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ライター

標高500mの高原にあるキャンプ場で働く一方、1年間で47都道府県を巡る旅人として、人や文化との出会いを大切にしながら、その魅力を文章や写真、企画で発信。日常に旅の視点を取り入れ、出会いと発見をつなぐ場づくりや物語づくりに取り組んでいる。

あなたには旅のマイルールがありますか?持ち物・ルーティーン・お土産を買うなど……

ルールは人それぞれ。今回は年間90日旅をしている自分のマイルールを紹介していく。

ルール1|ワクワクしない旅にはいかない

自分が旅をするなかでだけ2つ、マイルールがある。

ひとつ目は、「ワクワクしない旅にはいかない」ということ。

以前は、せっかくの休みだからと予定をたくさん詰め込んで、有名な観光地を一気にまわるような旅をしていた。


SNSで人気の場所に行ってみたり、誰かに勧められたから立ち寄ったり。もちろんその旅も楽しいけれど、振り返ってみるとあまり記憶に残っていない。

写真フォルダには映える景色が並んでいるのに、「あの旅で自分が何を感じたのか」が思い出せない。そんな経験から気づいたのは、自分が心からワクワクしないと旅はただの移動になってしまいワクワクしないことに気がついた。

ルール2|自分の感情に正直に

私は「楽しそう」「行ってみたい」と思えない旅はしないようにしている。時間もお金も限られている。

だからこそ自分の感情に正直でありたい。流行や誰かの価値観に合わせるのではなく、自分の直感をいちばん大事にすることが、旅を特別なものに変えてくれると信じている。

cafe
実際、直感に従って歩いた先で思いがけない景色に出会ったり、偶然入ったお店で地元の人と話が弾んだりする瞬間が、旅のハイライトになることがよくある。

例えば、予定にはなかったがふらっと街のカフェに入ってみた。店主の人や常連のお客に声をかけていただき話が弾み、そして注文したカフェラテを口にした時はとても幸せだったのを覚えている。

ガイドブックに載っているだけでなく直感でいくお店が旅の思い出に深く刻まれた。

楽しく旅を続けていこう

一方で、直感を無視して「とりあえず有名だから」と訪れた場所は、どうしても思い出が薄いまま終わってしまっている。旅はどれだけ「行った」かではなく、どれだけ「感じた」かが大事なんだと、その経験から強く思うようになった。

私にとって旅は、心が動く瞬間を探しにいくもの。

そのために決めているルールはいつもシンプル。

「ワクワクしない旅はしない」「直感を信じる」

この2つのルールがあるから、旅はいつも自分らしく、忘れられないものになります。予定や効率に縛られるのではなく、自分の感情に正直に旅を楽しむ。

これが、私が大切にしている旅のスタイル。

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ライター

標高500mの高原にあるキャンプ場で働く一方、1年間で47都道府県を巡る旅人として、人や文化との出会いを大切にしながら、その魅力を文章や写真、企画で発信。日常に旅の視点を取り入れ、出会いと発見をつなぐ場づくりや物語づくりに取り組んでいる。

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