ラオス、ルアンパバーン
ライター

旅好き婦人科Nurse|世界遺産検定準1級|女子旅&ひとり旅がメイン|24ヵ国60都市|仕事も旅も全力|有給フル活用で旅に出ています

日本人にはまだまだ認知度が低いラオス。ラオスの首都は世界一何もないと言われているのをみなさんご存知ですか?

そして街全体が世界遺産となっている都市もあり、バックパッカーから高い人気を集めています。

果たしてそれは本当なのか?

旅に出る前にリサーチをしてみると、確かに観光スポットがあまり出てこない。今回の旅では首都ヴィエンチャンに2泊、世界遺産の都市ルアンパバーンに3泊の予定です。
実際にラオスはどんな国なのか、自分の目で確かめてみよう!という気持ちで旅に出ました。

そんな気になるラオスの首都はヴィエンチャンという都市。

セントレアでチェックインをしている際に、カウンターで対応してくれたお姉さんがヴィエンチャンってどこ?と上司の方に聞いていたのを見て、そんなにマイナーな都市なのか?と思ってしまいました。

私はどっちかというとメジャーな場所よりマイナーな場所が好き。だから、空港のスタッフですら知らないそんなマイナーな場所へこれから行くのだと思うとなんだか少しワクワクしてきたのでした。

世界一何もない首都ヴィエンチャンを観光

セントレアからベトナムのハノイ経由でヴィエンチャンに到着。行きの飛行機が遅延し、あやうく乗り継ぎに失敗しそうになりながらも、なんとか予定通り無事に到着。ひとり旅なのでちょっとしたトラブルもドキドキします。そんなトラブルも旅の醍醐味です。

ヴィエンチャンの観光スポット

ラオス、寺院仏教寺院タートルアン
ヴィエンチャンには2泊したのですが、結論から言うと、何もないことはなかった!

私が観光したスポットはタートルアン、ワットミーサイ、ワットシームアン、パトゥーサイ。ちゃんと観光スポットあるじゃん!というのが私の本音。とはいえ、すごく見応えがあるわけではないのですが、ラオスは仏教なので基本的に寺院が多いです。他にもナイトマーケットやショッピングセンターもありました。

ラオスはパンがおいしい

ヴィエンチャンのベーカリーヴィエンチャンのベーカリー、ラ・テラス
ラオスはフランスの植民地ということもあって、パンがおいしい。ベトナムに行った時もそうでしたが、ラオスも同じく。パン好きな私としては嬉しすぎます。

人気のベーカリーレストランでモーニングを食べたのですが、ここはラオスなのか?と思うくらいのクオリティでした。またパンを2つテイクアウトして、あとで食べるのが楽しみー!とこの時は思っていました。

ヴィエンチャンは1-2泊で十分楽しめる

ラオス、風景ヴィエンチャンのホテルからの風景
今回、私はヴィエンチャンに2泊ステイしました。初日の夕方ヴィエンチャンに到着し、2日目に1日観光、3日目は昼前に次の都市へ移動といったスケジュールだったので、観光時間は実質1日半程度でした。もし初日の昼前に着くのであれば1泊でも十分かと思います。

街全体が世界遺産の都市ルアンパバーン

ワットタイ空港
首都ヴィエンチャンを出発し、ルアンパバーンへ空路で移動。今回は飛行機でたった1時間で行くことができましたが、電車での移動もできます。ご参考までに。

私は世界遺産が好きなので、街全体が世界遺産ってどんな雰囲気なんだろう?ととても楽しみにしていました。世界遺産検定準1級を取得しているのですが、学んだ遺産を実際に自分の目で見れると思うとワクワクする気持ちしかありません。

街がとてもコンパクト

ラオス、ルアンパバーンプーシーの丘から見たルアンパバーンの街
ルアンパバーンの市内はとてもコンパクト。端から端まで歩いても片道30分ほどで移動できるほどの距離です。

行きたい場所が点在していると回りにくかったり、タクシー移動になってしまいがちですが、全然歩ける距離なので、私はほぼタクシーの乗らず歩いて観光していました。海外では目に映るものすべてが新鮮なので街歩きするだけでとっても楽しいですよね。

ルアンパバーンの街は静かで穏やかで人が優しい。とくにこれといって何もないけど、それがなんだか居心地よく感じました。

アジアあるある虫問題

ラオス、ホテルルアンパバーンのホテルのお部屋
ヴィエンチャンとルアンパバーンに泊まったホテルは4つ星のホテルを選びました。やはり気になるのが虫出没問題。

ヴィエンチャンのホテルは部屋に入った瞬間ブーンと聞こえて、あぁ嫌だなと思ったのですが、ルアンパバーンのホテルは見た感じいなさそう、よかった!とホッとしたのも束の間。

私がラオスに行った7月は雨季でルアンパバーンに着くと滝雨。この日は台風の影響もあり、雨が止みそうにないので、ホテルにチェックインして荷物を置いて、ヴィエンチャンでテイクアウトしたパンも棚の上に置いて夜ごはんを買いにスーパーへ出かけました。

部屋に帰ってきて、買ったパンを食べようと思ったら、なんと!

パンが入っている紙袋に大量のちっちゃい虫が群がっています。その時の私には100匹以上いるように見えました。

ギャー!!!と大声で叫びながら、持っていた蚊よけスプレーをかけると、虫が一目散に棚の後ろに逃げていきました。もうショックと恐怖で呆然としてしまいました。

食べるのを楽しみにしていたパンは私の口に入ることはなく、ただただとても悲しい気持ち。そして虫が逃げた棚の後ろはどうなっているんだ?またどこかのタイミングで出てくるかと思うと、ここで3泊ステイすることに恐怖を感じたのを覚えています。

虫が大嫌いな私にとってはこの旅一番ショッキングな出来事でした。

アジアは虫がたくさんいると分かっていても、やっぱり得意にはなれません。

雨季のラオスはすごかった

ルアンパバーンの有名な観光スポットにクアンシーの滝があります。市内から車で50分ほどの距離にあります。郊外にあるため自力で行くことは難しいので、ホテルから送迎付きのツアーに参加しました。

この滝の推しポイントはキレイなターコイズブルーが見れること。水着を着て水遊びしたりする人も多いようで、その様子はツアー写真やSNSを見て想像していました。

実際に到着してみると、目の前に飛び込んできたものは想像通りのキレイなターコイズブルー!ではありませんでした。

これが実際の写真です。

クアンシーの滝(雨季ver.)
これ同じところなの?と言いたくなるくらいでした。雨季で滝の水量がえらいことになり、濁流と化していました。

とはいえ、こんな滝を観れるのもきっとこの雨季のタイミングでしか見れないと思うと、それはそれで貴重なおもしろいものを見れてラッキー!という気持ちになりました。インスタのストーリーで投稿したら、みんなからたくさんのリアクションをいただきました(笑)

今度行くなら次は乾季に来よう!そう思って滝を後にしました。

ラオスに来て感じたこと

メコン川サンセットクルーズにて
ヴィエンチャン同様、ルアンパバーンにもナイトマーケットがあり、まさに私が泊まっているホテルの近くだったので毎日遊びに行ったのですが、そこで感じたことがあったのでお話しさせてください。

ラオスは家族経営のレストランが多い印象で、実際に私がごはんを食べに行ったランチのお店もそうでした。まだ幼い小学生くらいの子供がオーダーを取ったり、会計をしたり。

そしてナイトマーケットでは各家庭が夕方からテントを張り、お店の準備をします。暗くなり始める18時頃にはたくさんのテントが立ち並び、商品が陳列されていました。

そこではビアラオTシャツやモン族が作った刺繍入りのポーチなどが人気で、私もお土産にいくつか購入しました。他にも食品やカゴバッグ、絵などが売られていました。

私が購入していたお店では、お母さんが接客している横にベビーが寝ていました。親だけではなく、小さな子供も一緒にお店にいるのです。接客している子供もいます。

ラオス、ナイトマーケットナイトマーケットでの購入品
そして、ナイトマーケットで買い物を終えて帰ろうとしたところ、一番端のエリアでバナナを売っているお店がありました。母親が生後まだ間もないベビーを抱っこして。

他のお店とは違い、お金がないのかちゃんとしたテントがないため、レジャーシートを敷いて傘をさしていました。雨が強く降っているので、そんな小さな傘では雨をしのげるわけもなく、レジャーシートはびしょ濡れで、濡れていないのは母親に抱き抱えられているベビーだけ。母親も足先は濡れてしまっています。

そして、その付近で小さな傘をさして、手にバナナ1房を持って歩いている、3〜4歳くらいの女の子がいました。

その光景を見て、なんともいえない気持ちになりました。改めて、日本はとても恵まれている、同じアジアなのにどうしてこんなに生活環境が違うのか。そんな事実に目を背けてしまいたくなります。そして、日本でよく募金活動が行われていますが、大前提としてもちろん募金も大事だけど、現地に行って現地で直接お金を落としてダイレクトに目の前の人に届けることが大事なのではないかと思いました。

最後に

ラオス
行くまではどんな国なのか想像ができなかったラオス。でも実際に行ってみたからこそ知れたこともたくさん。

そして、しっかりこの目で見たものや心で感じたものを忘れずに焼き付けておこう、そして、これからもまだ訪れたことのない場所へ行って、実際に自分の目で見たことや感じたことを私の言葉で伝えていきたいと思いました。

All photos by Yuka Sano

ライター

旅好き婦人科Nurse|世界遺産検定準1級|女子旅&ひとり旅がメイン|24ヵ国60都市|仕事も旅も全力|有給フル活用で旅に出ています

RELATED

関連記事