ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

「旅は人生を豊かにする」

そんな思いを持つ人が集まるTABIPPOでは、「旅を仕事にする」という選択をしたメンバーが、自分らしいキャリアを築いています。

今回は、TABIPPOの第2編集部「TABIPPO CARAVAN」の立ち上げメンバーとして活躍する吉田実佐子(以後:miii)さんにお話しを伺いました。

TABIPPOにジョインした経緯、CARAVANをどんな思いで立ち上げたのか。

「旅が好き」「旅に関わる仕事がしたい」そんなあなたに届けたい、TABIPPOで働くリアルストーリーをお届けします。

吉田 実佐子
三重県うまれ、気づいたら住民票は茨城県。旅をこよなく愛し、放浪するあまり「どこにいるかわからない」と聞かれる始末。2023年にTABIPPOへジョイン。Instagramでは#miiitrip_〇〇というオリジナルハッシュタグで旅情報を発信中。さつまいもとカヌレ、きらきら光る水面が好き。

「このままでいいのかな?」不安な大学時代。迷いのなかで出会った「POOLO」

 ーmiiiさんがTABIPPOを知った経緯はなんですか?

学生時代からTABIPPOについて知っていました。しっかり関わるようになったのは大学4年生の時に、POOLO2期生として入ってからになります。

吉田

 ーPOOLOに入ろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

大学時代に考古学を専攻していて、そのまま考古学者を目指していたんですが、考古学以外の選択肢も考えたいという思いがありました。就職先は決まっていたんですが、このまま社会人になっていいのかなという迷いがあったんです。

それに、私が大学4年生だった2020年頃は、ちょうどコロナ禍で旅に出られなかった時期でもありました。旅に出られないなかで、「旅が好きな人とつながりたい」「旅のような感覚を日常のなかに取り戻したい」という気持ちもあって、POOLOへの参加を決めました。

吉田

LOGPOOLO同期メンバーとの写真
 ーPOOLOでの活動はどうでしたか?

当時は今とは少し違うカリキュラムで、キャリアデザインコースというものがありました。キャリアについてじっくり考える時間が持てたのはもちろんよかったんですが、それ以上に大きかったのは、そこで出会えた仲間の存在です。

社会に出る直前というタイミングで、いろんな働き方や生き方をしている人たちと出会えたことで、「“好き”を大切にしていいんだ」と思えるようになったし、「私もチャレンジしてみよう」という前向きな気持ちが生まれました。

POOLOで出会った人たちとの関係は、今でも続いています。一緒に旅に出かけたり、何かを企画したり。振り返ってみると、POOLOに飛び込んだことが、人生の歯車を動かし始めた大きなきっかけだったと思っています。

吉田

◆関連特集:《特集》あたらしい旅の学校・POOLO

POOLOから始まった縁。TABIPPOで叶えた自分らしい働き方


 ーそれからPOOLO経由でTABIPPOにジョインされたという経緯でしょうか?

いえ、じつはPOOLOを終えてすぐにTABIPPOに入社したわけではないんです。新卒では別の企業に就職して、会社員として1年半ほど働いていました。

その後、フリーランスとして独立したタイミングで、ちょうどTABIPPOがメディア事業のディレクターやプロジェクトマネジメントを担える人材を探していたんです。声をかけてもらったのと、自分自身も「働き方を変えていきたい」と思っていた時期がちょうど重なって、TABIPPOにジョインすることになりました。気づけば、関わり始めてからもう3年ほどになります。

吉田

ディレクターとしても旅を楽しむmiiiさん

 ーTABIPPOではどのようなお仕事を?

メディア記事の編集や執筆、記事制作に関わるプロジェクトマネジメントがメインですが、業務内容は本当に幅広いです。採用を担当することもありますし、最近では社内の体制づくりにも携わっています。

昨年1年間は、「TABIPPO CARAVAN」という第2編集部を立ち上げ、企画から運営まですべてを担当してきました。

吉田

◆関連記事:【TABIPPO CARAVAN】空港を間違えるなんて他人事だと思っていた。

 ーTABIPPOでの働く環境はどうですか?

とっても働きやすいです!フルリモートで働く場所に制約がないというのはもちろんですが、ひとりひとりが自律していながらも、支え合える関係性があるんです。

言葉にするのが難しいんですが、「上司」「部下」というような上下関係で働いているという感覚は、あまりなくて。それよりも、「旅を広めたい」「旅で世界を素敵にしていきたい」という共通の想いを持った仲間たちと、一緒に活動している、そんな感覚のほうが近いですね。

組織としての役割はあっても、みんながフラットに意見を出し合えて、それぞれの「好き」や「やりたい」が尊重される。そんな環境で仕事ができていることが、とてもありがたいなと思っています。

吉田

旅人たちの声が集う編集部。「CARAVAN」が目指す新しい旅のかたち

 ーTABIPPO CARAVAN はどんな活動をしているんですか。

2024年7月にスタートした「TABIPPO CARAVAN」は、コンセプトを「旅と言葉で巡り、創造が集う場所」とし、TABIPPO.NETの第2編集部という位置づけで活動しています。

CARAVANでは、旅が好きなメンバーたちが自由に記事を執筆し、発信しています。ライター経験の有無に関わらず参加できるのが特徴で、「書くこと」に挑戦したい人が気軽に一歩を踏み出せる場を目指しています。

TABIPPOが掲げる「あたらしい旅」のあり方を、さまざまな視点から届けられるよう、リアルな旅のストーリーを大切にしながら活動を続けています。

吉田

 ーTABIPPO CARAVANを立ち上げたきっかけはなんですか?

TABIPPO.NETの第1編集部では、どうしてもタイアップ案件に沿った記事制作が中心になってしまい、「旅」の自由度を出しにくいと感じていました。もっと等身大の旅の姿や、個人の想いがにじむような発信がしたい。そんな思いから、TABIPPO CARAVANの立ち上げを決めました。

2024年は、コロナ禍が明け、人々がまた自由に旅へと出はじめた時期でもありました。まるで冬眠から目覚めた旅人たちが、再び世界に出ていくようなタイミングでした。

これから旅のスタイルがますます多様化していくなかで、私たちも旅人たちともっと深くつながりたい。そんな思いも込めて、CARAVANはスタートしました。

吉田

LOGCARAVANメンバーとのキックオフ
 ーまさにCARAVANの名前に込めた思いそのものですね。

はい、CARAVANは「隊商」を意味しています。隊商というのは、荷物を運ぶ旅の集団のことで、昔、商人だけでなくいろんな職業の人たちが一緒に旅をしていたそうです。彼らが移動先で新しい文化や交流を生み出したといわれています。

だから、「旅が好きな人たちがそれぞれの想いを伝えていける場にしたい」という思いを込めて、TABIPPO CARAVANと名付けました。

吉田

 ーmiiiさんは「TABIPPO CARAVAN」ではどのような役割を?

立ち上げ当初は、ほぼひとりで運営を担当していました。記事編集に加えて、スキルアップのための勉強会の企画、コミュニティの活性化など……編集ディレクターであり、コミュニティマネージャーでもあるような役割でしたね。

現在は、記事の編集は第1編集部の担当に、コミュニティの盛り上げはCARAVANメンバーに業務としてお願いしながら、私は全体の企画設計や進行管理を担当しています。運営体制は少しずつ変化していますが、引き続きCARAVANの成長に向けた新しい取り組みも模索しているところです。

吉田

 ー立ち上げを振り返ってみて、どんな1年でしたか?

正直、大変なことだらけでした(笑)何も決まっていないところからのスタートで、本当にゼロから作り上げたプロジェクトだったので。正解もなければ、進め方も手探り。これで本当にうまくいくのか?という不安と向き合いながら、メディアチームに相談しつつ少しずつ形にしていきました。

でも同時に、その「大変さ」がやりがいにもなりましたね。「自分が良いと思うものを世の中に生み出す」というクリエイティブなプロセスが、やっぱり私は好きなんだなと改めて感じました。

探り探りだったのもあったので、CARAVANメンバーにとっては「想像以上に整ってないじゃん!」と驚かせてしまった部分もあったと思います。それでも1年間、一緒に記事をつくり、旅の魅力を発信し続けてくれたことに、本当に感謝しています。

吉田

◆関連記事:旅の総合WEBメディア 第2編集部を立ち上げる 1期メンバーの募集開始

「旅好きが集う自由な場」TABIPPO CARAVANメンバーへの想い

 ーCARAVANメンバーにはどのような想いがありますか?

旅好きで個性豊かなメンバーが集まってくれていて、書かれる記事ひとつひとつに「その人らしさ」が本当に表れているんです。記事を読んでもらえれば、すぐにその魅力が伝わるはずです。

私は、ここで書いた記事がメンバーにとって次のステップにつながるようなものになってほしいと思っていて。できる限り自由度は保ちつつ、丁寧に編集も入れていくようにしています。

少しおこがましいですが、せっかく集まってくれたメンバーだからこそ、みんなをライターとして育てていきたいという気持ちもあります。そしてゆくゆくは、TABIPPOのなかでも安心して仕事を任せられるような存在になってもらえたら、と考えています。

また、ライティングに限らず、CARAVANという場を「実験の場」として使ってもらえるように、さまざまな挑戦ができる空気づくりを大切にしています。たとえば、コミュニティマネージャーも交代制で募集するなど、メンバーが運営に関わる機会もつくっています。

吉田

◆TABIPPO CARAVANメンバーが発信する記事はこちら

 ーもうすぐ立ち上げから1年となる「TABIPPO CARAVAN」。今後の構想はありますか?

今後は、メディアで記事を書くことにとどまらず、もっといろんなことを「共創」していきたいと考えています。これは私の個人的な妄想なんですが、いつかメンバーと一緒に紙媒体を発行できたら面白いなと思っていて。それから、世界各地に住んでいるメンバーも多いので、みんなで集まって合宿をしたり、一緒に旅に出かけたり。そんな「リアルでのつながり」もどんどん形にしていけたらうれしいですね。

吉田

ーCARAVANがこれから何を創っていくのか、楽しみです!ありがとうございました!

旅と、自分らしいキャリアを重ねながら共に成長していく

「旅が好き」「書くことに挑戦したい」そんな思いを持つ人たちが集い、共に学び、成長していく場所、「TABIPPO CARAVAN」。

miiiさん自身も、迷いながらも旅を手放さず、自分らしい働き方を模索してきたひとりです。そんな彼女が生み出したのは、ただ記事を発信する場ではなく、旅と仕事を通じて、自分とつながり直すための場でもあるのかもしれません。

これからも、もっと自由に。もっと多様に。

CARAVANがどんな景色を見せてくれるのか、TABIPPOの新しい旅のかたちに、ますます目が離せません。

Photos by TABIPPO

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ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

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