行ってエッフェル塔を見ないようなもの」

そう言われるほど、有名なハンバーガー屋さんがあります。店の前には常に行列ができていますが、回転がとても早く、思ったよりもスムーズに注文できます。

なんと朝7時から深夜2時30分まで営業しているので、早朝や深夜なら比較的空いていることも。(最新の営業時間は、公式サイトやSNSをご確認ください。)

FERGBURGERオープン直後は空いていました
Photo by Yuka

メニューの種類が多く、どれにしようか迷ってしまいますが、どれを選んでも大満足!

定番のビーフはもちろん、ニュージーランドらしいラム肉、めずらしい鹿肉、ベジタリアン向けのメニューもあります。

ボリューム満点のバーガーは、私の顔が隠れるサイズ。半分こしたい場合は、「Pleased cut it in half.」と伝えれば、カットしてくれますよ。

FERGBURGERのハンバーガーPhoto by Atsushi
店内にも席はありますが、私のおすすめは、バーガーをテイクアウトして湖畔で食べること。

お店から3分ほど歩けば、ワカティプ湖の絶景が広がります。クイーンズタウンの創設者とされるウィリアム・リース(William Rees)の銅像を目指して歩いてみてください。

ワカティブ湖の湖畔でPhoto by Atsushi
ただし、空から鳥が狙ってくることもあるので、それだけは注意して!

■詳細情報
・名称:FERGBURGER
・住所:42 Shotover St. Queenstown 9300
・地図:
・営業時間:7:00〜翌2:30
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://fergburger.com/

FERG一族のお店めぐり

FERGBAKERPhoto by Yuka
FERGBURGERの隣には、系列のお店が軒を連ねています。

FERGBAKER(パン屋さん)では、ニュージーランドの国民食であるミートパイを食べてみてください。ラム肉や鹿肉を使ったものから、さつまいもが入った変わり種まで、選ぶ楽しさがあります。

アーモンドクロワッサンPhoto by Yuka
ほかに、個人的におすすめなのは、アーモンドクロワッサン。中に入ったアーモンドフィリングの甘さが、淹れたてのコーヒーに最高に合います。アーモンドクロワッサンが、私の好きな食べ物リスト入りしました。

ジェラートPhoto by Yuka
Mrs Ferg Gelateria(ジェラート屋さん)では、カラフルなジェラートが並びます。味見をしながら選べるので、気になる味を試してみましょう。私はここでキウイ味のジェラートを初めて食べました!ニュージーランドらしさを感じる一品です。

■詳細情報
・名称:FERGBAKER
・住所:40 Shotover St. Queenstown 9300
・地図:
・営業時間:日〜月:6:00〜0:00・金土:6:00〜翌2:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://fergbaker.com/
■詳細情報
・名称:MRS FERG
・住所:40 Shotover St, Queenstown 9300
・地図:
・営業時間:6:00〜23:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://mrsferg.com/

もうひとつのジェラート天国

ANITA GELATOPhoto by Yuka
ジェラート好きなら、後述するゴンドラの乗り場の近くにあるANITA GELATOもぜひ訪れてみてください。おしゃれな店内には大きなガラス窓があり、明るい店内で美味しいジェラートを味わえます。

「ここのピスタチオジェラートが本当においしい!」と地元の方に教えてもらいました。

トッピングが充実していて、見た目も楽しめるところも、嬉しいポイントです。

■詳細情報
・名称:ANITA GELATO
・住所:35 Brecon Street, Queenstown
・地図:
・営業時間:10:00〜22:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://www.anita-gelato.com/our-locations/queenstown-brecon-street/

ニュージーランド製の日本酒「全黒」

全黒の日本酒Photo by Yuka
日本が恋しくなったとき、私たちが訪れたのはクイーンズタウンで作られている日本酒のお店。

ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」にちなんで「全黒」と名付けられたこの酒蔵は、ニュージーランド人の旦那さんと、日本人の奥さんがご夫婦で営んでいます。

お店では様々な種類の試飲ができ、私たちはどぶろくを購入しました。

ニュージーランドに来て10ヶ月が経っていた私たちにとって、久しぶりの日本酒は最高でした。ニュージーランドのキングサーモンと合わると、至福の味です。

■詳細情報
・名称:全黒
・住所:19 Repco Boulevard Queenstown
・地図:
・公式サイトURL:https://zenkuro.co.nz/ja

息をのむ絶景とスリルを体験するアクティビティ

山頂からの眺望を楽しむ

クイーンズタウンゴンドラPhoto by Yuka
クイーンズタウンの魅力は、何といっても周囲の山々から見下ろす景色です。

市街地からゴンドラに乗れば、あっという間に高台へ。山頂からは街全体とワカティプ湖、そして遠くにはリマーカブル山脈まで一望できます。チケットは約5,500円(2025年4月現在)ですが、人気のアクティビティです。

私たちは同じ場所までハイキングで登りました。

片道1時間半ほどの道のりで、かなり急な斜面です。登山スティックがあると安心。達成感もあわせて味わいたい方には、ぜひハイキングをおすすめします。

■詳細情報
・名称:Skyline Queenstown
・住所:53 Brecon Street Queenstown
・地図:
・営業時間:9:30〜21:00
・定休日:なし
・料金:66NZドル(2025年4月現在)
・公式サイトURL:https://queenstown.skyline.co.nz/things-to-do/queenstown-gondola/

初心者向けのハイキングコース

クイーンズタウンヒルのハイキングPhoto by Yuka
もう少し歩きやすい道がいい方には、クイーンズタウン・ヒルがおすすめ。

片道1時間ほどで、木漏れ日の中を歩けます。途中、道に生えるカラフルなキノコを見つけたり、鳥のさえずりを聞きながら進んでいくと、最後には街を見下ろす絶景に出会えます。

キノコハイキングコース沿いに生えている鮮やかなキノコ
Photo by Yuka

こうして街の近くでも自然いっぱいのハイキングコースが充実しているのが、ニュージーランドらしいところです。

■詳細情報
・名称:クイーンズタウン・ヒル
・地図:

一生の思い出になるスカイダイビング

スカイダイビングPhoto by NZONE
クイーンズタウンで私がもっともおすすめするアクティビティは、スカイダイビング!

飛ぶ高さによって価格が変わりますが、一番低いコースなら3万円以下で体験できます。(2025年4月現在)

「一生に一度はやってみたい」と思っていたスカイダイビング。

「どうせなら思い出の詰まった絶景の中で!」と、急に思い立ち、翌日飛ぶことを決めました。計画性のない決断でしたが、今思えば最高の選択でした。

飛行機からの景色飛行機から見下ろす景色
Photo by NZONE

インストラクターがしっかりサポートしてくれるので安心です。小さな飛行機に乗り込み、上昇していくにつれて、窓から見える景色に息をのみます。こんなに高いところから飛び降りるなんて…と、どきどきが募るばかり。

緊張のピークは、自分の前の人たちが次々と飛び出していくとき。そして、ついに自分の番が来ました。安全なポーズをとっていると、あっという間に空中へ!

垂直落下の感覚は、これまでの経験の何にも例えられないものでした。「空を飛ぶってこんな感じなんだ!」と、頭の中で叫んでいたことを覚えています。

山と湖を空から見下ろす景色は、どんな写真よりも鮮明に心に焼き付きました。

パラシュートが開いてからは、ゆっくりと景色を楽しむ時間。インストラクターが、片方の紐を引いてくるくる回る楽しみ方をさせてくれて、スリル満点の時間でした。

追加料金を払って写真と動画を撮ってもらいましたが、私にとってこれは大正解。帰国後、家族に動画を見せて、体験を共有できてよかったです。

■詳細情報
・名称:NZONE Skydive Queenstown
・住所:35 Shotover Street Queenstown
・地図:
・公式サイトURL:https://www.nzoneskydive.co.nz/

何もしない贅沢も魅力

公園からの景色クイーンズタウン・ガーデンズからの景色
Photo by Yuka

クイーンズタウンの魅力は、何もしなくても満喫できるところ。バーガーを食べた湖畔でただぼんやり座っているだけでも、癒されます。

湖畔から続くクイーンズタウン・ガーデンズをゆっくり散歩するのも、心が洗われる体験です。

四季折々の表情を見せる自然、いつも山と湖が織りなす最高の景色が、あなたを待っています。

■詳細情報
・名称:クイーンズタウン・ガーデンズ
・地図:

まとめ:クイーンズタウンのおすすめ

ニュージーランドへの旅行で行き先に迷ったら、まずはクイーンズタウンを訪れてみてください。

美しい自然と美味しいグルメ、そしてさまざまなアクティビティが、あなたの旅をきっと特別なものにしてくれるはず。

私自身、ニュージーランド各地を旅しましたが、クイーンズタウンの魅力は忘れられません。この街で過ごした時間は、私の人生の宝物になりました。

あなたも、クイーンズタウンで自分だけの思い出を作ってみませんか?

きっと、私と同じように「また来たい」と思える場所になるでしょう。

ライター

田舎の古民家で暮らす27歳のマーケター。ゼロ日婚をした夫と2人でニュージーランドにてワーキングホリデー生活を送る。帰国後はフルリモートで会社員をしながら田舎暮らし。趣味は料理で、現地での暮らしや食文化に触れるような旅が好き。「主体的な選択で、幸せな人生をデザインできる人を増やしたい」という想いを胸に発信をしています!

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