ライター
REINA TABIPPO CARAVAN

ロンドン在住の放浪薬剤師。スイス・北日本出身。 基本的に住所不定で、旅するように生きている。 世界中のおいしいもの・楽しいこと・ワクワク探しが大好き。 某芸術大の学生でもあり、アートギャラリーでぼうっとする時間が幸せ。

旅は、慌ただしい日常からふっと抜け出して、自分のペースに戻るための時間。

誰にも気を遣わず街を歩いていると、不思議と心もやわらかくほぐれていく。

そんな一人旅だからこそ、私は毎回「ゆるく、小さなルール」を決めて出かけます。予定を詰め込まず、自分の感覚にまかせて過ごす旅が好き。

今日はそんな旅を、より心地よくしてくれる3つの決めごとを紹介します。

「こんにちは」と「ありがとう」だけは、現地の言葉で伝える


言葉が話せなくても、「Hello」「Bonjour」「Gracias」など、挨拶と感謝のひとことだけは、その国の言葉で伝えるようにしています。

笑顔と一緒にその言葉をかけると、それだけでぐっと心の距離が近づく気がするんです。ときには道を教えてくれたり、ちょっとした会話が始まったりすることも。

「言葉が通じる」ことより、「気持ちが伝わる」ことが大切なんだなと、旅を重ねるたびに感じています。

おみやげは、マグネットをひとつだけ

haribo
ハリボーミュージアムでの1枚

お土産はひとつだけ、マグネットを買うのがわたしのルール。観光地の売店やローカルマーケットで、お気に入りを探すのが密かな楽しみです。

おしゃれなものも、ちょっとダサくて愛嬌のあるものも、ぜんぶ愛おしい。持ち帰って冷蔵庫にぺたっと貼れば、その都市の記憶が、目に見えるかたちで日常に残ります。

たくさんはいらない。ひとつだけ、その場所を思い出せるものがあれば、それで充分なんです。

とはいえ、可愛いものがたくさんの場所ではルールを破ってしまうことも(笑)ケルンのハリボーミュージアムでは可愛いものがたっくさん。ルールはゆる〜く、守れる時だけで良いんです(笑)

その日の気持ちは、その日のうちに書いておく

londonpark
旅の中では、気持ちの変化や出来事がとても豊かに動いていきます。

どんな景色を見たか、どんな些細なことが心に残ったか。その瞬間をなるべく早くメモに残しています。あとから読み返すと、そのときの空気や気持ちまで、文字の中からふっとよみがえってくるから不思議です。

とくに一人旅では、自分との会話がいちばんの旅の思い出。小さなノートやスマホのメモに、少しずつ心の記録を残すようにしています。

一人旅がくれる、やさしい気づき

旅は、どこか遠くへ行くことだけじゃなく、ほんの少し「自分に戻る時間」をつくること。

誰とも比べず、何も急がず、自分のペースでいられるのが一人旅の魅力です。

だからこそ私は、この3つの小さな決めごとを、これからもそっと持ち歩いていきたいと思っています。

All photos by Reina

ライター
REINA TABIPPO CARAVAN

ロンドン在住の放浪薬剤師。スイス・北日本出身。 基本的に住所不定で、旅するように生きている。 世界中のおいしいもの・楽しいこと・ワクワク探しが大好き。 某芸術大の学生でもあり、アートギャラリーでぼうっとする時間が幸せ。

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