ライター

東京都出身。大学在学中にNZ留学、卒業後は英国大学院修了。写真、島、一人旅好きな会社員。  休日はフィルムとデジタルのカメラを抱え各地で撮影。海外の友人おすすめの場所を訪ねたり、国内の癒し旅にも出掛ける。

皆さんは、喧騒から離れて静かに過ごしたいなあと思うことはありますか?

私は普段東京で会社員をしており、ちょっとした時間に素敵なレストランで友人とご飯やアフタヌーンティーを楽しむのも、ビルに囲まれた公園でゆっくり一人で写真を撮るのも大好きですが、ふと、「ああもう誰もいないところに行きたい!自然に塗れたいー!」と思うことがあります。

でも、都内やその近郊は、最近インバウンドの影響もありどこも混んでいますよね。地方に行っても思っていたよりも人が多くて休めないからどこに行って良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そんな私と同じ悩みを持つあなたにおすすめなのが、本土から30分で行ける「日本のハワイ」八丈島です!

今回は、今年3月に2泊3日で行った八丈島一人旅をご紹介します!

八丈島ってどんな島?

八丈富士の中腹から見た島の綺麗な海
八丈島は、都心から290km離れた、東京都に属する離島です。

本土からの交通手段は2通りあり、竹芝桟橋から大型船で約10時間20分、羽田空港から約55分でアクセスが可能。

特産品は、くさや、明日葉など。伝統工芸品の黄八丈という日本三代染め物の素敵な絹織物も有名です。

黄八丈に使用される糸
そして、皆さん大好きな温泉もあるので、観光で疲れた体をしっかり癒すこともできます!

私の今回の目的は主に3つ!

・自然やローカルな街並みの写真を撮って撮って撮りまくる!
・映画名探偵コナン『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の聖地をめぐる!
・八丈富士登山とお鉢巡りをして、火口の浅間神社にお参りへ!

合間に可愛い牛や飛行機の発着を見られる牧場や、地元の牛乳を使った美味しいソフトクリームを食べられるカフェ、そして旅に欠かせないローカルフードとお酒を挟みながら、八丈島の魅力がぎゅっと詰まった旅をしてきました!

私は毎回カメラを沢山抱えて旅に行くので、デジタル・フィルム、カラー白黒、色々な写真を織り交ぜながら魅力をご紹介します!

【1日目】羽田から八丈島へ!初日から推し活・写真・美食を楽しむ!

ホテルの目の前にある牧場
私は船旅も大好きなのですが、今回はささっと島に行きたい!と思い、往復飛行機にしてみました。

羽田からは毎日ANAが朝昼夜の3便運行しています。私はホテルのチェックインまでそこまで時間をあけたくなかったので、12:55羽田発の便で向かいました。

左の窓側に座ったのですが、島に近づくとこんな光景が!まるでジュラシックパーク!

奥に見えるのが八丈富士、手前は八丈小島
ここから今回の旅へのワクワクが止まりませんでした!

コナン達が泊まったレトロホテルにステイ

到着後はホテルの送迎でお宿へ。映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の中でコナン達が宿泊したホテルの舞台になった、リードーパークリゾート八丈島へ宿泊しました。

映画で見覚えのある方も多いのでは!
赤い屋根がトレードマークの可愛いホテルです。目の前にはグループ会社が経営している直営牧場があり、道からも可愛い牛を見ることができます。

お部屋には丸いバルコニーがあり、海を見渡せます。逆側は八丈富士ビューになっています。

暗くなってくると船がポツンと見える
レトロですが、綺麗で広々した素敵な空間。

このホテルは市街地から離れているので、基本はタクシー移動がおすすめ。自転車も有料で借りれますが、私は風が強く安全のため断念しました。

ここではコナンの歴代のDVDや漫画を宿泊者向けに無料で貸し出しており、コナン好きは部屋でお篭り推し活ステイも可能です。

■詳細情報
・名称:リードパークリゾート 八丈島
・住所:〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根5392
・地図:
・公式サイトURL:https://lidohotels.jp/park/

映画で有名なあのスポットへ

お散歩中に可愛い猫ちゃんに遭遇
一旦荷物を預け、外へ。

ホテルから少し歩き、小道の道路に薄く手書きで書かれた矢印を辿り、人気の無い廃墟の合間を縫って崖の方まで降りていくと、

映画をご存じの方は感動のあの光景が目の前に……!

この左下のベンチ、見覚えありませんか??
実際は背景が少し違いますが、ここで灰原にコナンがメガネを渡したのか……と一人でしばらく余韻に浸っていました。

映画を知らない方でも、目の前の荒々しい海や、人のいない道を冒険気分で歩きながら写真を撮るのも楽しいと思います!人気(ひとけ)が少ないのと、高い崖になっていますので、十分注意して行かれてくださいね。

■詳細情報
・名称:海辺のベンチ
・住所:〒100-1511 東京都八丈町三根
・地図:

市街地で美味しいカフェで一休みしてから歴史地区巡り

大里の玉石垣の道
タクシーで市街地へ。流しもいますが、地元のタクシー会社さんの番号を登録して呼べるようにしておくのが便利です。

バスはルートが限られるのと、本数が多くないので、行きたいところが沢山ある方はタクシーで効率的に回りましょう!

まず向かったのは、八丈島ジャージーカフェ。宿泊ホテルの前にある牧場が経営しています。ソフトクリームとカフェオレは、移動で疲れた体に染みわたるおいしさ。

あまりのおいしさにカメラで撮るのを忘れました笑

■詳細情報
・名称:八丈島ジャージーカフェ
・住所:〒100-1401 東京都八丈島八丈町大賀郷2370-1
・地図:
・公式サイトURL:https://www.hachijo-milk.co.jp/jerseycafe

再びタクシーを呼び、次の目的地である大里の玉生垣へ。大賀郷エリアという、中心地からは少し離れたところにあります。

海の方から昔の罪人が運んで作ったそうです
今でも綺麗に積まれてます
ここには伝統的な石垣が積まれた道が続き、八丈島の歴史を感じられるのと同時に、写真スポットも多いです。

■詳細情報
・名称:大里の玉生垣
・住所:〒100-1401 東京都八丈町大賀郷1129
・地図:
・公式サイトURL:https://www.hachijo-milk.co.jp/jerseycafe

今回は時間の都合で省きましたが、石垣以外にも昔の住居跡など、歴史的な場所が多くある場所です。1日目はここからホテルにタクシーで戻り、夕食もホテルで。

またもや食事に夢中で携帯の写真しか残っていなかった明日葉ビール
美味しい懐石料理と、緑色でほろ苦い明日葉ビールで締めくくりました。

【2日目】ガイドさんによる八丈島自然スポット巡りと写真散歩

2日目と3日目は同じガイドさんを予約しました。

お世話になったのは、晴花日(ハレカヒ)さん。

公益社団法人日本山岳ガイド協会の資格を持っていらっしゃるガイドさんが、島の歴史や自然を丁寧に案内してくださいます。

今日は半日で、八丈富士中腹のふれあい牧場、裏見ヶ滝、南原千畳岩海岸に連れて行っていただきました。

写真映え抜群!可愛い牛と景色に癒される、ふれあい牧場

八丈富士中腹にあるふれあい牧場
ここは八丈島の中でも私のお気に入りスポットになりました。緑、海、山、牧場、と、どれも写真映えしていつまでもいたいくらいでした。

後ろには高い八丈富士、前には海と島が広がり、とにかくスッキリした気持ちになることができます。まっすぐ続く道を歩いた先には、八丈島を見渡せる展望台があります。

運よく飛行機が飛び立つところも見られました
ここからは、八丈島を飛び立つ飛行機の離陸を何にも遮られず見ることができるので、飛行機好きにもおすすめのスポット。

牛達にはそれぞれ名前がついており、ガイドさんによると、島の人の名前だったりするそうです笑

ある程度の年齢になると本土の牧場へ移されていくらしく、少し悲しい気分になりましたが、海をバックに緑の中で生き生きと育つ牛達は、写真を撮るにも最高ですし、見ているだけでも非日常を感じることができる場所です。

小さな資料館も併設していますので、ぜひそちらにも入って、八丈島の歴史を感じてください。

■詳細情報
・名称:ふれあい牧場
・住所:〒100-1401 東京都八丈町大賀郷5627-1
・地図:
・公式サイトURL:https://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/sankan/sankan_fureai.html

自然にどっぷり。裏から滝を見られる裏見ヶ滝

裏見ヶ滝へ行く途中には深い緑が広がる
中之郷エリアは、落ち着いて自然もあふれるのどかな地区です。今回は、裏見ヶ滝へ。豊かな自然の中、細い一本道を歩いて行きます。

観光名所である程度は整備されていますが、上り下りがあったり、地面がぬかるんでいることもあるので、スニーカーがおすすめです。

大体10〜15分ほど歩くと、道が滝の裏を通れるようになっています。勢いよく水が滴り落ちており、真裏は少し濡れるかもしれません。私が行った時は、ちょうど日の光が滝の水に反射し、カメラが濡れないよう気をつけながら写真を沢山撮りました。

滝を真裏から見ることができます
滝の水が落ちる心地よい音と、手付かずの緑に囲まれ、美味しい空気を吸って落ち着ける場所でした。

■詳細情報
・名称:裏見ヶ滝
・住所:〒100-1623 東京都八丈町中之郷
・地図:
・公式サイトURL:https://www.hachijo.gr.jp/nakanogo/
ライター

東京都出身。大学在学中にNZ留学、卒業後は英国大学院修了。写真、島、一人旅好きな会社員。  休日はフィルムとデジタルのカメラを抱え各地で撮影。海外の友人おすすめの場所を訪ねたり、国内の癒し旅にも出掛ける。

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